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夜間ジョブの理解
夜間ジョブは通常の営業時間外の所定の時間に発生する毎日の自動タスクです。これらのジョブは、大量のメモリを使用し、さま
ざまな整合性チェックとデータの統合タスクを含みます。これらのタスクは、Rapid Recovery(迅速な回復)コアがあまりアクティ
ブでないときに実行されるのが最善です。
すべての夜間ジョブ、およびそれらが適用されている範囲は、次の表で説明します。夜間ジョブは(Core で保護されるすべてのマ
シンに適用される)Core レベルで管理されます。特定の保護されたマシンリストにも適用されるこれらの夜間ジョブは、「保護さ
れたマシン」として範囲がリストされます。
表 10. 夜間ジョブ情報
ジョブ名 範囲 説明
変更
該当なし このコントロールは、Nightly Jobs(夜間ジョブ)ダイアログボックスを開きます。このダイ
アログボックスでは、各夜間ジョブを有効または無効にしたり、設定を変更したりすること
ができます。
Nightly jobs time
(夜間ジョブ時
刻)
すべて この設定は実行を開始する予定の夜間ジョブの時刻を示します。Dell は、アクティビティが
あまり行われていない時刻に夜間ジョブを実行するように Core を設定することをお勧めし
ます。
デフォルトの時刻は 12:00 AM です。
Rollup(ロールア
ップ)
Core or
protected
machine(Core ま
たは保護された
マシン)
ポリシーで規定されているスケジュールでリカバリポイントを組み合わせるか、「ロールアッ
プ」することでバックアップデータへ保持ポリシーを適用します。Core でポリシーをカスタ
マイズでき、これはデフォルトですべての保護マシンに適用されます。デフォルトでは、
ロールアップジョブが Core 全体に対して実行されます。またはを
どの保護対象マシンに Core ポリシーを使用してロールアップを実行させるかを定義しま
す。
Core に設定されているデフォルトのポリシーとは異なり、保護対象マシンで保持ポリシーを
使用する方法の詳細については、保護対象マシンの保持ポリシー設定のカスタマイズ 、p.
201 を参照してください。
Check
attachability of
SQL databases
(SQL データベー
スのアタッチ可
否チェック)
Protected
Machine(保護さ
れたマシン)
SQL データベースを含むリカバリポイントの整合性をチェックします。プロセス:
● データベースを含む保護グループの最新のリカバリポイントをマウントします。
● SQL Server からデータベースに接続します。
● データベースを開きます。
● データベースを閉じます。
● リカバリポイントをマウント解除します。
この夜間チェックを有効にするには、保護対象マシンの SQL Server データベースでアタ
ッチ可否チェックを実行するために、SQL Server インスタンスを指定し、使用します。
メモ: このオプションは、Core の SQL Server を保護していない場合には表示されま
せん。
Download logs
from protected
machines(保護さ
れたマシンから
ログをダウンロ
ード)
Core(コア) 保護対象マシンから Core に対してログをダウンロードし、ログサーバーに送信されるように
します。
Consolidate
VMware
snapshots for
protected virtual
machines(保護さ
れた仮想マシン
用に VMware ス
ナップショット
を統合)
Core or
protected
machine(Core ま
たは保護された
マシン)
ネイティブ VMware API を使用して、Rapid Recovery(迅速な回復)エージェントソフトウ
ェアなしにマシンを保護する場合には、この夜間ジョブは関連します。
VMware スナップショットを定期的に統合する必要があります。この夜間ジョブを有効に
すると、これらの統合が毎日実行されます。この夜間ジョブには、Maximum simultaneous
consolidations(最大同時統合)という 1 つのパラメータが含まれていて、これは 1 から 100
までの数に設定する必要があります。
DL アプライアンス コアの操作 37










