Dell DX Object Storage Platform ユーザーズガイド
メモ、注意、警告 メモ : コンピュータを使いやすくするための重要な情報を説明しています。 注意 : 手順に従わない場合は、ハードウェアの損傷やデータの損失の可能性がある ことを示しています。 警告: 物的損害、けが、または死亡の原因となる可能性があることを示 しています。 ____________________ 本書の内容は予告なく変更されることがあります。 © 2010 ~ 2011 すべての著作権は Dell Inc. にあります。 Dell Inc. の書面による許可のない複製は、いかなる形態においても厳重に禁じられています。 本書に使用されている商標:Dell™、DELL ロゴ、PowerEdge™、および OpenManage™ は Dell Inc. の商標です。Red Hat® および Red Hat Enterprise Linux® は米国および / またはその他の国における Red Hat, Inc. の登録商標です。 商標または製品の権利を主張する事業体を表すためにその他の商標および社名が使用されていること があります。それらの商標や会社名は、一切 Dell Inc.
目次 1 はじめに 7 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 2 DX Object Storage Platform 概要 ネットワークトポロジ . . . ローカルクラスタ設定 サブクラスタ構成 . . リモートクラスタ構成 9 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . DX Cluster File Server の設定 . . . . . . . . . . . . . . 9 10 14 16 17 DX Object Storage Platform へのアプリケーション アクセス . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .
DX Storage Node へのネットワーク アダプタの追加 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 25 DX Cluster Services Node へのネットワーク アダプタの追加 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . Cluster File Server Nodes の追加 . . . . . . . . . . . . 25 26 4 Dell DX Object Storage Platform ソフトウェアのアップデート . . . . . . . . . . 27 ソフトウェアバージョン互換性の確認 . . . . . . . . . . . . 28 DX Object Storage Platform Compatibility Manager の使い方 . . . . . . . . . . . . . Compatibility Manager のトラブル . . . . . . 28 シューティング . . . . . . . . . . . . . .
DX Cluster Services Node ソフトウェアの 再インストール . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . ネットワークのセットアップと設定 . . . . . . . . . . . 39 39 プライベートおよびパブリックネットワークへの DX Cluster Services Node の接続 . . . . . . . . . . . . . . 39 プライベートネットワークへの DX Storage Node の接続 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 39 DX6000 システムでのローカル YUM リポジトリの作成 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . Dell DX Compatibility Manager のインストール 40 . . . . . . . 41 インストール . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .
目次
はじめに Dell DX Object Storage Platform は、あまりアクティブではないコンテンツ、 または固定コンテンツ用にシンプルでコスト効率の良いストレージプールを提供 します。Object Storage Platform では次が可能になります。 • サービスを中断させることなく急速に変化するニーズを満たすために容量を 拡張。 • ファイルの保持およびレプリケーションのポリシーを設定。 • 複数の地理的位置に情報を配布。 • HTTP ベースのインタフェースを介して統合。 • CIFS/NFS ゲートウェイを介して統合。 DX Object Storage Platform には次のハードウェアおよびソフトウェアが含ま れています。 • • Dell DX6a00 Cluster Services Node(a は、世代を示す変数です)。 2 台以上の Dell DX6axyS Object Storage Nodes(a は世代を示す変数、 xy は、ドライブ数を示す変数。例えば、6012S はドライブ 12 台を装備し たストレージノードです)。 • • • • De
表 1-1 には、本書で使用されている DX Object Storage Platform の各種コン ポーネントを示す用語がリストされています。 表 1-1.
