Users Guide
カンダリキャッシュの優先順位を動的に変更します。両方とも必須のキャッシュです。唯一の違いは、プライマリとして設定され
ているキャッシュに先にデータが保存されるということです。
RAM の使用量。Rapid Recovery Core を起動すると、RAM に重複排除キャッシュがロードされます。このため、キャッシュのサイ
ズはお使いのシステムのメモリ使用量に影響します。Core が使用する RAM の合計容量は、多くの要因に依存します。これらの要
因には、実行中の操作、ユーザーの数、保護対象マシンの数、および重複排除キャッシュのサイズが含まれます。Core が実行する
それぞれの操作(転送、レプリケーション、ロールアップなど)はさらに多くの RAM を消費します。操作が完了すると、それに応
じて、メモリ消費量も減ります。ただし、管理者は、効率的な操作を実現するため、RAM の最大負荷要件を考慮する必要がありま
す。
Rapid Recovery Core の場所のデフォルト設定は、AppRecovery ディレクトリ内の DVM リポジトリのプライマリキャッシュ、セカ
ンダリキャッシュ、およびメタデータキャッシュに保存されます。このフォルダは Core マシンにインストールされます。
メモ: 設定によっては、AppRecovery ディレクトリが Rapid Recovery Core で表示されないようになっている場合があります。
このディレクトリを表示するには、非表示のファイル、フォルダ、およびドライブを表示するように、コントロールパネルの
フォルダ表示 オプションの設定を変更する必要があります。
Rapid Recovery Core が C ドライブにインストールされているとすると、これらの場所は、通常、次のようになります。
表 13. DVM 重複排除キャッシュ設定のデフォルトの保存先
設定 デフォルトの保存先
プライマリキャッ
シュの場所
C:\ProgramData\AppRecovery\RepositoryMetaData\PrimaryCache
セカンダリキャッ
シュの場所
C:\ProgramData\AppRecovery\RepositoryMetaData\SecondaryCache
メタデータキャッシ
ュの場所
C:\ProgramData\AppRecovery\RepositoryMetaData\CacheMetadata
これらのキャッシュの保存を変更することができます。たとえば、フォールトトレランスを向上させるためには、セカンダリキャ
ッシュの場所をプライマリキャッシュとは異なる物理ドライブに変更できます。この際、Rapid Recovery Core がそのドライブにア
クセスできることが前提となります。
これらの設定のいずれかで保存先を変更する方法については、「重複排除キャッシュ設定の構成 、p. 41」のトピックを参照してく
ださい。
Dell 重複排除ストレージは別々にすることをお勧めします。重複排除は単一のリポジトリでのみ発生します(複数のリポジトリに
またがることはありません)。重複排除で Core ベースの暗号化を使用している場合、セキュリティを確保するために各キーは単一
の暗号化ドメインを提供するので、重複排除は単一のキーによって保護されるデータに制限されます。
重複排除の詳細については、「Rapid Recovery の重複排除 、p. 15」を参照してください。
重複排除キャッシュ設定の構成
DVM リポジトリの重複排除キャッシュ設定を構成するには、次の手順を実行します。
1. Rapid Recovery Core Console に移動します。
2. アイコンバーで (設定)をクリックし、次のいずれかを実行します。
● 設定 ページの左側にある Core 設定のリストから、DVM 重複排除キャッシュ をクリックします。この設定は、Core に 1 つ
または複数の DVM リポジトリが存在する場合にのみ表示されます。
● 設定 ページの右側で、DVM 重複排除キャッシュ の見出しが表示されるまでスクロールダウンします。
DVM 重複排除キャッシュ の Core 設定が表示されます。
3. 任意のタイミングで DVM 重複排除キャッシュのデフォルト設定を復元する場合は、次の手順を実行します。
a. 重複排除キャッシュの設定領域の一番上にある デフォルトにリストア をクリックします。
デフォルトにリストア ダイアログボックスが表示されます。
b. はい をクリックして復元を確認します。
4. 変更する設定をクリックします。
選択した設定が編集可能になります。
5. 個々の重複排除キャッシュ設定を変更する場合は、次の表の説明に従って情報を入力します。
DL アプライアンス コアの操作 41










