Users Guide
スクリプトによる Rapid Recovery ジョブの拡
張
管理者は Rapid Recovery を使用してコマンドやスクリプトを実行することで、特定のタイミングでのリソースの制御や管理を自動
化できます。Rapid Recovery ソフトウェアは、Windows 用 PowerShell Scripting と Linux 用 Bourne Shell Scripting の使用をサポート
しています。
Rapid Recovery Core で、レプリケーション、仮想エクスポート、またはバックアップスナップショットなどの操作を開始すると、
Core ジョブが自動的に作成されます。これらのジョブは、その前後にスクリプトを実行して拡張することができます。これらは、
事前スクリプトおよび事後スクリプトと呼ばれます。
本項には、Rapid Recovery for Windows および Linux で管理者が指定されたタイミングで使用できるスクリプトについての説明が記
載されています。
注意: このドキュメントで提供されている PowerShell と Bourne のサンプルスクリプトは、適格な管理者によって設計どおり
に実行されると機能します。作業バージョンを保持するために機能しているスクリプトに変更を加える場合は、注意が必要で
す。このドキュメントに含まれるサンプルスクリプトに行った変更、つまり、ユーザーが作成したスクリプトは、カスタマイ
ズと見なされ、通常、Dell サポートのサポート対象となりません。
トピック:
• Rapid Recovery での PowerShell スクリプトの使用
• PowerShell Scripting の入力パラメータ
• PowerShell スクリプトのサンプル
• Rapid Recovery での Bourne Shell スクリプティングの使用
• Bourne Shell スクリプティングの入力パラメータ
• Bourne Shell スクリプトのサンプル
Rapid Recovery での PowerShell スクリプトの使用
Windows PowerShell は、管理の自動化のために設計された Microsoft .NET Framework 関連環境です。Rapid Recovery には、
PowerShell Scripting 用の包括的なクライアントソフトウェア開発キット(SDK)が含まれています。これにより、管理者ユーザー
は、指定されたタイミング(たとえば、スナップショット、アタッチ可否およびマウント可否のチェックの前後など)で、ユーザ
ー提供の PowerShell スクリプトを実行できます。管理者は、Rapid Recovery Core と保護対象マシンの両方からスクリプトを実行で
きます。スクリプトにはパラメータを指定できます。また、スクリプトの出力は Core と保護対象マシンのログファイルに書き込ま
れます。
メモ: 夜間ジョブの場合、1 つのスクリプトファイルと JobType 入力パラメータを保持して夜間ジョブを区別します。
スクリプトファイルは %ALLUSERSPROFILE%\AppRecovery\Scripts フォルダにあります。
● Windows 7 の場合、%ALLUSERSPROFILE% フォルダのパスは C:\ProgramData です。
● Windows 2003 の場合、フォルダのパスは Documents and Settings\All Users\Application Data\ です。
メモ: Rapid Recovery スクリプトを実行する前に、Windows PowerShell が必要であり、これがインストールされ、設定され
ている必要があります。
PowerShell スクリプトの使用方法の詳細については、「PowerShell スクリプトのサンプル 、p. 447」、「PowerShell Scripting の入力パ
ラメータ 、p. 439」、「 Bourne Shell スクリプティングの入力パラメータ 、p. 453」、「Bourne Shell スクリプトのサンプル 、p. 454」を
参照してください。
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スクリプトによる Rapid Recovery ジョブの拡張 437










