Users Guide
○ BMR を実行する Linux システムには、リカバリポイントのソースボリュームと同じパーティションが必要です。必要に応じ
て、ターゲットシステムで追加のパーティションを作成しなければならない場合があります。「宛先ドライブでのパーティシ
ョンの作成 、p. 261」を参照してください。
○ 手動 BMR を実行する場合は、まずパーティションをマウントする必要があります。「コマンドラインからのパーティション
のマウント 、p. 263」を参照してください。パーティションのマウント手順は、コマンドラインから BMR を実行するプロセ
スに含まれています。「コマンドラインを使用して Linux マシンに対して Bare Metal Restore を起動する 、p. 264」を参照して
ください。
Core Console から BMR を実行する場合に自動パーティション分割を使用する場合は、パーティションをマウントする必要は
ありません。Rapid Recovery で、復元中のリカバリポイントに含まれているのと同じパーティションが復元されます。
● Linux 用の Bare Metal Restore の起動。Live DVD ブートイメージから宛先マシンを起動したら、BMR を起動できます。Rapid
Recovery ユーザーインタフェースからこの操作を実行するか、local_mount ユーティリティを使用したコマンドラインから行う
かによって、必要なタスクが異なります。「Linux 用の Bare Metal Restore の開始 、p. 263」を参照してください。
○ Core Console を使用する場合は、Core のリカバリポイントからリストアを開始する必要があります。「リカバリポイントの
選択と BMR の開始 、p. 254」を参照してください。
○ Core Console を使用する場合は、UI からボリュームをマップする必要があります。「Bare Metal Restore のボリュームをマッ
プについて 、p. 254」を参照してください。
○ コマンドラインから復元する場合は、必要に応じて、画面ユーティリティを使用するとターミナルコンソールでのスクロール
機能および表示機能を拡張できます。このユーティリティはデフォルトで開きます。閉じた場合は、再起動できます。詳細
については、「Screen ユーティリティの開始 、p. 264」を参照してください。
○ local_mount を使用する場合は、すべてのタスクがコマンドラインで実行されます。詳細については、「コマンドラインを使
用して Linux マシンに対して Bare Metal Restore を起動する 、p. 264」を参照してください。
● Bare Metal Restore の確認。Bare Metal Restore を開始したら、進捗状況を確認および監視できます。「コマンドラインからの
Bare Metal Restore の確認 、p. 268」を参照してください。
○ リストアの進捗状況を監視できます。「リカバリの進捗状況の表示 、p. 267」を参照してください。
○ 処理が完了したら、リストアされたサーバーを起動できます。「リストアされたターゲットサーバの起動 、p. 267」を参照して
ください。
○ BMR プロセスのトラブルシューティングを行います。「Universal Recovery Console への接続に関するトラブルシューティン
グ 、p. 267」および「起動の問題の修復 、p. 267」を参照してください。
Linux マシンに対して Bare Metal Restore を実行するための前提条件
Linux マシンに対して Bare Metal Restore を実行するプロセスを開始する前に、次の条件および基準を満たしていることを確認する
必要があります。
● リストアするマシンのバックアップ。リストアする保護対象サーバのリカバリポイントが含まれた、機能している Rapid
Recovery Core が必要です。
● リストアするハードウェア(新規または既存、同種または異種)。ターゲットマシンは、Agent のインストール要件を満たしてい
る必要があります。詳細については、『Rapid Recovery インストールおよびアップグレードガイド』を参照してください。
● Live DVD ブートイメージ。ブート可能な Linux バージョンが含まれる、Linux Live DVD の ISO イメージを取得します。Dell Data
Protection | Rapid Recovery ライセンスポータル(https://licenseportal.com)からダウンロードします。Live DVD のダウンロード
で問題がある場合は、Dell Rapid Recovery のサポートにお問い合わせください。
● イメージメディアとソフトウェア。物理メディアを使用する場合は、空の CD または DVD とディスク書き込みソフトウェア、
または ISO イメージの作成ソフトウェアが必要です。
● 互換性のあるストレージドライバとネットワークアダプタドライバ。異種のハードウェアにリストアする場合は、RAID、AHCI、
ターゲットオペレーティングシステムのチップセットドライバなど、ターゲットマシンに互換性のあるストレージドライバとネ
ットワークアダプタドライバが適宜必要です。
● ストレージスペースとパーティション(適宜)ターゲットマシンでソースボリュームを含める宛先パーティションを作成するのに
十分な容量がハードドライブにあることを確認します。宛先パーティションには、少なくとも元のソースパーティションと同じ
容量が必要です。
● リストアパス。リストアパスを特定します。これは、デバイスファイル記述子のパスです。デバイスファイル記述子のパスを
特定するには、ターミナルウィンドウから fdisk コマンドを使用します。
Linux ブートイメージの管理
Linux 用の Bare Metal Restore には、Live DVD ブートイメージが必要です。これは、Dell Data Protection | Rapid Recovery ライセンス
ポータル からダウンロードします。このイメージを使用して、宛先 Linux マシンを起動します。環境の特性に応じて、このイメージ
を CD や DVD などの物理メディアに転送する必要がある場合もあります。その後で、ブートイメージを仮想的または物理的にロー
ドし、ブートイメージから Linux サーバーを起動する必要があります。
データのリカバリ 259










