Users Guide
暗号化
データの暗号化は、適切な復号キーを所有する権限のあるユーザーのみがアクセスできるようにするために行われます。データは、
暗号ブロック連鎖(CBC)モードで 256 ビット AES を使用して暗号化されます。CBC では、データの各ブロックが暗号化される前
に、それらに対して以前の暗号文を使用した XOR 演算が行われます。こうすることにより、新しい各暗号文ブロックが先行する
プレーンテキストブロックのすべてに依存するようになります。初期化ベクトルには、パスフレーズが使用されます。
イベント
イベントは Core によって記録されるプロセスです。イベントを Core Console 内で表示するには、アイコンバーから
(イベン
ト)アイコンをクリックします。 (イベント)アイコンをクリックしたときのデフォルトビューには、タスク ページが表示さ
れます。このビューでは、ジョブに関連するイベントを表示します。通知される優先度イベントは、警告 ページで確認できます。
すべてのイベントのログは ジャーナル ページに表示されます。既存の通知グループをセットアップまたは変更することで、任意の
イベントの通知をカスタマイズできます。このアクションでは、イベントを 警告 ページに表示することにより、イベントの優先度
を上げます。通知グループのメンバーは、グループの通知オプションで設定された通知方法を使用してイベントの通知を受けます。
グローバル重複排除
Storage Networking Industry Association(SNIA)の定義によると、データ重複排除とは、ストレージ空間や帯域を節約するために、
さまざまな粒度レベルのデータの複数コピーを、共有コピーへの参照に置き換えることを意味します。Rapid Recovery ボリュームマ
ネージャは、論理ボリューム内でグローバルデータ重複排除を実行します。重複排除の粒度レベルは、8 KB です。Rapid Recovery に
おける重複排除の範囲は、同じレポジトリおよび暗号化キーを使用する保護対象マシンに限定されます。
増分スナップショット
前回のバックアップ以降に保護対象マシンで変更されたデータのみで構成されるバックアップ。定義した間隔(たとえば 60 分ご
と)に基づいて定期的に Core に保存されます。詳細については、「スナップショットすなっぷしょっと、次を参照してください」を
参照してください。
ライセンスキー
ライセンスキーは、お使いの Rapid Recovery ソフトウェアまたはアプライアンスを登録する際に使用する方法の 1 つです(ライセ
ンスファイルを使用することもできます)。ライセンスキーまたはファイルは、Dell Data Protection | Rapid Recovery ライセンスポー
タル をアカウントに登録するときに取得できます。詳細については、「ライセンスポータル、次を参照してください」を参照してく
ださい。
ライセンスポータル
Dell Data Protection | Rapid Recovery ライセンスポータル はウェブインタフェースで、ここでユーザーおよびパートナーがソフトウェ
アのダウンロード、Rapid Recovery アプライアンスの登録、ライセンスのサブスクリプションの管理を行うことができます。ライ
センスポータルでは、アカウントの登録、Rapid Recovery Core および Agent ソフトウェアのダウンロード、グループの管理、グル
ープアクティビティの追跡、マシンの登録、アプライアンスの登録、ユーザーの招待、レポートの生成を実行できます。詳細につい
ては、『Dell Data Protection | Rapid Recovery
ライセンスポ
ー
タル
ユ
ー
ザ
ー
ガイド
』を参照してください。
Live Recovery
Rapid Recovery Live Recovery は、VM およびサーバの即時リカバリを行うテクノロジです。このテクノロジにより、仮想または物
理サーバー内のデータボリュームへほとんど中断なくアクセスでき、ほぼ 0 分の RTO および RPO でボリューム全体をリカバリでき
ます。
Local Mount Utility
Local Mount Utility(LMU)は、どのマシンからでもリモートの Rapid Recovery Core にリカバリポイントをマウントできるようにす
る、ダウンロード可能なアプリケーションです。
ログの切り捨て
ログの切り捨ては、トランザクションログからログ記録を削除する機能です。SQL Server マシンでは、SQL Server ログの切り捨て
を強制実行すると、この処理により、SQL Server 上の空き容量が特定されます。Exchange Server マシンでは、Exchange Server ロ
グの切り捨てを強制実行すると、この操作により、Exchange Server 上の領域が解放されます。
管理役割
Rapid Recovery Central Management Console では、管理役割という新しい概念が導入されました。管理役割は、アクセス制御に加
え、信頼できるデータ管理者およびサービス管理者の間での管理責任の分割を可能にし、セキュアかつ効率的な管理の委任をサポ
ートします。
460 用語集