DX Object Storage Platform 概要 ネットワークトポロジ Dell DX Object Storage Platform ネットワークには DX Content Router サービスによって接続されている 1 つ、または複数の DX Storage Cluster が含 まれています。ストレージネットワークの目的に応じて、考えられる多くのネッ トワークトポロジがあります。すべてのネットワークは次の機能を共有します。 • ストレージクラスタにサービスを提供する 1 つ、または 2 つの DX Cluster Services Node。 • データストレージサービスを提供する 1 つ、または 2 つの DX Storage Node。 • ストレージクラスタ(プライベートネットワーク)内で必要なサービス、お よび外部クラスタ(パブリックネットワーク)からストレージノードへのア クセスを有効化するイーサネットスイッチ。 • Domain Name System(DNS)および Dynamic Host Configuration Protocol(DHCP)などのサービス
• DX Object Storage Node は、システム NIC ポートを balanced-alb(適 応負荷分散)モードで結合することから、リンクアグリゲーション設定を無 効化します。 • • ジャンボフレームを無効化します。 • フローコントロールを無効にします。 スイッチがトランク接続されていない場合は、スパニングツリープロトコル を無効化します。 メモ : スイッチがトランク接続されている場合は、データ量の多いポートでスパニ ングツリープロトコルおよびポートの高速化を有効にします。 ソリューションのニーズに応じてネットワーク設定をカスタマイズするには、デ ルにお問い合わせください。Dell DX Object Storage Platform 用ネットワーク の設定に関する詳細は、support.dell.
メモ : アプリケーションがセキュアでないネットワークを通じてクラスタに書き込 みを行う場合、悪質なアクティビティを防止するため、クラスタへの書き込み前に データを暗号化することをアプリケーションに許可することをお勧めします。 図 2-1.
冗長 DX Cluster Services Node Dell DX Storage Cluster は冗長 DX Cluster Services Node をサポートしま す。冗長モデルでは、アクティブな DX Cluster Services Node はプライマリ ノードとして設定され、冗長 ノード はセカンダリノードとして設定されます。 図 2-2 を参照してください。 プライマリ Cluster Services Node にはクラスタ構成ファイル、アクティブネッ トワーキングユーティリティ、およびアクティブコンテンツルータサービスが含 まれています。プライマリ DX Cluster Services Node を降格し、セカンダリ DX Cluster Services Node を昇格するには、手動のフェイルオーバー処理が必 要です。プライマリ DX Cluster Services Node には統合された仮想 IP アドレス があることから、冗長 DX Cluster Services Node へのフェイルオーバーは、す べてのアプリケーションに対して透過的です。フェイルオーバーが透
図 2-2.
サブクラスタ構成 Dell DX Storage Cluster は 2 つ以上のサブクラスタに分割することができま す。サブクラスタは物理的には同じクラスタの一部ですが、ローカルエリアレプ リケーションを提供する DX Object Storage ソフトウェアには論理的に分離さ れたエンティティとして認識されます。 サブクラスタとして次を指定できます。 • • ひとつの物理グループ内にあるノード一連(建物、階、棟など) • その他定義されたグループ 環境的なグループ(ラック、ネットワークスイッチ、および電気回路な ど) 建物の電源回路に障害が発生しても、別のノードに最適なデータ複製セットがあ ります。図 2-3 を参照してください。 DX Storage Cluster 内の DX Storage Node すべてには、同じネットワーク接 続要件があります。DX Storage Node は同じ IP サブネットにあり、マルチキャ ストおよび UDP トラフィックに参加できる必要がある、などです。クライアン トはどのサブクラスタ内にある Storage Node にもアドレス指定できますが
図 2-3.
リモートクラスタ構成 複数の DX Storage Cluster を展開する場合(例えば複数サイト、オフサイト バックアップなど)、DX Cluster Services Node は、DX Content Router ソフ トウェアを使用して DX Storage Cluster 間のデータを複製する機能を提供しま す。 DX Content Router は次の 2 つのサービスを提供します。 • パブリッシャーサービス • レプリケータサービス クラスタは、ひとつのクラスタのレプリケータサービスによって別のクラスタの パブリッシャーサービスへ接続されています。このリンクは一方向(オフサイト バックアップ用)または双方向(ミラー構成用)のいずれかにすることができま す。 各パブリッシャーは、特定の複製ルール一式を持つレプリケータを多数サポート できます。パブリッシャーが各レプリーケータへ同じデータオブジェクトのセッ トを提供することはありません。 冗長性のため、クラスタ内に 2 つ以上の DX Cluster Services Node が存在する 場合がありますが、パブリッシャーとしてアクティブな
図 2-4.
