Users Guide
マウント可否
Exchange マウント可否は、管理者に潜在的な障害を通知し、障害が発生した場合に Exchange Server 上のすべてのデータが正常に
リカバリできることを保証する破損検出機能です。
オブジェクトファイルシステム
Rapid Recovery Scalable Object Store は、オブジェクトファイルシステムコンポーネントです。これは、スナップショットが取得さ
れたすべてのデータブロックをオブジェクトとして扱います。また、これらのオブジェクトの保存、取得、維持、およびレプリケ
ートします。このコンポーネントは、グローバルなデータ重複排除、暗号化および保持管理と連携してスケーラブルな入力および出
力(I/O)パフォーマンスを実現するように設計されています。オブジェクトファイルシステムは、業界標準のテクノロジと直接的
に相互動作します。
パスフレーズ
パスフレーズは、データの暗号化に使用されるキーです。パスフレーズを失うと、データを回復することはできません。
PowerShell Scripting
Windows PowerShell は、管理の自動化のために設計された Microsoft .NET Framework 関連環境です。Rapid Recovery には
PowerShell Scripting の包括的なクライアント SDK が含まれており、管理者が直接、またはスクリプトを使用してコマンドを実行す
ることによって、Rapid Recovery リソースの管理を自動化することができます。
使用禁止文字
使用禁止文字とは、Rapid Recovery Core Console でオブジェクトに命名するときに使用できない文字のことです。たとえば、保護
対象マシンの表示名を定義する際に、次の特殊文字を使用してはなりません。
表 319. 使用禁止文字
文字 文字名 禁止場所
? 疑問符 マシン表示名、暗号化キー、リポジトリ、パスの説明
| パイプ マシン表示名、暗号化キー、リポジトリ、パスの説明
: コロン マシン表示名、暗号化キー、リポジトリ
パスを指定する際にはコロンを使用できます(例: c:\data)。
/ 順スラッシュ マシン表示名、暗号化キー、リポジトリ、パスの説明
\ 逆スラッシュ マシン表示名、暗号化キー、リポジトリ
ローカルパスやネットワークパスを指定する際には逆スラッシュを使用できます(例:
c:\data、\\ComputerName\SharedFolder\)。
* アスタリスク マシン表示名、暗号化キー、リポジトリ、パスの説明
" 引用符 マシン表示名、暗号化キー、リポジトリ、パスの説明
< 開き山括弧 マシン表示名、暗号化キー、リポジトリ、パスの説明
> 閉じ山括弧 マシン表示名、暗号化キー、リポジトリ、パスの説明
禁止語
禁止語とは、オペレーティングシステム用に予約されているため、Rapid Recovery Core Console でオブジェクトを命名する際に使
用してはならない語(文字のセット)のことです。禁止語はできるかぎり使用しないようにするのがベストプラクティスです。た
とえば、保護対象マシンの表示名を定義する際に、次の語を使用しないでください。
表 320. 禁止語
語 一般的な意味 禁止場所
con コンソール マシン表示名、暗号化キー、リポジトリ、パスの説明
prn プリンタポー
ト
マシン表示名、暗号化キー
aux 補助ポート マシン表示名、暗号化キー
nul ヌル値 マシン表示名、暗号化キー
用語集 461










