Users Guide
8. 次に、リストアを確認します。詳細については、「コマンドラインからの Bare Metal Restore の確認 、p. 268」を参照してくださ
い。
コマンドラインを使用した Linux マシンのボリュームのリストア
Rapid Recovery では、コマンドラインの local_mount ユーティリティを使用して、保護対象 Linux マシン上のボリュームをリス
トアできます。
メモ: 以前は、このプロセスはロールバックと呼ばれていました。この手順を実行する場合、rapidrecovery-vdisk(以前の
aavdisk)ファイルがある /tmp フォルダにリカバリポイントをマウントしないでください。Rapid Recovery Core Console 内の
保護対象マシンのボリュームもリストアできます。詳細については、「リカバリポイントからのボリュームの復元 、p. 240」を参
照してください。
注意: システムまたはルート(/)パーティションまたはオペレーティングシステム全体をリストアする方法については、「Linux
マシンでの Bare Metal Restore の実行 、p. 258」を参照してください。
1. 次のように、ルートとして Rapid Recoverylocal_mount ユーティリティを実行します。
sudo local_mount
2. Rapid Recovery のマウントプロンプトで、次のコマンドを入力して保護対象マシンのリストを表示します。
lm
3. プロンプトが表示されたら、Rapid Recovery Core サーバの IP アドレスまたはホスト名を入力します。
4. このサーバーのログオン資格情報(ユーザー名とパスワード)を入力します。
この Rapid Recovery サーバで保護されているマシンがリストに表示されます。行アイテム番号、ホスト/IP アドレス、およびマ
シンの ID 番号(例:7d658e5f-fa08-4600-95f0-5f486bc1b6a4#de0896fd-571a-4cc5-aeed-264d2c3c72f4#f377e145-
dd4d-3ac3-5b15-37ce8f4913ba:2)で検出された保護対象マシンがリストされます。
5. 次のコマンドを入力して、指定したマシンで現在マウントされているリカバリポイントをリストします。
lr <machine_line_item_number>
メモ: このコマンドには、行アイテム番号の代わりにマシンの ID 番号を入力することもできます。
そのマシンのベースリカバリポイントと増分リカバリポイントがリストに表示されます。このリストには、行アイテム番号、日
付/タイムスタンプ、ボリュームの場所、リカバリポイントのサイズ、リカバリポイントを示すシーケンス番号が最後に付けら
れたボリュームの ID 番号(例:「293cc667-44b4-48ab-91d8-44bc74252a4f:2」)が表示されます。
6. 次のコマンドを入力して、リストアするリカバリポイントを選択します。
r <volume_recovery_point_ID_number> <device path>
このコマンドは、ID で指定されたボリュームイメージを、Core から指定のパスにリストアします。リストアのパスは、デバイ
スファイル記述子のパスであり、マウント先のディレクトリではありません。
● リカバリポイントの ID 番号の代わりに行番号をコマンドで指定して、リカバリポイントを特定することもできます。その
場合は、(lm 出力の)保護対象マシンの行番号を使用し、その後にリカバリポイントの行番号とボリューム文字を指定し、
さらにその後にパスを指定します(例: r <machine_line_item_number> <recovery_point_line_number> <volume_letter>
<path>)。このコマンドの <path> は、実際のボリュームのファイル記述子です。
たとえば、lm 出力で 3 つの保護対象マシンがリストされて、保護対象マシン番号 lr に対して 2 コマンドを入力し、リカ
バリポイント 23 のボリューム b を /dev/sda5, ディレクトリにマウントされたボリュームにリストアする場合、コマンド
は次のようになります。
r2 23 b /dev/sda5
メモ: 必要に応じて / にリストアすることができます。Live DVD を使用して、Bare Metal Restore を実行する場合は、異
なるマシンにリストアすると見なされます。詳細については、「Linux 用の Bare Metal Restore の開始 、p. 263」を参照し
てください。
7. 続行を求めるプロンプトが表示されたら、Yes を示す「y」を入力します。
266 データのリカバリ










