Users Guide
設定タスク
本項では、管理ステーション、iDRAC、管理下サーバーの設定タスクについての概要を説明します。実行可能なタスクには iDRAC のリモート使用を可能にする iDRAC の設定、使用する iDRAC 機能
の設定、管理下サーバーへのオペレーティングシステムのインストール、管理ステーションおよび管理下サーバーへの管理ソフトウェアのインストールなどが含まれます。
各タスクの実行に使用可能な設定タスクは、タスク下にリストされています。
管理ステーションの設定
Dell OpenManage ソフトウェア、ウェブブラウザ、他のソフトウェアユーティリティをインストールして、管理ステーションを設定します。
l 管理ステーションの設定 を参照してください。
iDRAC ネットワークの設定
iDRAC ネットワークを有効にし、IP、ネットマスク、ゲートウェイ、DNS アドレスを設定します。
l シャーシの LCD パネル — 『Dell Chassis Management Controller ユーザーズガイド』を参照してください。
l iDRAC 設定ユーティリティ — LAN を参照してください。
l CMC ウェブインタフェース — CMC ウェブインタフェースを使用したネットワーク設定 を参照してください。
l RACADM CLI — cfgLanNetworking を参照してください。
iDRAC ユーザーの設定
ローカル iDRAC ユーザーと権限を設定します。iDRAC では、ファームウェアに 16 のローカルユーザーをまとめた表があります。これらのユーザーに対しユーザー名、パスワード、役割を設定できま
す。
l iDRAC 設定ユーティリティ(システム管理ユーザーのみの設定)— LAN ユーザー設定 を参照してください。
l iDRAC ウェブインタフェース — iDRAC ユーザーの追加と設定 を参照してください。
l RACADM — iDRAC ユーザーの追加 を参照してください。
Active Directory の設定
ローカル iDRAC ユーザーに加え、iDRAC ユーザーログインの認証には Microsoft
®
Active Directory
®
を使用できます。
l Microsoft Active Directory との iDRAC の使用 を参照してください。
IP フィルタおよび IP ブロックの設定
ユーザー認証に加え、規定範囲外の IP アドレスからの接続を拒否したり、設定可能な時間枠内で複数回認証に失敗した IP アドレスからの接続を一時的にブロックすることにより、不正なアクセスを阻
止できます。
l iDRAC ウェブインタフェース — IP フィルタおよび IP ブロックの設定 を参照してください。
l RACADM — IP フィルタ(IpRange)の設定、IP ブロックの設定 を参照してください。
プラットフォームイベントの設定
プラットフォームイベントは、iDRAC が管理下サーバーのセンサーから警告状態または重要状態を検知した場合に発生します。
PEF は、ある状態を検知したときに選択可能な処置(例:管理下サーバーの再起動)の実行を促します。PET は、特定のイベントまたは状態を検知したときに電子メールまたは
IPMI 警告を送信するよう iDRAC に指示します。
また iDRAC では、IPMI オーバー LAN を有効にしている場合に ipmitool や ipmishell などの標準 IPMI ツールを使用できます。
メモ:本書の設定手順を実行する前に、CMC および I/O モジュールがシャーシにインストールされ、設定されている必要があります。また、PowerEdge サーバーはシャーシ内に物理的に設
置されていなければなりません。
メモ:iDRAC ネットワーク設定の変更により、iDRAC に対する現在のネットワーク接続はすべて終了されます。
メモ:LCD パネルを使用したサーバーの設定オプションは、CMC の初期設定中のみに使用できます。シャーシ導入後、LCD パネルは iDRAC の再設定に使用できません。
メモ:LCD パネルは iDRAC ネットワークの設定において DHCP を有効にする際に使用できます。静的アドレスを割り当てるには、iDRAC 設定ユーティリティまたは CMC ウェブインタフェー
スを使用します。