クロック同期には、すべての CFS サーバーおよび DX Storage Cluster に共通し たネットワークタイムプロトコル(NTP)タイムソースが必要です。Active Directory を使用している場合、Active Directory ベースの資格情報の処理に使 用されているドメインコントローラと NTP タイムソースを同じにする必要があり ます。 DX Object Storage Platform へのアプリケー ションアクセス ローカルクラスタとの直接通信 アプリケーションは常時 DX Storage Node と通信可能です。DX Object Storage ソフトウェアは、アドレス指定されたノードが要求の処理に適さない場 合でも、アプリケーションを適切なノードに自動的にリダイレクトします。 Cluster Services Node とクラスタノードの両方が応答しない場合、リモート Cluster Storage Node またはリモート Cluster Services Node に直接アドレス 指定することで、リモートクラスタと通信することができます。多くの構成には、 D
DX Object Storage Platform の セットアップ 初期クラスタまたは冗長クラスタサービスノー ドのインストール Dell DX Object Storage Platform には、少なくとも 1 つの DX Cluster Services Node および 2 つの DX Storage Node が含まれています。初期クラ スタ、または追加の Cluster Services Node のインストールには、Dell による導 入サービスが必要です。 ハードウェアのセットアップの詳細については、次の各ガイドを参照してくださ い。 • support.dell.com/manuals にある Dell DX6a00 システムの『はじ めに』 • support.dell.
これらのオプションの詳細に関しては、support.dell.
CRRC を使用して DX Content Router ルールを設定するには、次の手順を実行 します。 1 インストールパス(/opt/dell/crrc)で次のコマンドを実行して CRRC を 起動します。 ./run_crrc.sh Home(ホーム)画面が表示されます。 2 Home(ホーム)画面で、Content Router で使用するルールのタイプを 選択します。 メモ : デフォルトで、Fast(高速)ルールセットが Content Router で使用 されます。 メモ : CRRC を使ってクラスタレベル圧縮を設定した後、Compressor Node を設定します。詳細については、support.dell.com/manuals で『DX Storage Compression Software Administrator's Guide』(DX Storage Compression Software 管理者ガイド)の「Appendix A.3」(付録 A.
5 6 Filter a stream by header or lifepoint?(ヘッダまたはライフポイ ントのどちらでストリームをフィルタしますか ?)で、header(ヘッダ) を選択してストリームをヘッダでフィルタ、または lifepoint(ライフポ イント)を選択してライフポイントでフィルタします。 Select a filtering criterion(フィルタ基準の選択)で、次を選択しま す。 • Filter if header or lifepoint exists(ヘッダまたはライフポイン トが存在する場合にフィルタ) • Filter if header or lifepoint does not exist(ヘッダまたはラ イフポイントが存在しない場合にフィルタ) • Filter if header or lifepoint meets a criterion(ヘッダまたは ライフポイントが基準を満たす場合にフィルタ) 7 Select a type of header or lifepoint(ヘッダまたはライフポイント のタイプの選択)で、ヘッ
例えば、01/01/2000 12:00:00 の日付よりも古いストリームをフィルタ するように選択して Add Inverted(反転の追加)をクリックすると、基 準は「not」で始まる not olderThan(よりも古くない)(「Sat Jan 01 00:00:00 EST 2000」)として追加されます。 11 フィルタのエディタフレームで Apply(適用)をクリックして、選択した フィルタノードにプロパティを適用します。 12 Editor(エディタ)画面で Save(保存)をクリックします。 メモ : 選択したルールセットを保存するとき、CRRC は現在の rules.xml の バックアップファイルを /etc/caringo/contentrouter/ に作成します。バック アップファイルは rules プレフィックスと、MMddyyyy_HHmmss(ここでは dd= 日、MM= 月、yyyy= 年、HH= 時、mm= 分、ss= 秒)フォーマットの現在 の日時を使用して命名されます(例:rules_10082011_123356.
