Setup Guide
6 NAS スト レージの割り当て
NAS サービスを作成した後、個別のサイズ、アクセス制御、スナップショット設定を持つ複数のファイルシステム
を作成することができます。
それぞれのファイルシステムには、複数の CIFS( Common Internet File System) 共有やNFS( Network File
System) エクスポートを作成し、共有やエクスポートへのクライアントアクセスを許可することができます。
NAS スト レージの割り当 て手 順
NAS サービスには、複数の NAS ファイルシステムを含めることができます。各ファイルシステムには、お使いの環
境の必要性に応じて、複数の CIFS 共有または NFS エクスポートを作成できます。
NAS ストレージをクライアントの使用のために割り当てるには、次の手順を実行します。
1. NAS ストレージ割り当てのための情報を収集します。62 ページの 「 NAS ファイルシステム情報の収集」を
参照してください。
2. ファイルシステムを作成し、オプションとして CIFS 共有または NFS エクスポートを作成します。
62 ページの 「 NAS ファイルシステムの作成」を参照してください。ファイルシステムでの共有やエクスポートの
作成は、後から行うこともできます。
メモ: ファイルシステム、CIFS 共有、または NFS エクスポートの作成時には、サービス全体のデフォルト値が
適用されます。NAS サービスを変更して、サービス全体のデフォルト値を変えることができます。
場合によっては、ファイルシステム、共有、またはエクスポートを作成するときにデフォルト値を上書き
できます。たとえば、ファイルシステムの作成時にデフォルトのスナップショット予約値を変更することが
できます。また、デフォルト値を変更するためには、ファイルシステム、共有、またはエクスポートを変更
する必要がある場合もあります。たとえば、ファイルシステムのデフォルトのセキュリティモード、または
UNIX ファイルやディレクトリパーミッションを変更するには、ファイルシステムの変更が必要です。
3. 作成した共有やエクスポートそれぞれに、クライアントがアクセスできることを確認します。
65 ページの 「 CIFS 共有へのアクセス」と 66 ページの 「 NFS エクスポートへのアクセス」を参照してください。
NAS ストレージを割り当てたら、7 章, 「 次に行う手順」を参照してください。
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