Dell EMC PowerVault ME4 SeriesvSphere Client プラグイン ユーザーズ ガイド April 2021 Rev.
メモ、注意、警告 メモ: 製品を使いやすくするための重要な情報を説明しています。 注意: ハードウェアの損傷やデータの損失の可能性を示し、その危険を回避するための方法を説明しています。 警告: 物的損害、けが、または死亡の原因となる可能性があることを示しています。 ©2018~ 2021 Dell Inc.またはその関連会社。All rights reserved.(不許複製・禁無断転載)Dell、EMC、およびその他の商標は、Dell Inc.
目次 章 1: ME4 SeriesvSphere Client プラグイン ‐ はじめに........................................................................ 4 ソフトウェアおよびハードウェアの動作条件.............................................................................................................. 4 章 2: プラグインのインストールと登録...............................................................................................5 インストールの必要条件...................................................................................................................................
1 ME4 SeriesvSphere Client プラグイン ‐ はじめ に ME4 Series の vSphere Client プラグ インは、VMware vSphere 6.5 Web クライアントと統合されるブラウザ ベースのツールであり、 Dell EMC PowerVault ME4 Series のストレージ システムを監視および管理するための代替インターフェイスを提供します。 トピック: ソフトウェアおよびハードウェアの動作条件 • ソフトウェアおよびハードウェアの動作条件 次の表は、プラグインをインストールするためのソフトウェアおよびハードウェアの前提条件をリストしています。プラグインの 一部は Web ブラウザーと vCenter サーバーで実行されますが、プラグイン ソフトウェア自体は GNU/Linux ホストにインストール して稼働する必要があります。 表 1. ソフトウェアおよびハードウェアの動作条件 ソフトウェア プロバイダーまたは製品 バージョン ESXi VMware 6.5 vCenter Server VMware 6.
2 プラグインのインストールと登録 この章では、プラグインのインストールの前提条件と、プラグインのインストール、アップグレード、アンインストール、修復、 アクセスを行うための手順について説明します。 プラグイン登録の処理には、次の vCenter Server 情報が必要です。 ● vCenter Server IP/ホスト名 ● vCenter サーバー上のローカル管理者アカウントのユーザー名 ● vCenter 管理者アカウントのパスワード メモ: プラグインを管理者権限でインストールし、登録する必要があります。 トピック: • • • • • • • インストールの必要条件 プラグインのインストール システム サービスの開始と停止 プラグ インのアップグレード プラグ インのアンインストール サイレント モードでのコマンドの実行 プラグ インへのアクセス インストールの必要条件 プラグ インを最初に Red Hat Enterprise Linux または Cent OS システムにインストールする前に、次の 1 回限りの手順を実行しま す。 1. 次のコマンドを使用して JDK v1.
3. lsof ユーティリティを次のとおりインストールします。 sudu yum install lsof Debian 9 または Ubuntu 18.04 サーバでは、次のコマンドを実行します。 sudo apt-get update sudo apt install open jdk-8-jre-headless zip unzip lsof プラグインのインストール プラグインをインストールし、システムを VMware vSphere Web Client に登録するには、root ユーザーとしてログインして次の操 作を実行します。 1. インストール用 zip ファイルを、任意の空のフォルダに解凍します。例: /opt/vCenter-Client-Plugin 後でメンテナンス操作を行う必要がある場合に備えて、このフォルダは後で削除するか、参照用に残しておきます。 mkdir /opt/vCenter-Client-Plugin cd /opt/vCenter-Client-Plugin 2.
