Users Guide
Table Of Contents
- Lifecycle Controllerユーザーズ ガイド
- 目次
- はじめに
- Lifecycle Controller の使用
- Operating system deployment
- 監視
- ファームウェアアップデート
- 設定
- システムコントロールパネルのアクセスオプション
- iDRAC の設定
- システム時刻と日付の設定
- RAID の設定
- ソフトウェア RAID を使用した RAID の設定
- RAID コントローラ上でのセキュアな仮想ディスクの作成
- Key encryption
- ローカルキー暗号化モード
- ミラードライブの解除
- System setup — Advanced Hardware Configuration
- Collect System Inventory On Restart
- ローカル USB ドライブの設定
- NFS および CIFS サーバーの設定
- Conditions while configuring HTTP or HTTPS server
- 保守
- 使いやすいシステムコンポーネント名
- セットアップユーティリティとブートマネージャの使用
- トラブルシューティングとよくあるお問い合わせ(FAQ)
ファームウェアのロールバック
Lifecycle Controller では、BIOS、iDRAC with Lifecycle Controller、RAID コントローラー、NIC、エンクロージャ、バックプレーン、
ファイバー チャネル カード、BOSS-S1、NVDIMM、電源供給ユニット(PSU)などを、以前インストールされたバージョンのコン
ポーネント ファームウェアにロールバックできます。現在インストールされているバージョンに問題があり、以前にインストール
したバージョンに戻したい場合は、この機能を使用します。
メモ: HBA のファームウェア ロールバックは、HBA345 以降でサポートされています。
本リリースでサポートされているすべてのサーバーには、iDRAC および Lifecycle Controller ファームウェアは 1 つしかありません。
iDRAC ファームウェアのロールバックを行うと、Lifecycle Controller ファームウェアもロールバックされます。
● Dell Diagnostics(診断)、オペレーティング システム ドライバー パック、CPLD、およびオペレーティング システム コレクター
ツールは、以前のバージョンにロールバックすることはできません。
● 以前のバージョンへのロールバックは、コンポーネントファームウェアが最低 1 回異なるバージョンへアップデートされている
場合にのみ実行できます。
● iDRAC ファームウェアの場合を除き、現在のバージョンと以前のバージョンが同じ場合は、以前のバージョンのファームウェ
アは表示されません。
● ファームウェアイメージがアップデートされるたびに、以前のバージョンのファームウェアのイメージがバックアップされま
す。
● ロールバック操作が行われるたびに、ファームウェアのバージョンが 1 つ古くなります。ただし、iDRAC では、以前にインスト
ールされたバージョンが現在のバージョンになり、現在のバージョンが以前のバージョンとして保存されます。
● ファームウェアの以前のバージョンは、ファームウェアのアップデートに Lifecycle Controller の[ファームウェア アップデー
ト]機能、Lifecycle Controller-Remote Services、またはオペレーティング システムからの Dell Update Package(DUP)のいずれ
かのツールが使用された場合に限り、使用することができます。
メモ:
○ コントローラーで SEKM モードが有効になっている場合、SEKM 対応の iDRAC バージョンから SEKM 非対応の iDRAC
バージョンに切り替えようとすると、iDRAC ファームウェアのロールバックに失敗します。SEKM に対応したバージョ
ン同士で実行した場合は、iDRAC ファームウェアのロールバックに成功します。
○ PERC コントローラーで SEKM 暗号化モードが有効になっている場合、PERC ファームウェアを SEKM 非対応バージョ
ンにロールバックすると失敗します。
以前のファームウェアバージョンへのロールバック
[ファームウェア ロールバック]ウィザードを使用して、ファームウェアを以前のバージョンへロールバックすることができます。
メモ: 何らかのファームウェアのアップデートを 1 回のみ行った場合、ロールバック機能で、工場出荷時のコンポーネントファ
ームウェアイメージに戻すオプションを選択できます。ファームウェアを 2 回以上アップデートした場合は、工場出荷時のイ
メージが上書きされているため、戻すことはできません。
ファームウェアをロールバックするには、以下の手順を行います。
1. Lifecycle Controller を起動します。詳細については、「Lifecycle Controller の起動」を参照してください。
2. 左ペインで、[ファームウェア アップデート]をクリックします。
3. 右ペインで、[ファームウェアロールバックの起動] をクリックします。
[ファームウェアロールバック] ページにロールバックが可能なコンポーネントのリストが表示されます。新しいバージョンが
デフォルトで選択されています。
メモ: [ファームウェアのロールバック]ページでは、iDRAC の GUI と Lifecycle Controller の GUI でコンポーネント名が異
なる場合があります。
4. 必要なロールバックイメージを選択し、[適用] をクリックします。
アップデートプロセスの完了後に、システムが再起動される場合があります。複数のアップデートを適用する場合は、アップ
デートとアップデートの間にシステムが再起動し、Lifecycle Controller に戻ってアップデートを続行する場合があります。
ファームウェアバージョンの比較
アップデートまたはロールバックのバージョンを現在システムにインストールされているバージョンと比較するには、[現在] フ
ィールドと [利用可能] フィールドのバージョンを比較します。
● [Component(コンポーネント)] - コンポーネントの名前を表示します。アップデートするコンポーネントに対応するチェック
ボックスを選択してください。
ファームウェアアップデート 37