Administrator Guide
図 1. 最初のレプリケーションのプロセス
A ユーザー ビュー 1 手順 1:ユーザーが最初のレプリケーションを開始します。
B 内部ビュー 2 手順 2:現在のプライマリ ボリュームの内容が、S1 の内容を置き換えます。
a プライマリ システム 3 手順 3:S1 の内容はピア接続を介してセカンダリ システムの S1 へ完全に複製され、
S1 の内容が置き換えられます。
b セカンダリ システム 4 手順 4:S1 の内容がセカンダリ ボリュームの内容を置き換えます。
c ピア接続
d プライマリボリューム
e セカンダリボリューム
プライマリおよびセカンダリ システム上の各ボリュームの 2 個の内部スナップショットにはそれぞれ明確な役割があります。上
下 2 枚の図では、両システムにおいてこれらのスナップショットが S1(スナップショット 1)および S2(スナップショット 2)と
ラベル付けされています。レプリケーション セットの作成時には、プライマリ ボリュームとその内部スナップショットには同じ
データが含まれています。セカンダリ ボリュームとその内部スナップショットにはデータが含まれていません。レプリケーション
セットが作成されてから最初のレプリケーションを実行するまでの間に、ホストがプライマリ ボリュームに追加データを書き込む
可能性があります。
最初のレプリケーションは、次の順序で行われます。ユーザーがプライマリ システムでレプリケーションを開始します(手順 1)。
現在のプライマリ ボリュームの内容はレプリケーション セットの作成時と異なる場合があるため、プライマリ システムの S1 の内
容を置き換えます(手順 2)。プライマリ ボリュームのデータと一致する S1 のデータがセカンダリ システムの S1 にすべて複製さ
れ、セカンダリ システムの S1 に含まれるデータを置き換えます(手順 3)。セカンダリ システムの S1 の内容は、セカンダリ ボリ
ュームの内容を置き換えます(手順 4)。これで、プライマリ ボリュームとセカンダリ ボリュームの内容が同期されました。
後続のレプリケーション
次の図は、単一ボリュームの最初のレプリケーションに後続するレプリケーションで実行される内部プロセスを示しています。
120 レプリケーション トピックでの作業