DX Storage Node の追加 DX Storage Node をセットアップする前に、Dell DX6axyS システムに同梱の 『はじめに』をご用意ください。DX プラットフォームハードウェアを開梱して セットアップします。 DX Storage Node ハードウェアをセットアップするには、次を実行します。 1 DX6axyS システムのラックへの取り付けとケーブル接続。 2 DX6axyS への電源投入。 3 DX Cluster Services コンソールの容量の有効化。 メモ : DX Storage Node は DX Cluster Services Node からネットワークブートす るように事前に設定されています。システムをオンにする前に、ネットワークポー トがプライベートネットワークに接続されている必要があります。 ラックへのシステムの取り付け DX6axyS システムにレールキットが含まれている場合は、レールキットに同梱 の『Rack Installation Instructions』(ラック取り付け手順)を取り出します。 説明に従ってレールをラックユニットに取り付け、
メモ : その容量は、挿入されたクラスタにのみ適用されます。 追加のクラスタ容量をアクティブ化するには、『Cluster Services Node Installation and Configuration Guide』(Cluster Services Node インストー ルおよび設定ガイド)の指示に従ってください。 DX Storage Node へのネットワークアダプタの追加 DX Storage Node にネットワークアダプタを追加して、ストレージノードへの ネットワーク帯域幅を拡張することができます。ネットワークアダプタを追加す るには次の手順を実行します。 DX Storage Node をオフにします。 2 Dell DX6axyS システムの『ハードウェアオーナーズマニュアル』にある手 1 順に従ってネットワークアダプタを追加します。 3 イーサネットポートをプライベートネットワークに接続します。図 3-5 を参 照してください。 4 DX Storage Node をオンにします。 結合されているすべてのネットワークポートと DX Storage Node が自動的に設
追加ネットワークアダプタのイーサネットポートの前半分は自動的に外部 ネットワークの既存ネットワークポートに結合され、後の半分は内部プライ ベートネットワークの既存ネットワークポートに自動的に結合されます。 メモ : 外部ネットワークインタフェース IP アドレスは元の値に戻すことが可能で す。外部ネットワーク IP アドレスの変更は、追加のネットワークポートを検出し、 結合します。 図 3-5. 外部および内部ネットワークへのイーサネットケーブル接続 DX 6a00 4ポート NIC パブリックネッ トワーク 4 ポート NIC プライベート ネットワーク Cluster File Server Nodes の追加 DX CFS ノードのインストールには、デルの展開サービスをご利用いただく必要 があります。 ハードウェアのセットアップに関する情報は、support.dell.
Dell DX Object Storage Platform ソフトウェアのアップデート Dell DX Object Storage Platform ソフトウェアのアップデートは、問題の修 正、パフォーマンスの向上、新機能の紹介、および新たなハードウェアをサポー トするために、定期的に提供されます。クラスタが最適に実行されることを確実 にするため、アップデートのダウンロードをお勧めします。サポートされる最低 のソフトウェアバージョンを確認するには、support.dell.
ソフトウェアバージョン互換性の確認 クラスタにインストールされているソフトウェアおよびハードウェアのコンポー ネントのバージョンは、DX Cluster Services Node にインストールされている Dell DX Compatibility Manager でチェックします。Compatibility Manager は、お使いのクラスタ内の現在の BIOS、ファームウェア、ドライバ、 およびソフトウェアのバージョン情報を収集します。Compatibility Manager は、これらのバージョンを、あらかじめ設定されている DX Storage Platform コンポーネントのリリース済みバージョンのプロファイルと照合して、潜在する 競合を特定し、テキストファイルにステータスを書き込みます。クラスタ内の ハードウェアまたはソフトウェアに変更を行った後は、ファイルをチェックする ことをお勧めします。 DX Object Storage Platform Compatibility Manager の使い方 メモ : プライマリ Cluster Services Node はストレージノードの構
クラスタの互換性を検証するには次の手順を実行してください。 1 2 プライマリ Cluster Services Node の /opt/dell/dellACM/CMREPORT.TXT ファイルを開きます。 Cluster Services Node および個々の Storage Node のステータス情報を 確認します。 3 コンポーネントのステータスに関する詳細情報は、次のコマンドを実行しま す。 #/opt/dell/dellACM/dellacmscr.sh -report -host= は Cluster Services Node または Storage Node の名前で、 CMREPORT.
