Users Guide
• すべてのキーストロークをサーバーに渡す機能を有効にすると、<Ctrl+Alt+Del> が管理下システムのオペレーティングシステムに
渡されます。
• マジック SysRq キーは、Linux カーネルによって認識されるキーの組み合わせです。管理ステーションまたは管理下システムの
オペレーティングシステムがフリーズし、システムを回復する必要がある場合に便利です。次のいずれかの方法を使用して、
Linux オペレーティングシステムのマジック SysRq キーを有効にできます。
• /etc/sysctl.conf にエントリを追加する
• echo "1" > /proc/sys/kernel/sysrq
• すべてのキーストロークをサーバに渡す機能を有効にすると、マジック SysRq キーが管理下システムのオペレーティングシステ
ムに送信されます。オペレーティングシステムをリセット(つまり、アンマウントまたは同期なしで再起動)するキーシーケン
スの動作は、管理ステーションでマジック SysRq が有効になっているか無効になっているかによって異なります。
• 管理ステーションで SysRq が有効になっている場合は、システムの状態に関わらず、<Ctrl+Alt+SysRq+b> または <Alt+SysRq
+b> によって管理ステーションがリセットされます。
• 管理ステーションで SysRq が無効になっている場合は、<Ctrl+Alt+SysRq+b> または <Alt+SysRq+b> キーによって管理下シス
テムのオペレーティングシステムがリセットされます。
• その他の SysRq キーの組み合わせ(<Alt+SysRq+k>、<Ctrl+Alt+SysRq+m> など)は、管理ステーションで SysRq キーが有効
になっているかどうかに関わらず、管理下システムに渡されます。
リモートコンソール経由での SysRq マジックキーの使用
SysRq マジックキー は、次のいずれかを使用してリモートコンソール経由で有効化することができます。
• Opensoure IPMI ツール
• SSH/Telnet または外部シリアルコネクタ
オ
ー
プンソ
ー
ス
IPMI
ツ
ー
ルの使用
BIOS/iDRAC 設定が SOL を使用したコンソールリダイレクトをサポートしていることを確認します。
1. コマンドプロンプトで、SOL をアクティブ化するコマンドを入力します。
Ipmitool –I lanplus –H <ipaddr> -U <username> -P <passwd> sol activate
SOL セッションがアクティブ化されます。
2. サーバがオペレーティングシステムで起動すると、localhost.localdomain ログインプロンプトが表示されます。オペレー
ティングシステムのユーザー名とパスワードを使用してログインします。
3. SysRq が有効になっていない場合は、echo 1 >/proc/sys/kernel/sysrq を使用して有効にします。
4. ブレークシーケンス ~B を実行します。
5. SysRq マジックキーを使用して SysRq 機能を有効にします。たとえば、次のコマンドはコンソールにメモリ情報を表示します。
echo m > /proc/sysrq-trigger displays
SSH
、
Telnet
、または外付けシリアルコネクタの使用(シリアルケ
ー
ブル
経
由での直接接
続
)
1. telnet/SSH セッションでは、iDRAC のユーザー名とパスワードでログインした後、/admin> プロンプトで console com2 コマ
ンドを実行します。localhost.localdomain プロンプトが表示されます。
2. シリアルケーブル経由でシステムに直接接続された外付けシリアルコネクタを使用するコンソールのリダイレクトでは、サーバ
がオペレーティングシステムから起動した後、localhost.localdomain ログインプロンプトが表示されます。
3. オペレーティングシステムのユーザー名とパスワードを使用してログインします。
4. SysRq が有効になっていない場合は、echo 1 >/proc/sys/kernel/sysrq を使用して有効にします。
5. マジックキーを使用して SysRq 機能を有効にします。たとえば、次のコマンドはサーバを再起動します。
echo b > /proc/sysrq-trigger
メモ: マジック SysRq キーを使用する前に、ブレークシーケンスを実行する必要はありません。
Windows オペレーティングシステム上で動作する ActiveX ベースの仮想
コンソールセッション
Windows オペレーティングシステムで動作する ActiveX ベースの仮想コンソールセッションの すべてのキーストロークをサーバーに
渡す機能の動作は、Windows 管理ステーションで実行されている Java ベースの仮想コンソールセッションで説明された動作に似て
いますが、次の例外があります。
256 仮想コンソールの設定と使用