Install Guide
PS6210 インストールとセットアップガイド
5 ストレージの割り当て
1つのボリュームに対して最大16のアクセスコントロールレコードを作成できます。
次の例では、50GBのボリュームと1つのアクセスコントロールレコードが作成されます。指定されたイニシエータ
名があるコンピュータのみがボリュームにアクセスできます。
group1> volume create staff1 50GB
group1> volume select staff1 access create initiator iqn.1991-
05.com.microsoft:WIN2008Server.company.com
GUI を使 用 したボリュームの作 成
ストレージ容量をエンドユーザーに提供するには、標準ボリュームを作成します。ユーザーはホストコンピュータか
ら、このボリュームにアクセスできます。
標準ボリュームを作成する前に、以下について把握する必要があります。
• ボリュームに適用されるグループのボリューム属性とグループ全体のデフォルト設定。
• ボリュームセキュリティおよびアクセスコントロール。特に、以下が重要です。
– ボリュームおよびそのスナップショット に接続するために、コンピュータが満たすべき条件。CHAPユーザー
名、IPアド レス、またはiSCSIイニシエータ名を指定します。これらの情報に基づいて、ボリュームおよび
そのスナップショットに適用されることになる、アクセスコントロールレコードが生成されます。
– ボリュームのための、読み取り/書き込み( デフォルト) または読み取り専用いずれかの許可。
– ボリュームおよびそのスナップショット に対する異なるiSCSI装飾名( IQN) を持つイニシエータによるアク
セスの許可または拒否( デフォルト) 。
• シンプロビジョニングに伴うリスクおよび利点( この機能をボリュームに適用する前に確認すること) 。
• ボリュームの作成によってプールの容量を上回ってしまう場合、空きプール容量の値は負数になる。この場
合、ボリュームサイズを減らします。
シンプロビジョニングを有効にする場合、シンプロビジョニングボリューム属性のデフォルト設定を調整できます
( 報告サイズの割合に基づいて設定されています) 。
標準ボリュームを作成するには、次の項で説明するボリュームの作成ウィザードを使用してください。
ボリュームの作 成 ウィザード
CreateVolume( ボリュームの作成) ウィザード は、新しいボリュームの定義、および名前、サイズ、プール割り当
て、セクタサイズ、スナップショット容量、iSCSIオプション、アクセス制御オプションを含むさまざまなオプションの設
定のプロセスを手順を追って説明します。
手 順 1:ボリューム設 定
フィールド 説 明
ショートカット
キー
名 前
( 必須 ) ボリュームを一意 に識 別 する名 前です。最 大 長 は63ASCII
文 字 ( ピリオド、ハイフン、コロンを含 む) です。
Alt+A
説 明
( オプション) ボリュームの目 的 、またはその他特 色についての説 明テキ
ストです。最 大 長 は127文 字 です。
Alt+D
24