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たとえば、MyPool1 exampleVD2 という名前の仮想ディスクが作成されます。これは 2 方向のミラーで
す。この仮想ディスクの列数は
6 であるため、NumberOfColumns 属性が 6 に設定されます。
New-VirtualDisk -FriendlyName “exampleVD2” -StoragePoolFriendlyName “MyPool1”
-ProvisioningType Fixed -ResiliencySettingName Mirror -PhysicalDiskRedundancy 1
–NumberOfColumns 6 –StorageTiers $ssd_tier, $hdd_tier –StorageTierSizes 100GB,
15TB
7. 列数の要件
回復性タイプ 最小列数 列とディスクの相関関
最小ディスク数
シンプル
1 1:1 1
2 方向ミラー
1 1:2 2*
3 方向ミラー
1 1:3 3*
デュアルパリティ
7 1:1 7
シングルパリティ
3 1:1 3
メモ: * この最小数には、ディスク障害発生時のためのオーバヘッドは計上されていません。
仮想ディスクの列数のサイズを決める際には、次の点に注意します。
仮想ディスクは自
動再構築できます
?
仮想ディスクに障害が発生し、自動再構築が有効な場合、仮想ディスクはプールの既
存ディスク容量を使って劣化した仮想ディスクを修復しようとします。ただし、自動
再構築が発生すると、仮想ディスクには空きディスク容量があるだけではなく、元の
列数を維持しながら意図する回復性レベルを復元するために十分な空きディスク容量
が必要となります。
この必要性に応えるには、列の数を計算する前に、修復ディスクをプール内の使用可
能な数から差し引く必要があります。以下にリストされている数式では、列数を最適
に保持するために、この数字を 1 または 2 にすることをお勧めします。仮想ディスク
の自動再構築を有効にしない場合は、減算は必須ではありません。
エンクロージャア
ウェアネスが仮想
ディスクに対して
有効ですか。
エンクロージャアウェアネスが有効な場合、データへのアクセスを維持するために、
データのコピーがエンクロージャ全体に分散され、エンクロージャ全体の障害に対応
します。元の列数も維持する場合、Storage Spaces には、残りのエンクロージャで仮
想ディスクを再構築するために十分な空きディスクが必要です。
メモ: 列数計算式の結果は、最も近い整数に切捨てられます。また、列数がゼロまたはゼロ未満の場合
は、プールの SSD 設定が無効であることを示しています。プールに SSD を追加して、有効な列数にし
ます。
ミラー化した VD
エンクロージャアウェアネスなし
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