Owners Manual
ハードドライブ
お使いのシステムは、エントリーハードドライブと Enterprise クラスのハードドライブをサポートしています。エントリーハードド
ライブはドライブへの作業負荷率が低い 5x8 の動作環境向けに、 Enterprise クラスのドライブは 24x7 の動作環境向けに設計されて
います。正しいドライブクラスを選択すると、品質、機能、パフォーマンス、および信頼性という重要な領域をターゲット向けに
最適化することができます。
メモ: Enterprise クラスのハードドライブをエントリーハードドライブと併用しないでください。
右側のドライブタイプの選択は、使用パターンに応じて異なります。不適切なエントリーハードドライブの使用(年間 55 TB を超
える作業負荷率)は大きなリスクにつながり、ドライブ故障率を増加させます。
これらのハードドライブに関する詳細は、Dell.com/poweredgemanuals で『512e and 4Kn Disk Formats whitepapaer』(512e および
4Kn ディスクフォーマットホワイトペーパー)と『4K Sector HDD FAQ document』(4K セクター HDD FAQ マニュアル)を参照してく
ださい。
全てのハードドライブは、ハードドライブバックプレーンを介してシステム基板に接続されます。ハードドライブは、ハードドライ
ブスロットに収まるホットスワップ対応ハードドライブキャリア内に設置されます。
注意: システムの動作中にハードドライブを取り付けたり取り外したりする前に、ストレージコントローラカードのマニュアル
を参照して、ホットスワップ対応ハードドライブの取り外しと挿入をサポートするように、ホストアダプタが正しく設定され
ていることを確認します。
注意: ハードドライブのフォーマット中は、システムの電源を切ったり、再起動を行ったりしないでください。ハードドライブ
の故障の原因となります。
ハードドライブバックプレーン用として使用が認められているテスト済みのハードドライブのみを使用してください。
ハードドライブをフォーマットする場合は、フォーマットの完了までに十分な時間の余裕をみておいてください。大容量のハードド
ライブはフォーマットに時間がかかる場合があります。
2.5 インチハードドライブダミー(背面)の取り外し
前提条件
注意: 修理作業の多くは、認定されたサービス技術者のみが行うことができます。製品マニュアルで許可されている範囲に限
り、またはオンラインサービスもしくは電話サービスとサポートチームの指示によってのみ、トラブルシューティングと簡単な
修理を行うようにしてください。デルで認められていない修理(内部作業)による損傷は、保証の対象となりません。製品に
付属しているマニュアルの「安全にお使いいただくために」をお読みになり、指示に従ってください。
注意: システムの正常な冷却状態を維持するために、空のハードドライブスロットすべてにハードドライブダミーを取り付ける
必要があります。
「安全にお使いいただくために」の項に記載された安全ガイドラインに従ってください。
手順
ハードドライブスロットから外れるまで、ハードドライブダミーを引き出します。
図 64. 2.5 インチハードドライブダミー(背面)の取り外しと取り付け
a. ハードドライブダミー(背面)
124 システムコンポーネントの取り付けと取り外し