● ユーザーが stop コマンドを使用してサービスを停止した場合、バックエンド サービスを手動で開始するには、次のコマンド を実行します。 systemctl start StoragePluginService ● プラグ イン サービスのステータスをチェックするには、次のコマンドを実行します。 systemctl is-active StoragePluginService ○ このコマンドの出力が active の場合、サービスが実行されています。 ○ このコマンドの出力が failed の場合、サービスが実行されていません。 ● 最後のコマンド(start または stop)の結果をチェックするには、次のコマンドを実行します。 systemctl status StoragePluginService メモ: ● サービスはインストール時に登録され、アンインストール時に削除されるため、上記のコマンドはすべて、プラグ インが システム上にインストールされている場合にのみ動作します。 ● サービスがすでに停止しているときに stop コマンドが実行されたか、サービスがすでに実行されているときに star
c. 次のコマンドを入力して、vSphere クライアント サービスを停止します。 service-control --stop vsphere-ui ● CSA 6.5 の場合: a. VCSA ssh コンソールに root としてログインしてシェルにアクセスします。 b. 次のコマンドを入力して、HTML 用の vSphere クライアント サービスを停止します。 service-control --stop vsphere-ui 2. vCenter Web Client プラグインがインストールされたホスト上で、インストール ディレクトリー(/opt/vcenterplugin)がア ンインストール後に削除されなかった場合、それを削除します。 3. vCenter serenity フォルダーのプラグインを削除します。 コンソール ウィンドウで vCenter Server にログインし、vCenter serenity フォルダに移動します。 ● Windows vCenter 6.5 の場合: a. 次のパスに移動します。 C:\ProgramData\VMware\vCenterServer\
1. Web ブラウザを使用して vCenter Server にアクセスします。vSphere Client を選択するよう要求された場合は、 [[vSphere Client (HTML5)]]を選択します。 2. vCenter Server のユーザー名とパスワードを入力します。 3.
3 プラグ インを使用したストレージ システムの検 出 プラグインは、検出したストレージ システムを管理するために使用します。ストレージ システムを検出して、検出履歴の詳細を 更新することができます。インベントリからストレージ システムを変更および削除することもできます。 メモ: 検出できるストレージ システムが 1 台以上あり、管理者がそのストレージ システムのログイン資格情報を知っている必 要があります。ストレージ システムが iSCSI を介して接続されている場合は、ESXi ホストがすでにストレージ システムの iSCSI ターゲットにアクセスするよう設定されているはずです。 トピック: • • • • ストレージ システムの検出 ストレージ システムに対する保存された認証情報の変更 インベントリからのストレージ システムの削除 役割ベースのアクセス コントロール ストレージ システムの検出 ストレージ システムを検出するには、次の手順を実行します。 1. VMware vSphere Web Client にログインします。 VMware vSphere ホーム ページが表示されます。 2.
1. VMware vSphere Web Client にログインします。 VMware vSphere ホーム ページが表示されます。 2. [ME4 Series]アイコンをクリックします。 3. 削除するストレージ システムを選択します。 4. アイコンをクリックします。 5. 確認のプロンプトで[Yes]をクリックして、ストレージ システムを削除します。 完了したメッセージが表示されます。 6. [OK] をクリックします。 役割ベースのアクセス コントロール VCenter Server では、役割ベースのアクセス コントロール(RBAC)を利用でき、vSphere オブジェクトへのアクセスを制御するこ とができます。ストレージ管理者は RBAC を定義することで、特定のユーザーがストレージ システム上の特定のタスクにアクセス できるようにすることができます。 ユーザーに役割ベースのアクセス コントロールを提供するには、次の手順を実行します。 1. VMware vSphere Web Client にログインします。VMware vSphere のホームページが表示されます。 2.
4 データストアの管理 プラグ インは、ストレージ システム内に作成したデータストアを管理できます。データストアの管理は、 [ホスト]ビューと[ク ラスタ]ビューで使用できます。スナップショット管理操作は、[ストレージ]ビューで実行できます。 プラグ インのインターフェイスでクラスタのデータストア関連情報を表示するには、そのクラスタを探して選択する必要がありま す。 トピック: • • • • データストアの作成 ホスト対ボリューム マッピングの表示 スナップショットの管理 データストアのクローン作成 データストアの作成 このセクションでは、ホストまたはクラスタにデータストアを作成する手順を説明します。プラグインは、iSCSI、FC(Fibre Channel)、SAS データストアの作成をサポートしています。新しいボリュームまたは既存のボリュームにデータストアを作成でき ます。 新しいボリュームでのデータストアの作成 iSCSI または FC ホスト上、またはクラスタ上にデータストアを作成するには、次の手順を実行します。 1.
