Setup Guide
NAS ファイルシステム情 報 の収集
NAS ファイルシステムを作成する前に、次の情報を取得、または決定してください。
• ファイルシステム名 — ファイルシステムを識別します。ファイルシステム名は、PS Series グループ内で固有で
ある必要があります。ファイルシステム名は有効な UNIX ファイル名である必要があります。クライアントはこ
のファイルシステム名を使って、ファイルシステム上の NFS エクスポートにアクセスします。
• ファイルシステムのサイズ — ファイルシステムの容量。ファイルシステムのサイズは、ユーザーの作業を中断す
ることなく増加または減少させることができます。
• スナップショット予約( オプション) — スナップショットの保存のために使用可能なファイルシステム容量の割
合。スナップショット予約は、そのファイルシステムに割り当てられている NAS 予約領域から消費されます。
したがって、ユーザーデータとスナップショットは同一のファイルシステム上の容量について競合することになり
ます。データが、スナップショットよりも優先されることに留意してください。ファイルシステムの容量が少なくな
ってくると、ファイルシステムはスナップショット予約から容量を取得します。最も古いスナップショット が最初に
削除されます。
異なる値を指定した場合を除き、ファイルシステムはスナップショット予約としてサービス全体のデフォルト
値( 50%) を使用します。
• 使用中の警告制限値 — ファイルシステム容量の割合( %) で、これがユーザーデータやスナップショットによ
って消費されるとイベントメッセージが発生します。
異なる値を指定した場合を除き、ファイルシステムは使用中の警告制限値としてサービス全体のデフォルト
値( 80%) を使用します。
• セキュリティモードとパーミッション — デフォルトで、ファイルシステムは、混合( NTFS と UNIX) のセキュリティ
モード、および UNIX ディレクトリおよびファイルパーミッションにはそれぞれ 744 と 755 をサポートします。ファ
イルシステムを変更して、セキュリティモードおよびパーミッションを変更できます。詳細については、53 ページ
の 「 セキュリティとパーミッション」を参照してください。
NAS ファイルシステムの作成
ファイルシステム作成の一環として、CIFS 共有または NFS エクスポートを作成するオプションを選択し、共有ま
たはエクスポートの名前やディレクトリを指定できます。ただし、この時点ではこれらの共有やエクスポートの作
成は行わず、ファイルシステムの作成後に行うこともできます。
NAS サービスは次の名前で Unicode をサポート します。
• CIFS 共有名
• CIFS ディレクトリ名
• NFS エクスポート名
• NFS ディレクトリ名
具体的には、すべての言語のアルファベット の全ての文字、アラビア数字、ドット( ピリオド) 、ダッシュまたはハイ
フン文字( -) を意味します。
62
EqualLogic FS7500 インストール & セット アップ
6 NAS スト レージの割り当て