Owners Manual
表 28. 削除されたイベント
削除されたイベント 交換用イベント
154 237
155 237
SMI-S クライアントに表示するために送信されたイベン
ト
ストレージ システムの SMI-S インターフェイスが有効な場合、システムでは SMI-S クライアントに指示のようなイベントが送信さ
れます。これにより、SMI-S クライアントは、システムのパフォーマンスをモニターできるようになります。
次のイベント カテゴリーは、FRU アセンブリーと特定の FRU コンポーネントに関連するものです。
表 29. FRU のイベント カテゴリー
FRU/イベント カテ
ゴリー
対応する SMI-S クラス アラート条件をトリガーする運用ステータスの値
コントローラー DHS_Controller Down, Not Installed, OK
ハード ディスク ド
ライブ
DHS_DiskDrive Unknown, Missing, Error, Degraded, OK
ファン DHS_PSUFan Error, Stopped, OK
電源装置 DHS_PSU Unknown, Error, Other, Stressed, Degraded, OK
温度センサー DHS_OverallTempSensor Unknown, Error, Other, Non-Recoverable Error,
Degraded, OK
バッテリー/
SuperCap
DHS_SuperCap Unknown, Error, OK
FC ポート DHS_FCPort Stopped, OK
SAS ポート DHS_SASTargetPort Stopped, OK
iSCSI ポート DHS_ISCSIEthernetPort Stopped, OK
trust コマンドの使用
CLI の trust コマンドは、ディザスター リカバリーを行う状況での最終ステップとしてのみ使用します。
単体ディスクのディスク グループが残っている場合、または障害が発生している場合は、trust コマンドを使用しないでくださ
い。trust コマンドを実行すると、ディスク グループの永続的なデータ ロスや不安定な動作が発生する可能性があります。ディス
ク グループがオフライン状態の場合にのみ、trust コマンドを使用します。
障害が発生したか、または複数のエラーが発生しているために残っているディスクは、新しいディスクに置き換える必要がありま
す。新しいディスクをスペアとしてディスク グループに割り当て直します。その後、再構築が完了するのを待ち、ディスク グルー
プをフォルト トレラント状態に戻します。
trust コマンドは、残ったディスクを再同期して、残っているディスクをディスク グループのアクティブなメンバーにしようと試
行します。trust コマンドは、データ バックアップがないため、ディスク グループがオフラインの場合に必要となる可能性があり
ます。この trust コマンドは、ディスク グループのデータをリカバリするための最後の試みとして必要になる場合もあります。こ
の場合は、trust コマンドは正常に動作しますが、残りのディスクが動作を続行する場合に限ります。「信頼済み」ディスク グルー
プがオンラインに戻ると、ディスク グループのすべてのデータをバックアップして、すべてのデータが有効であることを確認しま
す。次に、信頼済みディスク グループを削除し、新しいディスク グループを追加して、バックアップから新しいディスク グループ
にデータを復元します。
注意: ディスク グループで trust を使用することは、ディザスター リカバリーの尺度に過ぎません。ディスク グループは、別
の障害への耐性がないため、本番環境に戻すことはできません。ディスク グループを信頼する前に、
Dell EMC PowerVault
ME4 Series ストレ
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ジ システム CLI リファレンス ガイド
およびオンライン ヘルプの「トラスト コマンドを使用するための
イベントおよびイベント メッセージ 153