Users Guide
メモ: この手順は、GRUB1 または GRUB2 を使用する Linux マシンに適用されます。この手順を実行する際には、ブートパーテ
ィションが正常でなおかつ保護されていることを確認する必要があります。
GRUB または GRUB2 は、通常、Linux オペレーティングシステムと一緒にインストールされます。お使いの Linux ディストリビュー
ションに付属しているバージョンを使用してこの手順を実行できます。GRUB のバージョンがインストールされていない場合、お使
いの Linux ディストリビューションに適したデフォルトのバージョンを再インストールする必要があります。
注意: BMR の実行後初めて復元された Linux マシンを起動する際に、Rapid Recovery が復元されたマシンのベースイメージを
取得します。このプロセスの所要時間は、マシン上のデータ量によっては、増分スナップショットを取得する場合よりも長く
なることがあります。ベースイメージと増分スナップショットの詳細については、保護スケジュールについて 、p. 125 を参照
してください。
このタスクは、Linux マシンでの Bare Metal Restore の実行 、p. 258 の手順です。これは、コマンドラインからの Bare Metal Restore
の確認 、p. 268 の処理の一部です。
コマンドラインを使用してブート可能なパーティションを作成するには、次のタスクを実行します。
1. まず、ルートボリュームをマウントしてから、ブートボリュームをマウントする必要があります。次のコマンドを使用して、リ
ストア済みの各ボリュームをマウントします。
a. ルートボリュームをマウントするには、次のコマンドを入力して <Enter> を押します。
mount /<restored volume[root]> /mnt
たとえば、/dev/sda2 がルートボリュームの場合は、mount /dev/sda2 /mnt と入力して Enter を押します。
b. ブートボリュームをマウントするには、次のコマンドを入力して <Enter> を押します。
mount /<restored volume[boot]> /mnt/boot
たとえば、/dev/sda1 がブートボリュームの場合は、mount /dev/sda1 /mnt/boot と入力して Enter を押します。
メモ: 一部のシステム構成では、ブートディレクトリがルートボリュームの一部として含まれている場合があります。
2. ボリュームサイズが増えている場合(つまり、新しい Linux マシンの宛先ボリュームがリカバリポイントのボリュームより大き
い場合)は、既存のビットマップデータファイルを削除する必要があります。
3. blkid コマンドを使用して、新しいボリュームのユニバーサル一意識別子(UUID)を取得します。次のコマンドを入力して
<Enter> を押します。
blkid [volume]
メモ: また、ls -l /dev/disk/by-uuid コマンドも使用できます。
4. 宛先マシンの新しいディスクで BMR を実行する場合は、ルートボリュームの fstab でスワップパーティションをコメント化しま
す。
5. fstab および mtab パスの変更は、Live DVD ではなくリストア済みのボリュームで行います。Live DVD では、パスを変更する必
要はありません。次のコマンドを入力して、Grand Unified Bootloader(GRUB)をインストールする準備をします。各コマンド
の後で <Enter> を押します。
mount --bind /dev /mnt/dev
mount --bind /proc /mnt/proc
mount --bind /sys /mnt/sys
6. 次のコマンドを入力し、<Enter> を押して、ルートディレクトリを変更します。
chroot /mnt /bin/bash
データのリカバリ 269










