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WORM メディア・エラー
WORM メディア・エラーは以下の条件で発生します。
v テープのサーボ製造元ワード (SMW) の情報が、カートリッジ内のカートリッジ・メモリー (CM) モジ
ュールの情報と一致していること。 一致しない場合、メディア・エラー・コード 7 がドライブの 1
字ディスプレイ (SCD) に表示されます。
v WORM 非互換のドライブに WORM テープ・カートリッジを挿入すると、カートリッジはサポートさ
れないメディアとして処理されます。ドライブはメディア・エラー・コード 7 を報告します。
クリーニング・カートリッジ
各ライブラリーには、ドライブ・ヘッドをクリーニングするために、特別なラベルが付いた クリーニン
グ・カートリッジが必要です。ヘッドのクリーニングが必要なタイミングは、ドライブ自体が判断します。
ドライブはオペレーター・パネルにある「ドライブのクリーニング (Clean Drive) (オレンジ色の LED)
を点灯することでユーザーに警告します。Dell は、このライブラリーで自動クリーニング機能を使用する
ことを推奨しています。この機能が有効な場合、ライブラリーはクリーニング・カートリッジを取り出し
て、クリーニングを必要とするドライブに、そのカートリッジを挿入し、そのドライブをクリーニングした
後で、そのクリーニング・カートリッジをホーム・スロットに戻します。ヘッドを手動でクリーニングする
には、クリーニング・カートリッジをテープ・ロード格納機構に挿入します。ドライブは自動的にクリーニ
ングを完了します。クリーニングが終了すると、ドライブはカートリッジを排出し、ライブラリーは「ドラ
イブのクリーニング (Clean Drive) LED をオフにします。 83 ページの『ドライブのクリーニング方
式』を参照してください。
: ドライブは使用回数/有効使用回数を超えたクリーニング・カートリッジを自動的に排出します。
Dell クリーニング・カートリッジは、 50 回まで使用できます。
テープ・カートリッジのラベル付け
バーコード・リーダーは、ライブラリー・アクセサーの一部です。バーコード・リーダーは、ライブラリー
に取り付けられたカートリッジ・マガジンおよび磁気テープ・ドライブのタイプを識別する、各カートリッ
ジのバーコード・ラベルを読み取ります。また、ホスト・アプリケーション、オペレーター・パネル、およ
び管理 GUI に対してインベントリー・フィードバックを提供します。このライブラリーは、カスタマイズ
されたインベントリー・データをメモリーに保管します。ライブラリー・ファームウェアは、テープ・カー
トリッジのバーコード・ラベルにある 6 文字または 8 文字のボリューム通し番号 (VOLSER) をサポート
します。各テープ・カートリッジにバーコード・ラベルがあることでバーコード・リーダーが素早くカート
リッジを特定できるため、インベントリーにかかる時間がスピードアップします。テープ・カートリッジで
バーコード・ラベルを使用することを、慣例化してください。
バーコード・ラベルには、以下が記載されています。
v 人間が理解できるボリューム通し番号 (VOLSER)
v ライブラリーが読み取り可能なバーコード
: パフォーマンス上の理由および識別が容易という理由から、ライブラリー環境ではバーコード・ラベル
の使用を強く推奨します。このライブラリーにはバーコード・ラベルが必要です。
ご使用のホスト・ソフトウェアは、関連するバーコードを使用することで、以下の情報を追跡することが必
要な場合があります。
v フォーマットまたは初期化の日付
付録 B. LTO メディア 179