Administrator Guide

きるように、データ管理アプリケーションDMA(あるいはバックアップソフトウェア)が接続されている
リモートサイトにそのデータの複製を戻す場合があります。
この特殊なケースに当てはまるのは、データがリモートロケーションからローカルコンテナにバックアップ
され、その後、WAN 経由で複製コンテナにデータが複製され、その複製コンテナがテープにバックアップさ
れるという設定の場合のみです。このデータは、テープバックアップから元のロケーションに復元される必
要があります。最初に DR Series システムの複製コンテナに戻され、次に WAN リンクの反対側にある、デー
タの元のソースロケーションに戻されます。
メモ: この代替回避策を選択する場合は、DMA に新しいデータストレージユニットをセットアップし、
元のロケーションへの復元を行う前にイメージをインポートする必要があります。
WAN を介したこのタイプの重複排除を利用するには、次の手順を実行します。
1. 複製操作が完了したことを確認します(ソースとターゲット間)
2. 現在の複製関係を削除し、ソースとターゲットの役割を逆にして再度複製関係を作成します。
3. データを元のソースコンテナ(現在のターゲット)に復元します。
4. 復元操作が完了したことを確認します。
5. 複製関係を削除し、元のソースとターゲットの宛先に戻して、再度複製関係を作成します。
このシナリオでは、修復される少量のデータが WAN リンクで送信されます。これによって、リモート復元が
大幅にスピードアップします。ただし、このタイプのシナリオには次のような欠点があります。
手順 1 が正しく行われなかった場合、完全に複製されなかった変更はすべて失われます。
手順 2 3 の過程で、元の DR Series システムのソースコンテナに書き込まれたデータが失われる可能性
があります。
手順 4 の過程で、切り替えを行う前にデータが完全に複製されなかった場合、そのデータが失われる可能
性があります。
あるいは、次の手順を実行することにより、このタイプの操作をサポートできる場合もあります。
1. ターゲット DR Series システム上に新しいコンテナを作成します。
2. このコンテナからソース DR Series システムのコンテナへの複製をセットアップします。
3. DMA に新しいディスクストレージユニットをセットアップし、DMA が新しいイメージを認識している
ことを確認します。
4. 古いイメージをターゲット DR Series システム(元のソースロケーション)から DMA にインポートしま
す。
5. DMA で新しいディスクストレージユニットを使用して、データを元のクライアントに復元します。
リバース複製:代替方法
代替のリバース複製方法をサポートするには、次の手順を実行してください。
1. ターゲット DR Series システム上に新しいコンテナを作成します。
2. このコンテナからソース DR Series システムのコンテナへの複製をセットアップします。
3. DMA に新しいディスクストレージユニットをセットアップし、DMA が新しいイメージを認識しているこ
とを確認します。
4. 古いイメージをターゲット DR Series システム(元のソースロケーション)から DMA にインポートしま
す。
5. DMA で新しいディスクストレージユニットを使用して、データを元のクライアントに復元します。
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