Users Guide

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クラスタのベストプラクティス
クラスタ共有ボリューム
デルは、別のノードに効率的にフェールオーバーできるようにするため、どの CSV 10 TB を超えないこと
をお勧めします。
各仮想ディスクに、クラスタ共有ボリュームCSV 1 つ必要です。クラスタ間で CSV の負荷バランスを
確保するには、クラスタノードを掛けた数の
CSV を追加する必要があります。たとえば、2 x 2 構成では、2
つのストレージノードがあるため、2 の倍数(246および 8 つの CSV)で CSV を作成する必要があり
ます。
4 x 4 構成にしている場合は、4 つのストレージノードがあるため、4 の倍数の CSV 4812、お
よび 16 CSV)を作成します。
後でクラスタノードの追加をサポートするには、デルは、少なくともクラスタノードの 2 倍の数の CSV を用
意することをお勧めします。たとえば、2 x 2 構成には 4 つの CSV を用意します。
クラスタ共有ボリュームキャッシュ
CSV キャッシュを使用すると、ライトスルーキャッシュとしてディスク容量をストレージノードに割り当て
ることができます。ストレージ階層で Microsoft Storage Spaces を使用している場合、CSV キャッシュは使
用されず、設定もされません。
スケールアウトファイルサーバーの設定では、ストレージ階層を使用していない仮想ディスクを使用してい
る場合、またはパリティ回復性のある仮想ディスクを使用している場合は、デルは CSV キャッシュを有効に
することをお勧めします。最適パフォーマンスのためには、ストレージノードメモリの 50 パーセントを
CSV キャッシュに割り当てることをお勧めします。
次の PowerShell コマンドを実行して、CSV キャッシュディスクスペースを設定します。
(Get-Cluster).BlockCacheSize = <sizeInMB>
たとえば、4 つの DSMS 630 4 x 4 構成をストレージノードとして使用。各ストレージノードには、128
GB RAM があります。CSV キャッシュは 64 GB に設定する必要があります。
(Get-Cluster).BlockCacheSize = 65536
クラスタクォーラム
監視ディスクは、ノード動作は継続中でも相互通信ができないというノードまたはネットワーク通信障害が
発生した場合に使用されます。監視ディスクは、クォーラムを維持するためにクラスタの一部のままとなる
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