6. データストアの名前とサイズを入力します。 7. プール A または B を選択します。 8. 必要な VMFS のバージョンを選択します。VMFS 6 および VMFS 5 がサポートされています。 9. [次へ] をクリックします。 10. すべての詳細を確認します。 ● 任意のページの詳細を変更するには、[[戻る]]をクリックします。 ● リクエストを送信するには、[[完了]]をクリックします。 要求が検証されて正常に送信されると、タスクが[[最近のタスク]]に一覧表示され、進行状況を確認できます。 既存のボリューム上でのデータストアの作成 このプラグ インは、既存のボリューム上でのデータストアの作成をサポートしています。空の RAW ボリュームとして、または VMFS ファイル システムがマップされた状態で作成することができます。 既存のボリューム上でデータストアを作成するには、次の手順を実行します。 1. VMware vSphere Web Client のナビゲーション ペインで、[[ホストおよびクラスタ]]をクリックします。 2.
2. [Inventories]セクションで[Storage]をクリックします。 3. [Navigation]ペインで、データストアを選択します。 4. [Configure]タブで、[ME4 Series]をクリックします。 5. アイコンをクリックして、スナップショットを取得します。 [Take Snapshot]ダイアログ ボックスが表示され、選択したデータストアのボリューム名が表示されます。 6. [送信] をクリックします。 スナップショットが作成されると、完了したメッセージが表示されます。 7. [OK] をクリックします。 スナップショットが[Snapshot]セクションに表示されます。 スナップショットの削除 既存のスナップショットを削除するには、次の手順を実行します。 1. VMware vSphere Web Client にログインします。 VMware vSphere ホーム ページが表示されます。 2. [Inventories]セクションで[Storage]をクリックします。 3.
マウント操作の進行状況はパーセントで表示されます。進行状況が 100%に到達すると、操作が[Complete]として表示されま す。 6. マウントされたデータストアを表示するには、データストアを選択し、[Hosts]タブをクリックします。 データストアのマウント解除 ホストにマウントされているデータストアをマウント解除するには、次の手順を実行します。 1. VMware vSphere Web Client にログインします。 VMware vSphere ホーム ページが表示されます。 2. [Inventories]セクションで[Storage]をクリックします。 3. [Navigation]ペインで、マウント解除するデータストアを選択します。 4. データストアを右クリックして、[ME4 Series Actions > Unmount Datastore]をクリックします。 [Unmount Datastore]ダイアログ ボックスが表示され、データストアがマウントされているホストが示されます。 5.
5 一般的な管理タスク トピック: イベントおよびアラートを表示する ヘルプの表示 vCenter サービスが実行されていることを確認する • • • イベントおよびアラートを表示する 1. VMware vSphere Web Client のナビゲーション ペインで、[イベント]をクリックします。 [イベント コンソール]ペインが表示され、ストレージ イベント情報が一覧表示されます。 2. ME4 シリーズのイベントを表示するには、[説明]フィールドでイベント リストをソートします。 3. 右上のペインでイベントを選択すると、そのイベントの詳細が右下のペインに表示されます。 ヘルプの表示 プラグイン インストーラーのヘルプを表示するには、次のコマンドを入力します。 bash vSphere-Client-Plugin-installer.
6 トラブルシューティング 表 2. 一般的な問題と推奨処置 問題 推奨処置 プラグインがインストール後に表 示されない プラグインが正常にインストールされていることと、プラグインのバージョンを確認します。 1. vCenter Server の認証情報を使用して http://vCenter-server-IP-address/mob/ content/ExtensionManager/extensionList にログインし、管理対象オブジェクト ブラウザー(MOB)にアクセスします。 2. 拡張機能リストで com.vcplugin.
7 ME4 シリーズ vSphere Client プラグイン リリ ース ノート ME4 シリーズ vSphere Client プラグイン バージョン 1.1 には、次のような拡張機能、修正された問題、既知の問題が含まれていま す。 拡張機能 データストア名とボリューム名にスペースのサポートが追加されました。 修正された問題 ● [ストレージ認証の変更]ダイアログ ボックスの名前を[保存された認証情報のアップデート]に変更しました。 ● ボリュームを LUN 0 にマップするために別の管理インターフェイスが使用された場合に発生する可能性がある、LUN マッピン グのエラーを修正しました。 ● 日本語のロケールでプラグインを起動できない問題を修正しました。 既知の問題 ● vCenter 6.5 の制限により、プラグインをアンインストールすると、vCenter サーバーにファイルが残る可能性があります。残 されたファイルは、今後のインストールまたはアップグレードの妨げになる可能性があり ます。これらのファイルを手動で削 除する方法については、「プラグインをアンインストールした後のクリーンアップ 、p.