Users Guide
注意: このジョブを実行するには、延長時間がかかることが予想されます。リポジトリのデータの量とタイプ、基礎となるスト
レージシステムにより時間は異なります。ジョブの実行中はそのリポジトリ内で、転送、夜間ジョブなどを含む他のトランザ
クション(スナップショットおよびベースイメージバックアップ、およびレプリケーション)を実行することはできません。
このジョブの実行中は、他のリポジトリ内のその他の操作を実行できます。
メモ: このジョブにはリポジトリ内のすべてのコンテンツの整合性をチェックします。 Integrity Check(整合性チェック)
ジョブは、リポジトリを確実にマウント可能かつ使用可能にするために使用できます。これに関する情報については、リポジ
トリのチェック 、p. 69 を参照してください。
リポジトリのチェック
Rapid Recovery では、エラーが発生したときに DVM リポジトリボリュームの診断チェックを実行できます。不適切なシャットダウ
ン、ハードウェア障害、または Rapid Recovery の機能が影響を受ける可能性のあるその他の環境レベルの下位 IP スタック要因など
により、Core でエラーが引き起こされる場合があります。
メモ: この手順は、診断目的でのみ使用する必要があります。たとえば、ハードウェア障害、Core の不適切なシャットダウン、
またはリポジトリのインポート時の障害が発生した場合に、このチェックを実行します。
1. Rapid Recovery Core Console に移動します。
2. アイコンバーで (詳細)をクリックし、リポジトリ を選択します。
Repositories(リポジトリ)ページが表示されます。
DVM リポジトリ ペインが表示されます。
3. DVM リポジトリをチェックするには、DVM リポジトリ ペインで、DVM リポジトリを表すサマリ表のいずれかの行の
をク
リックし、チェック を選択します。
Check Repository(リポジトリのチェック)ダイアログボックスが表示されます。
4. リポジトリの確認 ダイアログボックスで、このリポジトリに関連付けられているアクティブなタスクのすべてがキャンセルさ
れることを理解した上で続行する確認操作が行われます。
アクティブなジョブがキャンセルされ、リポジトリの確認ジョブが開始されます。
5. 必要に応じて、ボタンバーの 実行中のタスクドロップダウンメニューをクリックし、リポジトリ維持ジョブを選択することで、
ジョブのステータスを追跡することもできます。
リポジトリ最適化ジョブについて
DVM リポジトリを使用している場合、各スナップショットでキャプチャされるデータでは、重複が排除されます。スナップショッ
トがリポジトリに保存されると、この重複排除が漸次実行されます。情報の各ストリングの 1 回の発生が、リポジトリに保存され
ます。情報のストリングが複製される場合、重複排除キャッシュ内の元のストリングへの参照が使用されるため、リポジトリ内の
ストレージ容量が節約されます。
DVM 重複排除キャッシュが容量不足になると、キャッシュ内ですでに参照されているスナップショットデータのみが重複排除され
ます。重複排除が実行されると、キャッシュは引き続き新しい固有の値でアップデートされ、キャッシュ内の最も古い値が上書き
されます。この結果、最適な重複排除よりも少なくなります。
重複排除の詳細については、「重複排除キャッシュと保存場所について 、p. 40」を参照してください。
容量不足になる前に DVM 重複排除キャッシュのサイズを増やしておくと、引き続きそのリポジトリでデータの最適な重複排除を
確実に実行させることができます。詳細については、「重複排除キャッシュ設定の構成 、p. 41」を参照してください。
また容量不足になった後でも、重複排除キャッシュのサイズは増やすことができます。キャッシュのサイズを増やした後、リポジ
トリ内の容量を再利用する場合、リポジトリを最適化できます。このアクションでは、スナップショット内のデータと重複排除キ
ャッシュ内の情報が強制的に比較されます。リポジトリ内で繰り返しのストリングが見つかると、そのデータはデータへの参照に
置き換えられるため、リポジトリ内のストレージ容量が節約されます。この重複排除プロセスは、スナップショットデータの転送
にともなって漸次実行されるのではなく、リクエストに基づいて実行されるため、オフライン重複排除と呼ばれることもありま
す。
プロセッサにとっては、最適化は大きな負荷になるプロセスです。このジョブの実行時間は、いくつかの要因によって変わりま
す。これらの要因とは、リポジトリのサイズ、リポジトリにあるデータの量、使用可能なネットワーク帯域幅、システムの入出力
にかかっている既存の負荷などです。リポジトリにあるデータが多くなると、このジョブの実行時間も長くなります。
リポジトリ最適化ジョブが開始されると、次のアクションは代替されるか、キャンセルされます。
● リカバリポイントの削除ジョブ
DL アプライアンス コアの操作 69










