Users Guide

15. CPF DPF の違い (続き)
特性 CPF DPF とロード・バランシング
:
1. SMC = SCSI-3 メディア・チェンジャー仕様 (ライブラリー)
2. SSC = SCSI-3 ストリーム・コマンド (ドライブ)
3. LUN = 論理装置番号
4. 詳しくは、 23 ページの『ホスト接続』を参照してください。
5. Windows はロード・バランシングをサポートしません。
6. フルハイト磁気テープ・ドライブのみ
アラートおよびロギング
ライブラリーは、ライブラリーとそれに接続されているテープ・ドライブに関するアラートを送信し、ユー
ザー処置を追跡するための監査ログを提供します。
v TapeAlert サポート: テープ・ライブラリーは TapeAlert テクノロジーに互換性があります。このテク
ノロジーは、ドライブとライブラリーに関するエラー情報および診断情報をホスト・アプリケーション
に提供します。ライブラリーはこのエラーおよび診断情報を、SCSI LOG SENSE コマンドによってアプリ
ケーションに報告される TapeAlert フラグとして提供します。 120 ページの『TapeAlert フラグ』
参照。
v E メール (SMTP - Simple Mail Transfer Protocol) 通知: ライブラリーは、ライブラリー・イベント
E メール通知を構成できます。ライブラリーには SMTP サーバーへのネットワーク・アクセスが必
要です。 74 ページの『管理機能の場所』 を参照。
v リモート・ロギング (rsyslog): ライブラリーは syslog (システム・ログ) 通知を、構成済みのリモート
(rsyslog) サーバーに送信できます。システム・イベントが発生すると、ML3 テープ・ライブラリーは
これらのイベントのログを作成します。この通知フィーチャーが構成されていると、ライブラリーはイ
ベントの通知を syslog サーバーに送信します。syslog サーバーはシステム・イベントについて独自の
ログを保持します (syslog サーバーはお客様提供のサーバーです) 74 ページの『管理機能の場所』
を参照。
v SNMP サポート: Simple Network Management Protocol (SNMP) を使用することで、ライブラリー
はモニター・サーバーに LAN ネットワーク経由でアラートを送信できます。
ライブラリーは、操作中のユーザーに知らせる必要のある状態を検出することがあります。例えば、ラ
イブラリーのパフォーマンスに影響する状態 (ドアが開いているためライブラリーが停止するなど) が検
出されることがあります。また、管理 GUI から開始されたカートリッジの移動またはエクスポートな
どのユーザー処置をログに記録したい場合もあります。これらの状態について SNMP メッセージがア
ラートを出す場合があります。
状態に関するアラートを TCP/IP LAN ネットワークで SNMP モニター・サーバーに送信するため、
ライブラリーには SNMP と呼ばれる標準 TCP/IP プロトコルが用意されています。これらのアラート
SNMP トラップと呼ばれます。それぞれの SNMP トラップに含まれる情報を使用して、モニタ
ー・サーバーは (お客様提供のソフトウェアとともに)、可能性のある問題や発生するオペレーター介入
のアラートを操作スタッフに対して出すことができます。さまざまなモニター・サーバーを使用して、
SNMP アラートの受信時に E メール通知またはポケットベル通知を送信することができます。詳しく
は、ご使用のネットワーク管理アプリケーションのマニュアルを参照してください。
このモニター・サーバーを、トラップの受信と処理を行えるシステム管理ソフトウェアと一緒にロード
する必要があります。 SNMP は、オペレーターが、問題に関する詳細情報を収集したり、ライブラリ
22 Dell EMC ML3 テープ・ライブラリー: ユーザーズ・ガイド