Release Notes

「ライブラリ」は、本利用許諾で規定されている著作物を指します。ただし、以下で定義するアプリケーショ
ンまたは結合著作物を除きます。
「アプリケーション」とは、ライブラリによって提供されるインタフェースが使用された著作物です。ただ
し、ライブラリに基づく著作物を除きます。 ライブラリによって定義されたクラスのサブクラスの定義は、
ライブラリによって提供されたインターフェイスの使用モードで判断されます。
「結合著作物」とは、アプリケーションをライブラリに結合またはリンクすることで作成された著作物です。
結合著作物の作成に使用された特定バージョンのライブラリは、「リンクされたバージョン」とも呼ばれま
す。
結合著作物に対する「最小限の対応するソース」とは、結合著作物に対応するソースを意味します。ただし、
結合著作物の一部で、かつ単体ではリンクされたバージョンではなくアプリケーションに基づいている部分
に対応するソースコードを除きます。
結合著作物に対する「対応するアプリケーションコード」とは、アプリケーションのオブジェクトコードま
たはソースコードを意味します。これには、アプリケーションから結合著作物を再作成するために必要なデ
ータおよびユーティリティプログラムも含まれますが、結合著作物のシステムライブラリは除きます。
1. GNU GPL 3 項の例外
あなたは、本利用許諾の第 3 項および第 4 項に従って対象著作物を伝達することができます。その際、
GNU GPL 3 項は適用されません。
2. 改変されたバージョンの伝達
ライブラリの複製物を改変し、その改変物のある機能が、その機能を使用するアプリケーションによっ
て提供される関数またはデータを参照する場合
(実行時に機能が引数として渡される場合を除く)、以
下のいずれかに従って、改変されたバージョンの複製物を伝達できます。
a. 本利用許諾に従う場合は、アプリケーションが関数またはテーブルを提供しないときでも、その機
能が動作し、機能のどの部分についても目的に適った処理が実行されるよう十分に誠実な努力をし
なければなりません。
b. GNU GPL に従う場合は、伝達する複製物に、本利用許諾の追加的許可を適用してはなりません。
3. ライブラリのヘッダーファイルから要素を取り込んだオブジェクトコード
アプリケーションのオブジェクトコード形式が、ライブラリの一部であるヘッダファイルからのマテリ
アルに組み込まれることがあります。このようなオブジェクトコードは選択した条件下で伝達するこ
とができます。ただし、組み込まれるマテリアルが数値パラメータ、データ構造レイアウトおよびアク
セサー、または小規模のマクロ、インライン関数とテンプレート
10 個以下)に限定されない場合は、
次の両方を実行する必要があります。
a. オブジェクトコードの個々の複製物に、そのオブジェクトコードにライブラリが使用されているこ
とと、ライブラリとその使用が本利用許諾の対象となることを明記した通知を付します。
b. オブジェクトコードに、GNU GPL と本利用許諾の複製物を添付します。
4. 結合著作物
結合著作物に含まれるライブラリの一部の改変を実質的に禁止したり、そのような改変をデバッグする
ためのリバースエンジニアリングを禁止したりしない限り、あなたは自身が指定する条件の下で結合著
作物を伝達することができます。ただしその場合、以下のすべてを行う必要があります。
a. 結合著作物の個々の複製物に、その結合著作物にライブラリが使用されていることと、ライブラリ
とその使用が本利用許諾の対象となることを明記した通知を付します。
b. 結合著作物に、GNU GPL と本利用許諾の複製物を添付します。
c.
結合著作物の実行時に著作権情報が表示される場合は、その中にライブラリの著作権情報と、ユー
ザーに GNU GPL および本利用許諾の複製物の所在を示す参照文を含めます。
d. 次の手順のいずれか 1 つを実行します。
1.
本利用許諾の条項に従い、最小限の対応するソースを伝達します。また、対応するアプリケー
ションコードを、ユーザーがアプリケーションをリンクされたバージョンの改変バージョンに
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