Setup Guide
Microsoft Active Directory と UNIX/Linux POSIX パーミッションは異なるものであり、互いを正しく関連付ける
ことはできません。お使いの環境で Microsoft または Linux のどちらが多数を占めるのかを判別してから、最小
限の管理で最もよくアクセス制御を行うことができる共有タイプを決めます。
たとえば、お使いの環境の大半が Microsoft クライアントの場合、共有を NTFS として定義します。クライアント
が実際に Linux か Microsoft かに関わらず、Active Directory パーミッションがユーザー名ごとに適用されます。
逆に、Linux/POSIX が大半を占める環境で使用されるパーミッションは、LDAP サーバーまたは NIS サーバーご
との POSIX ベースのパーミッションになります。
共 有 所 有 権 の転 送
CIFS 共有を作成するとき、共有はまず CIFS 管理者に所有されます。このビルトインアカウントには、セキュリ
ティ保護のためにランダムに生成されたパスワードがあります。クライアントシステムから CIFS 共有へのアクセスを
行う前に、デフォルトのグループマネージャ管理者( grpadmin アカウント ) としてログインしたグループマネージャ
の GUI から CIFS 管理者のパスワード を変更する必要があります。
CIFS 管理者のパスワード を変更するには、グループ管理ガイドの「CIFS パスワードの設定」を参照してくださ
い。
Windows クライアントシステムから、新しい CIFS 管理者パスワード で CIFS 共有にログインします。個々のユー
ザーまたはグループに読み取り / 書き込みパーミッションを割り当てるか共有します。
NAS サービスが Active Directory ドメインの一部である場合は、ドメイン管理者アカウントを使用してこの操作
を行うこともできます。CIFS 管理者またはド メイン管理者のみが、他のローカルユーザーとグループ、またはドメ
インユーザーとグループのパーミッションを設定できます。
コント ローラの検出と NAS サービスの設定
コントローラを検出して NAS サービスの設定を行うには、次の手順に従います。
1. グループマネージャ GUI で、アクティビティパネルの Discover devices( デバイスの検出) をクリックします。
2. デバイスの検出ダイアログボックス( 図 40) で、NAS サービスに追加する各 FS7500 コントローラのサービスタ
グを選択します。そのデバイスの Product( 製品) 欄に NAS と表示されることを確認してください。
NAS サービスに追加するコントローラは、ペアである必要があります。NAS サービスに設定したら、コント
ローラは NAS ノードとしてグループマネージャに表示されます。
デバイスの検出ダイアログボックスに予期されるデバイスの一部が表示されない場合は、Rediscover( 再
検出) をクリックします。それでも表示されないときは、各 FS7500 コントローラがネット ワークに正しく接続され
ているか確認してください。
3. デバイスの検出ダイアログボックスの Configure NAS service( NAS サービスの設定) をクリックする
と、NAS サービスの設定ウィザード が開始されます。
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EqualLogic FS7500 インストール & セット アップ
5 NAS サービスの設定