Users Guide
データのリカバリ
トピック:
• リカバリの管理
• スナップショットとリカバリポイント
• データのリストア
• Windows マシンの Bare Metal Restore について
リカバリの管理
Rapid Recovery Core では、リカバリポイントから物理または仮想マシンに対して、データの回復またはマシンの復元を瞬時に行う
ことができます。リカバリポイントには、ブロックレベルでキャプチャされたエージェントボリュームスナップショットが含まれ
ます。これらのスナップショットはアプリケーションアウェアであり、すべての未処理トランザクションと進行中トランザクショ
ンのログが完了し、キャッシュがディスクにフラッシュされてから、スナップショットが作成されます。アプリケーションアウェ
アのスナップショットと Verified Recovery を使用することにより、次を含む複数のタイプのリカバリを Core で実行できます。
● ファイルとフォルダのリカバリ
● Live Recovery を使用したデータボリュームのリカバリ
● Live Recovery を使用した Microsoft Exchange Server および Microsoft SQL Server のデータボリュームのリカバリ
● Universal Recovery を使用したベアメタル復元
● Universal Recovery を使用した異種ハードウェアへのベアメタル復元
● 仮想マシンへのアドホックおよび継続エクスポート
スナップショットとリカバリポイント
このセクションでは、Rapid Recovery により生成されたスナップショットとリカバリポイントを使用し、管理する方法を説明しま
す。リカバリポイントのマウント、表示、強制実行のほか、移行および削除についての情報が含まれています。
スナップショットとリカバリポイントの管理
リカバリポイントは、個々のディスクボリュームを取得したスナップショットの集まりで、リポジトリに保存されます。スナップ
ショットでは、所定の時点でのディスクボリュームの状態が取得および保存されるため、データを生成するアプリケーションはその
まま使用できます。Rapid Recovery では、スナップショットの強制、スナップショットの一時停止、およびリポジトリ内の現在の
リカバリポイントのリスト表示のほか、必要に応じてリカバリポイントの削除を実行することができます。リカバリポイントは、
保護対象マシンをリストアしたり、ローカルファイルシステムにマウントしたりするために使用します。
Rapid Recovery でのスナップショットのキャプチャはアプリケーションアウェアで、ブロックレベルで行われます。つまり、すべ
ての未処理トランザクションと実行中のトランザクションのログが完了し、キャッシュがフラッシュされたあと、スナップショッ
トが作成されます。
Rapid Recovery はマウントされているボリュームが持つ低レベルボリュームフィルタドライバを使用し、次に行われるスナップシ
ョットのブロックレベルの変更をすべて追跡します。Microsoft Volume Shadow Services(VSS)は、クラッシュ整合性のあるアプ
リケーションスナップショットを容易に作成できるようにします。
保護対象マシンのリカバリポイントページの表示
保護対象マシンのリカバリポイントの完全リストを表示するには、次の手順を実行します。
メモ: DAG または CCR サーバークラスタからデータを保護している場合、関連するリカバリポイントはクラスタレベルでは表
示されません。これらは、ノードレベルまたはマシンレベルでのみ表示されます。
1. Rapid Recovery Core Console で、リカバリポイントを表示する保護対象マシンに移動します。
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