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オプション 3SOFS 上に新しい SMB ファイル共有を作成しますが、共有を作成した後に Enable continuous
availability
(継続的な可用性を有効にする)チェックボックスをクリアして共有を変更します。「継続的な可
用性」機能を無効にすることによって、SOFS メタデータが変更されるためファイル共有のパフォーマンス
のオーバーヘッドがなくなります。ただし、ファイル共有が継続的に使用できなくなった後に、その共有を
ホストしているクラスタ内のノードへのアクセスが失われた場合、そのファイル共有のフェイルオーバー中
に一時的にワークロードへの接続が失われる可能性があります。多くの場合、たとえば Microsoft アプリケ
ーション等のインフォメーションワーカーのワークロードでは、データをローカルでキャッシュし、フェー
ルオーバー中の短い停止にユーザーが気がつくことがあります。サードパーティ製のアプリケーションでは
同レベルのデータ整合性は実現できず、ケースバイケースで評価するしかありません。また、共有にアクセ
スしているクライアントが
Windows 8 以降を使用している限り、このクライアントは SOFS の単一名前空
間、負荷バランシング、その他、SOFS を使用するすべての利点が得られます。ただし、インフォメーショ
ンワーカーのワークロードを SOFS でホストした後は、一般使用ファイルサーバーが提供する分散ファイル
システムレプリケーション
DFS-R)やクォータをはじめとするすべての機能がサポートされるとは限りま
せん。
ファイル共有の作成
SMB スケールアウトファイル共有は CSV で作成されます。要件に基づいて、CSV 上でいくつでも共有を作
成できます。ただし、基礎となる CSV サイズはファイル共有に使用可能な総ディスク容量を決定します。
Failover Cluster Manager(フェールオーバークラスターマネージャー)でファイル共有を作成する際は、
SMB Share-ApplicationsSMB 共有アプリケーション)を選択します。
ファイル共有構成の一環として、Encrypt data access(データアクセスの暗号化)チェックボックスを選択
するオプションがあります。このチェックボックスを選択すると、必要な場合は指定したファイル共有の
SMB 暗号化ができます。SMB 暗号化の使用には、相当のパフォーマンスオーバーヘッドが伴います。
重複排除
重複排除は、冗長するデータを排除することにより、バックアップストレージの必要量を削減する方法です。
重複排除は SOFS でサポートされていますが、Hyper-V ホストまたは SQL サーバーを実行しているホストで
はサポートされていない等、重要な注意事項もあります。この唯一の例外は VDI VHD です。
重複排除の優良候補:
フォルダのリダイレクトサーバー
ソフトウェア導入共有
SQL Server および Exchange Server バックアップボリューム
VDI VHD
重複排除は、以下のコンテンツに基づいて評価される必要があります。
基幹業務サーバー
静的コンテンツプロバイダ
Web サーバー
ハイパフォーマンスコンピューティング(HPC
重複排除に適さない候補:
Hyper-V ホスト
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