Users Guide
Table Of Contents
- ユーザーズガイド
- はじめに
- DX Object Storage Platform 概要
- DX Object Storage Platform の セットアップ
- Dell DX Object Storage Platform ソフトウェアのアップデート
- 災害復旧
- 回復ソリューションマップ
- ディスク障害からの回復
- ディスクエラーの検出と監視
- オペレーティングシステムの再インストール
- RAID の設定と管理
- オペレーティングシステムの回復
- オペレーティングシステム回復中のパーティ ションの設定
- DX Cluster Services Node ソフトウェアの 再インストール
- プライベートおよびパブリックネットワークへ の DX Cluster Services Node の接続
- プライベートネットワークへの DX Storage Node の接続
- DX6000 システムでのローカル YUM リポジトリ の作成
- Dell DX Compatibility Manager のインストール
- Dell DX Content Router Rules Configurator のイ ンストール
- Dell OpenManage Server Administrator のイン ストール
- DX Cluster Services Node ソフトウェアのイン ストール
- DX Cluster Services Node ソフトウェアの設定
- クラスタ構成の復元
- DX Storage Cluster の表示
- その他の参考資料

16 DX Object Storage Platform 概要
リモートクラスタ構成
複数の
DX Storage Cluster
を展開する場合(例えば複数サイト、オフサイト
バックアップなど)、
DX Cluster Services Node
は、
DX Content Router
ソフ
トウェアを使用して
DX Storage Cluster
間のデータを複製する機能を提供しま
す。
DX Content Router
は次の
2
つのサービスを提供します。
•
パブリッシャーサービス
•
レプリケータサービス
クラスタは、ひとつのクラスタのレプリケータサービスによって別のクラスタの
パブリッシャーサービスへ接続されています。このリンクは一方向(オフサイト
バックアップ用)または双方向(ミラー構成用)のいずれかにすることができま
す。
各パブリッシャーは、特定の複製ルール一式を持つレプリケータを多数サポート
できます。パブリッシャーが各レプリーケータへ同じデータオブジェクトのセッ
トを提供することはありません。
冗長性のため、クラスタ内に
2
つ以上の
DX Cluster Services Node
が存在する
場合がありますが、パブリッシャーとしてアクティブな
DX Cluster Services
Node
は常にひとつだけです。
メモ
: クラスタごとに複数のパブリッシャーを置くこともできますが、アクティブ
なサブスクライバにできるのはアクティブな(またはプライマリの)
Cluster
Services Node
だけです。
クラスタは、必要なトラフィックボリュームに対応できるリンクタイプのいずれ
によっても接続可能です。このリンクは、クラスタ間で読み取りクラスタデータ
が行き来しないようにセキュアにする必要があります。図
2-4
を参照してくださ
い。
クラスタデータは
2
つの
DX Cluster Services Node
間で直接やりとりされま
す。リモートクラスタでのストレージノード間における直接通信は推奨されませ
ん。
複数クラスタ構成の詳細に関しては、
support.dell.com/manuals
の
『
Content Router Setup and Configuration Guide
』(
Content Router
セッ
トアップおよび設定ガイド)を参照してください。