Users Guide
セキュア起動の属性は、Dell EMC の管理アプリケーションを使用してローカルまたはリモートで有効 / 無効を切り替えることがで
きます。Lifecycle Controller は、UEFI 起動モードの場合のみ、セキュア起動オプションを使用したオペレーティングシステムの導
入をサポートします。
セキュア起動に関連付けられている BIOS 属性には、次の 2 つがあります。
• セキュア起動 — セキュア起動 が有効化されている、または無効化されていることを表示します。
• Secure Boot Policy(セキュア起動ポリシー) - BIOS が認証に使用するポリシーまたはデジタル署名を指定することができま
す。ポリシーは次のように分類されます。
• 標準 — BIOS は、デフォルトの証明書セットを使用して起動プロセス中にドライバとオペレーティングシステムローダーを
検証します。
• カスタム - BIOS は、標準証明書からのインポートまたは削除を行う特定の証明書セットを使用して起動プロセス中にドラ
イバとオペレーティングシステムローダーを検証します。
メモ: BIOS 上で行ったセキュア起動ポリシーの設定は、Lifecycle Controller GUI も変更することもできます。
メモ: UEFI の詳細に関しては、uefi.org を参照してください。
ドライバアクセス
Lifecycle Controller は、オペレーティングシステムのインストールに必要なドライバのローカルリポジトリを提供します。インスト
ールするオペレーティングシステムに基づいて、OS Deployment(OS 導入)ウィザードがこれらのドライバを抽出し、管理下シ
ステムの一時ディレクトリ(OEMDRV)にコピーします。これらのファイルは、18 時間経過するか、次を行った場合に削除され
ます。
• AC パワーサイクルを更新する。これにより、iDRAC がリセットされます。
• Lifecycle Controller 処置をキャンセルするために <F2> を押して iDRAC 設定 または Lifecycle Controller を選択する。
メモ
: これらのオペレーティングシステムを導入する前に、Lifecycle Controller が最新のドライバパックでアップデートされ
ていることを確認します。最新の Lifecycle Controller ドライバは、www.dell.com/support からダウンロードできます。
iSCSI LUN および FCoE LUN へのオペレーティング
システムのインストール
システム設定 ページでは、iSCSI LUN および FCoE LUN にオペレーティングシステムをインストールすることができます。
再起動後のシナリオ
次の表は、再起動後のシナリオ、そのユーザー操作、および影響を示します。
表
7. 再起動後のシナリオ
シナリオ ユーザー操作と影響
POST 中、システムがオペレーティングシステムイン
ストールメディアから起動するためにキーを押すプロ
ンプトを表示する。
オペレーティングシステムのインストールを開始するには、任意のキー
を押します。押さなければ、システムはオペレーティングシステムイン
ストールメディアではなく、ハードディスクドライブから再起動しま
す。
オペレーティングシステムのインストールが中断さ
れ、インストールが完了する前にシステムが再起動す
る。
システムがオペレーティングシステムインストールメディアで再起動す
るためのキーを押すプロンプトを表示します。
オペレーティングシステムのインストールをキャンセ
ルする。
<F10> を押します。
メモ: インストールプロセス中または再起動中に <F10> キーを押す
と、オペレーティングシステム導入ウィザードによって提供された
ドライバが削除されます。
オペレーティングシステムの導入 21