Owners Manual
表 27. イベントの説明と推奨される対応策 (続き)
番号 重大度 説明/推奨される対応策
● ストレージ システムからデバッグ ログをダウンロードし、テクニカル サポートに連絡してくだ
さい。サービス技術者は、デバッグ ログを使用して問題を特定することができます。
170 情報 前回の再スキャンで、示されているエンクロージャがシステムに追加されたことが検出されまし
た。
推奨される対応策:
● 何も対処する必要はありません。
171 情報 前回の再スキャンで、示されているエンクロージャがシステムから削除されたことが検出されまし
た。
推奨される対応策:
● 何も対処する必要はありません。
172 エラーや警告 示されたディスク グループが、次の理由の 1 つによって隔離されました。
● ディスクの一部にアクセスできません。ディスク グループが隔離されている間、リニア スト
レージで、ホストからディスク グループのボリュームにアクセスしようとすると失敗します。
仮想ストレージでは、プールのすべてのボリュームが強制的に読み取り専用になります。すべて
のディスクにアクセスできる場合は、ディスク グループは FTOL の結果ステータスによって自
動的に隔離されます。一部のディスクにアクセスできないが、ディスク グループへの書き込み
と読み取りの許可に十分なアクセスが確保できる場合は、FTDN または CRIT の結果ステータス
によって自動的に隔離されます。ディスク グループが隔離から削除されると、イベント 173 が
記録されます。隔離の詳細は、SMC または CLI ドキュメントを参照してください。
注意:
○ これによりデータのリカバリーが難しくなったり、不可能になったりするため、イベン
ト 172 が記録された場合はリカバリー方法として手動隔離操作を使用して回避します。
○ ディスク グループが隔離された、またはオフラインの間に書き込まれていないキャッシ
ュ データを消去した場合、そのデータは永久に失われます。
● このシステムではサポートされていない形式でデータが含まれています。コントローラーは、リ
ニア ディスク グループをサポートしていません。
推奨される対応策:
● 一部のディスクにアクセスできないため、ディスク グループが隔離された場合:
○ 示されたディスク グループについてイベント 173 が後から記録された場合、対処を行う必要
はありません。ディスク グループは、すでに隔離から削除されています。
○ これ以外の場合は、次の処置を行ってください。
■ すべてのエンクロージャの電源が入っていることを確認します。
■ すべてのエンクロージャのディスクと I/O モジュール全部がスロットに完全に装着さ
れ、ラッチがロックされていることをチェックします。
■ ユーザー インターフェイスで欠落または故障として報告されている隔離されたディスク
グループ内にディスクを装着しなおします。(隔離されたディスク グループのメンバー
ではないディスクを取り外し、再挿入しないでください。)
■ SAS 拡張ケーブルがストレージ システムの各エンクロージャを接続し、それらが完全に
装着されていることを確認します。(これによって他のディスク グループに問題が生じ
ることがあるため、ケーブルを取り外し、再挿入しないでください。)
■ 誤ってディスクがシステムから取り外されていないことを確認します。
■ システム内の障害を示すその他のイベントをチェックし、それらのイベントの推奨され
る対応策を実行します。ただし、そのイベントがディスクの故障を示し、推奨される対
応策としてディスクの交換が指示されている場合、データ リカバリーのために後から必
要になるので、この時点ではディスクを交換しないでください。
■ 手順を実行してもまだディスク グループが隔離されている場合は、両方のコントローラ
ーをシャットダウンしてから、ストレージ システム全体の電源をオフにします。その後、
ディスク エンクロージャ(拡張エンクロージャ)、コントローラー エンクロージャの順に
電源を再びオンにします。
■ これらの推奨される対応策を実行してもまだディスク グループが隔離されている場合
は、テクニカル サポートにお問い合わせください。
● このシステムでサポートされていない形式のデータが含まれるため、ディスク グループが隔離
された場合:
イベントおよびイベント メッセージ 93