Users Guide
● ブート CD のロードおよびターゲットマシンの起動 、p. 251
● Universal Recovery Console を使用したドライバのロード 、p. 252
起動時の問題を修復するには、次の手順を実行します。異種のハードウェアにリストアした場合は、ストレージコントローラ、
RAID、AHCI、チップセット、および他のドライバがブート CD にすでに存在していなければ、導入しておく必要があります。これ
らのドライバを使用すると、ターゲットサーバー上のすべてのデバイスをオペレーティングシステムで正常に操作できるようになり
ます。詳細については、「Universal Recovery Console を使用したドライバのロード 、p. 252」を参照してください。ターゲットサー
バーで起動時の問題を修復するには、次の手順を実行します。
1. Universal Recovery Console で、既存の Windows ドライバマネージャ タブをクリックします。
2. 起動の問題の修復 をクリックします。
ターゲットサーバーのブートレコードで、起動パラメータが自動的に修復されます。
コマンドラインからの Bare Metal Restore の確認
Dell では、次の手順を実行して、コマンドラインから完了した Bare Metal Restore を確認することをお勧めします。
このタスクは、Linux マシンでの Bare Metal Restore の実行 、p. 258 の手順です。
復元されたボリュームでのファイルシステムチェックの実行
コマンドラインから Bare Metal Restore を実行したら、リストア済みのボリュームでファイルシステムチェックを実行して、リカ
バリポイントからリストアされたデータが破損していないことを確認する必要があります。
このタスクは、Linux マシンでの Bare Metal Restore の実行 、p. 258 の手順です。これは、コマンドラインからの Bare Metal Restore
の確認 、p. 268 の処理の一部です。
リストア済みのボリュームでファイルシステムチェックを実行するには、次のタスクを実行します。
1. リストアした Linux マシンの Universal Recovery Console のコマンドラインから、適切なパーティションがマウントされているか
どうかを確認するには、次のコマンドを入力して <Enter> を押します。
df
2. リストア済みのボリュームがマウントされていない場合は、ステップ 3 にスキップします。リストア済みのボリュームがマウン
トされている場合は、次のコマンドを入力し、<Enter> を押して、マウント解除します。
umount <mount point>
3. 次のコマンドを入力し、<Enter> を押して、リストア済みのボリュームでファイルシステムチェックを実行します。
fsck -f <volume>
fsck からクリーンと返された場合は、ファイルシステムが検証されたことを示します。
4. mount <volume> <folder> の形式で次のコマンドを入力し、Enter を押して、適切なボリュームをもう一度マウントしま
す。
たとえば、ボリュームのパスが prod/sda1 であり、マウントするフォルダが mnt の場合は、次のコマンドを入力して <Enter> を
押します。
mount /dev/sda1 /mnt
コマンドラインを使用して、復元された Linux マシンをブート可能にする方法
リストア済みボリュームでクリーンなファイルシステムチェックが完了したら、ブート可能なパーティションを作成する必要があり
ます。
GNU Grand Unified Bootloader(GRUB)は、システムの起動時に使用するオペレーティングシステムや特定のカーネル構成を管理者
が設定できるブートローダです。BMR の後、GRUB の設定ファイルを変更して、マシンでルートボリュームに適切なユニバーサル一
意識別子(UUID)が使用されるようにする必要があります。この操作を行う前に、ルートボリュームとブートボリュームをマウン
トし、それぞれの UUID をチェックする必要があります。これにより、パーティションから確実に起動できるようになります。
268 データのリカバリ