DX Cluster Services Node ソフトウェアのアッ プデート オペレーティングシステム、BIOS、ファームウェア、デバイスドライバ、および アプリケーションソフトウェアのアップデートは support.dell.
ストレージクラスタで使用されるソフトウェアのアップデートには次の手順を実 行します。 1 次のコマンドを使用して新しい rpm をインストールします。 rpm -ivh [new version] DX Cluster Service Node にストレージノードソフトウェアが正常にイン ストールされると、新しい DX Storage Node ソフトウェアバージョンが Cluster Service Node コンソールに表示されます。 2 DX Storage Node ソフトウェアバージョンを表示するには、 Cluster Services→ Netboot Management(ネットブート管理)と クリックしてください。 3 ネットブート管理 ページから、新しくインストールされたストレージノー ドソフトウェアを選択し、DX Storage Cluster を再起動して新しいソフト ウェアバージョンを適用します。 メモ : 双方向データの可用性が懸念される場合は、クラスタノードをひとつずつ再 起動する必要があります。クラスタの拡散を防ぐため、起動プロセス中は DX Object Storag
DX Cluster File Server ソフトウェアのアップ デート システムのオペレーティングシステム、BIOS、ファームウェア、デバイスドライ バ、およびアプリケーションソフトウェアのアップデートは support.dell.
災害復旧 あらゆるハードウェアまたはソフトウェア障害から Dell DX Cluster Services Node を回復することができます。 メモ : DX Cluster File Server の回復に関するサポートが必要な場合は、デルサポー トにお問い合せください。 障害のタイプに応じて、次を実行する必要があります。 • • • • • サーバーディスクの回復 オペレーティングシステムの再インストール Cluster Services Node ソフトウェアの再インストール DX Cluster File Server ソフトウェアの再インストール Dell OpenManage システム管理アプリケーションの再インストール 回復ソリューションマップ 次のガイドラインを念頭においてください。 • オペレーティングシステムを再インストールする場合は、システムのすべて のアプリケーションを再インストールする必要があります。 • オペレーティングシステムがインストールされているディスクグループに回 復不能なエラーが発生した場合は、オペレーティングシステムとすべてのア プリケーションの再イ
表 5-1.
ディスク障害からの回復 メモ : DX Cluster Services Node システムの内蔵ディスクストレージは RAID 5 と して事前設定されています。 単一ディスク障害 CSN は、1 つのディスクに障害が発生した場合でもシステムの動作を中断しない よう、RAID 5 として構成されています。単一ディスク障害が発生した時は、故 障したハードディスクドライブを交換します。詳細については、 support.dell.
