Administrator Guide
– より大きいサイズのデータ転送に対応します。
– スループットが CIFS や NFS よりも大幅に向上します。
• OST および DMA の統合:
– OpenStorage API によって DMA 対メディアサーバーソフトウェアの通信が可能になります。
– DMA に大きな変更を加えずに DR Series システムのストレージ機能を使用することができま
す。
– ビルトイン DMA ポリシーの使用により、バックアップおよび複製操作が簡素化されます。
• DR Series システム、OST ポート、および書き込み操作:
– コントロールチャネルは TCP ポート 10011 を使用します
– データチャネルは TCP ポート 11000 を使用します
– 最適化された書き込み操作により、クライアント側の重複排除が可能になります
• DR Series システム間の複製操作:
– ソースまたはターゲット DR Series システムに対する設定は不要
– 複製はコンテナベースではなく、ファイルベース
– 複製は DMA の最適化複製操作によってトリガ
– DR Series システムがデータファイルを転送します(メディアサーバーではありません)
– 複製が完了すると、DR Series システムが DMA にカタログをアップデートするように通知(2
回目のバックアップの承認)
– ソースおよび複製間での異なる保持ポリシーをサポート
– 複製が DR Series システムではなく DMA 自体にセットアップされる
OpenStorage Technology(OST)API
OpenStorage Technology(OST)API は、DR Series システムのようなディスクベースのデバイスと、サポート
されている 2 つの Symantec 製データ管理アプリケーション(DMA)、NetBackup および Backup Exec とのネ
イティブ統合を可能にするアプリケーションプログラミングインタフェースです。たとえば、DR Series シス
テムではデータ重複排除と複製の両方がサポートされているため、OST API により、これらの対応 DMA から
DR Series システムアプライアンスの機能を使用して、最適化されたデータをストレージアプライアンス間で
複製することができます。
OST API は、ディスクへのデータの書き込みを可能にします。次に具体的な例を示します。この例では、
NetBackup(DMA)が OST API を使用して DR Series システム(データのバックアップと重複排除を行うデバ
イス)を操作しています。
• NetBackup は、ファイルをディスクに保存する必要があります。これを行うために、バックアップす
るファイルと、それに付ける名前を OST API 経由で DR Series システムに通知します。
• DR Series システムは、このファイルを受け入れ、バックアップし、自分のファイルシステムに保存し
ます。
• NetBackup は、この保存されたファイルに対して次の 3 つの操作のいずれかを実行できます。
– ファイルの有効期限を終了させる
–
ファイルから復元する
–
ファイルをコピーまたは複製する
• NetBackup が OST API を使用して DR Series システムに保存ファイルの有効期限を終了させるように指
示すると、DR Series システムはそのファイルを自分のファイルシステムから削除します。
• 同様に、NetBackup が OST API を使用して保存ファイルからの復元を実行する場合、NetBackup は復元
するファイルを DR Series システムに指示します。DR Series システムは、復元用に保存ファイルを
NetBackup に送信します。
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