オペレーティングシステムの再インストール オペレーティングシステムは DX Cluster Services Node に事前にインストール されています。システムの RAID グループで複数のディスク障害が発生した後は、 オペレーティングシステムを再インストールします。 1 故障したハードディスクライブを交換します。 2 DX Cluster Services Node のハードディスクドライブ全体で RAID 5 ディ 3 OS を再インストールします。ハードディスクドライブの交換に関する詳細 は、35 ページの「ディスク障害からの回復」を参照してください。 メモ : RAID グループに障害が発生しておらず、オペレーティングシステムを再イ スクグループを作成します。 ンストールするという場合は、36 ページの「RAID の設定と管理」を省略します。 RAID の設定と管理 BIOS 設定ユーティリティ()は PERC H700 カードに組み込まれて いるストレージ管理アプリケーションで、RAID ディスクグループや仮想ディス クの設定と維持を行います。BIOS 設定ユー
システムに同梱のオペレーティングシステムメディアを取り出し、USC-LCE から オペレーティングシステム展開オプションに進みます。画面の指示に従って、オ ペレーティングシステムをインストールします。 • インストール番号を入力するプロンプトが表示された場合、Skip Entering Installation Number(インストール番号の入力を省略)オ プションを選択します。インストール番号は後の段階でも入力できます。 • DX Cluster Services Node ソフトウェアおよび DX Cluster File Server ソフトウェアのインストール処理には、パッケージの依存関係をアップデー トするための YUM リポジトリが必要です。依存関係アップデート処理中 は、時間節約のためにインストール番号の入力は省略します。 • 依存関係アップデート処理中に時間を節約するには、Red Hat ネットワー クへ接続するプロンプトが表示されたら Do Not Connect(接続しない) を選択します。Red Hat ネットワークには DX Cluster Services Node ソ
/u01 マウントパスはオペレーティングシステムのインストール後でも設定可能で す。 オペレーティングシステムのインストール後にマウントパスを設定するには次の 手順を実行します。 1 フォーマットするディスクを識別します。フォーマットするディスクを識別 するには、次のコマンドを実行します。 fdisk -l | grep '^Disk' 2 parted を使用して /dev/sdb ブロックデバイスにパーティションを作成し ます。 parted /dev/sdb 3 ブロックデバイスに gpt ラベルを作成します。 (parted) mklabel Yes/No: Yes New disk label type?[gpt]?gpt 4 /dev/sdb にある空き容量すべてを使用するパーティションを作成します。 (parted) mkpart primary ext3 0 -1 パーティションが作成されたら、次のコマンドを使用して終了します。 (parted) quit 5 フォーマットされたパーティションテーブルにファイルシステムを作成しま す。たとえば、次のコマンドを入力します。 m
DX Cluster Services Node ソフトウェアの 再インストール ネットワークのセットアップと設定 DX Cluster Services Node ソフトウェアは外部ネットワークと専用内部ネット ワーク両方へのアクセスが必要です。内部プライベートネットワークは DX Storage Cluster トラフィックが不正アクセスから保護されること、および外部 ネットワークが PXE 起動サーバーとクラスタマルチキャストトラフィックの両方 から隔離されていることを確実にします。DX Cluster Services Node ソフト ウェアは、各 NIC インタフェースカードで検出されたイーサネットポートの前半 分を外部ネットワークに、後の半分を内部ネットワークに自動的に割り当てます。 ネットワークに割り当てられた NIC すべては、モード 6 または balance alb(適 応負荷分散)ボンディングを使用してボンディングインタフェースに結合されま す。例えば、4 つの LOM ポートと 1 つのクアッドポート NIC アダプタ を装備し たサーバーでは、LOM ポート 0 ~ 1 およ
DX6000 システムでのローカル YUM リポジトリ の作成 DX Cluster Services Node ソフトウェアのインストール処理は、デフォルトで システムにはインストールされない、追加の rpm パッケージに依存しています。 これらのパッケージはシステムに同梱の Red Hat Enterprise Linux 配布メディ アに収録されています。DX Cluster Services Node ソフトウェアインストール 用のパッケージ依存関係でシステムをアップデートするにはローカル YUM リポ ジトリが必要です。 お使いのシステムにローカル YUM リポジトリを作成するには次の手順を実行し てください。 1 DX Cluster Services Node をオンにします。 2 システムに同梱の『オペレーティングシステム』メディアを光学ドライブ に挿入し、ファイルシステムを自動的にマウントさせます。自動マウントさ れたファイルシステムのデフォルトディレクトリパスは /media/RHELx.
baseurl=file:///media/dvd/Server gpgcheck=1 enabled=1 gpgkey=file:///etc/pki/rpm-gpg/RPM-GPG-KEY-redhatrelease 5 システムからキャッシュされたパッケージをすべて削除し、ローカル YUM リポジトリを有効にします。 # yum clean all # yum repolist DX Cluster Services Node ソフトウェアまたは DX Cluster File サーバーソフ トウェアのインストールに必要なすべての依存関係でシステムをアップデートす る準備が完了しました。 Dell DX Compatibility Manager のインストール Dell DX Compatibility Manager は rpm パッケージとして利用可能となって います。DX Compatibility Manager をインストールするには次の手順を実行 します。 1 support.dell.
4 CRRC をインストールするには、次のコマンドを実行します。 source crrc_install.sh 5 CRRC を起動するには、次のコマンドを実行します。 ./run_crrc.
DX Cluster Services Node ソフトウェアのイン ストール 少なくともひとつのレプリカがある場合、障害の発生したストレージノードまた はハードディスクドライブにあるデータはいずれも、クラスタ内の別のストレー ジノードに複製されます。DX Storage Node のハードウェアステータス は、 DX Object Storage Node Administration コンソール から監視すること ができます。障害の発生したノードの動作再開に必要なため、DX Storage Node で障害の発生したハードウェアコンポーネントを交換します。 DX Cluster Services Node ソフトウェア配布は、自己解凍シェルスクリプトと 共にインストールされた rpm パッケージのコレクションとして利用できるように なっています。パッケージとその依存関係は、ルートユーザーとして DX6a00 シ ステムにインストールされる必要があります。 DX Cluster Services Node ソフトウェアをインストールするには次の手順を実 行します。 1 support.
DX Cluster Services Node ソフトウェアの設定 DX Cluster Services Node をインストールして再起動した後、DX Cluster Services Nod を設定および展開するための最低限の設定データを入力するよう に、プロンプトが自動的に表示されます。この設定プロセスは、初期インストー ル後に一度だけ必要となります。この初期起動処理中に入力されたパラメータへ の必要なアップデートは、Cluster Services Node コンソールから実行できます。 Cluster Services Node の設定に関する詳細は、support.dell.
その他の参考資料 ソフトウェアマニュアル 表 6-1. ソフトウェアマニュアル マニュアル 『DX Storage 説明 場所 Storage Compression Node の設定に必要な手順 support.dell.com/man uals Compression Node (DX が記載されています。 Deployment Guide』 Storage Compression Node 導入ガイド) support.dell.
表 6-1. ソフトウェアマニュアル (続き) マニュアル 『DX Object Storage Application Guide』(DX Object Storage アプリ ケーションガイド) 説明 場所 クライアントサイドプログラ support.dell.com/man ムを開発またはカスタマイズ uals するアプリケーションプログ ラマーを手引きします。 Content Router の設定に support.dell.com/man and Configuration 必要な手順と、ひとつ、ま uals Guide』(Content Router たは複数の Content セットアップおよび設定ガ Router ノードを管理および 『Content Router Setup イド) 実行するために必要な管理 アクションが記載されてい ます。 『SCSP Proxy Overview』 (SCSP プロキシ概要) SCSP プロキシの概要、およ support.dell.
ハードウェアマニュアル 表 6-2. ハードウェアマニュアル マニュアル 『Dell DX6000 Getting Started With Your System』(Dell DX6000 説明 場所 Dell DX6000 システムの使い support.dell.com/ma nuals 始めをお手伝いします。 はじめに) 『Dell DX6000 Hardware お使いのデル製ハードウェア Owner's Manual』(Dell に固有の情報が記載されてい DX6000 ハードウェアオー ます。 ナーズマニュアル) support.dell.com/ma nuals Dell DX6012S システムの使 support.dell.com/ma Started With Your nuals い始めをお手伝いします。 System』(Dell DX6012S 『Dell DX6012S Getting はじめに) Dell DX6000G システムの使 support.dell.
表 6-2. ハードウェアマニュアル (続き) マニュアル 説明 場所 シルアルアタッチド SCSI H200 アダプタに関する情報 が含まれています。 support.dell.com/ma nuals シルアルアタッチド SCSI Controller (PERC) H700 H700 アダプタに関する情報 and H800 User's Guide』 が含まれています。 (Dell PowerEdge RAID Controller(PERC)H700 および H800 ユーザーズガ support.dell.com/ma nuals DX Object Storage Platform 用の互換性マトリ support.dell.