インテル® イーサネット iSCSI ブート・ユーザーガイド 下記の情報は Dell 社による検証なしで、解説されたデバイスの出荷業者により提供され、下記の制限および免責条項の条件が適用されます。 本書はインテル® Boot Agent に適用されます。各製品の詳細については、以下の各リンクを選択してください。 概要 システムの要件 インストールと設定 ファームウェアの設定 iSCSI ターゲットの設定 DHCP サーバ設定 Microsoft Windows* の設定 Linux セットアップ iSCSI Over Data Center Bridging (DCB) トラブルシューティング 確認されている問題点 サポート 用語集 インテル® Ethernet Flash Firmware Utility Dell Update Package for Intel Adapter Firmware ソフトウェア ライセンス 本書は予告なく変更されることがあります。 © 2001-2014, Intel Corporation.
* 本書で使用している他社の商標および商品名は、その商標と商品名を主張するエンティティまたは他社の製品を参照していることがありま す。インテル コーポレーションは、他社の商標および商品名において財産利益の責任を負いません。 制限および免責条項 すべての説明、警告、規制の認証および保証を含む本書の情報は、出荷業者によって提供されており、Dell 社は証明または検証をしていませ ん。Dell 社は説明書に従って実行、または従わずに実行したため発生した破損には、いずれにも一切責任を負いません。 本書に典拠された所有権、有効性、速度、または品質に関するすべての記述は、出荷業者によって作られたものであり、Dell 社のものではあり ません。Dell 社は、それらの記述の正確性、完全性、または実証性の知識を免責条項とします。陳述または請求に関する質問またはコメント は、出荷業者に直接ご連絡ください。 輸出制限 お客様は、テクノロジとソフトウェアを含む本製品がアメリカ合衆国 (U.S.
目次に戻る 概要:インテル® イーサネット iSCSI ブート・ユーザーガイド インテル® イーサネット iSCSI ブートは、PCI Express サーバーアダプターのギガビットおよび 10 ギガビットファミリー用に設計されています。 インテル® イーサネット iSCSI Boot は、iSCSI ベースのストレージ・エリア・ネットワーク (SAN) にあるリモート iSCSI ディスクボリュームから起 動する機能を提供します。このガイドは、これらのアダプタの使用におけるハードウェアとソフトウェアのインストールと設定の手順、および システムのインストールと起動においてのトラブルシューティングのヒントを説明します。 iSCSI Over Data Center Bridging (DCB) インテル® イーサネット・アダプターでは、基本オペレーティング・システムに固有の iSCSI ソフトウェア・イニシエーターがサポートされてい ます。Windows の場合、Microsoft iSCSI ソフトウェア・イニシエーターによって、Windows ホストから、インテル・イーサネット・アダプター を使用する外
コマンド "BOOTUTIL -UP -ALL" を使用して、システムのすべての iSCSI ブート対応アダプターのフラッシュ ROM でファームウェアを プログラミングします。詳細については、iSCSI DOS ユーティリティーを参照してください。 3. iSCSI ターゲットディスクを使用して iSCSI イニシエーター・システムのアダプターをネットワークに接続します。 4. 設定済みの iSCSI ターゲットディスクからインテル® イーサネット iSCSI ブート・ファームウェアを設定するには、ファームウェアの設 定の手順に従います。 5. Microsoft* Windows* を使用してリモート iSCSI ディスクから起動するようにイニシエーターのシステムをセットアップする場合 は、Windows での設定または Linux での設定の手順に従います。 6.
インテル® ギガビット 2P I350 LOM 制限および免責条項をすべてお読みください。 目次に戻る
目次に戻る システムの要件:インテル® イーサネット iSCSI ブート・ユーザーガイド ネットワーク アダプタのシステム ハードウェアの互換性 サポートされているインテル® ネットワーク・アダプター サポートされている 32 ビット オペレーティング システム インテル® 64 アーキテクチャー (インテル® 64) のプラットフォーム要件 ネットワーク アダプタのシステム ハードウェアの互換性 インテル・ギガビット・サーバー・アダプターとインテル® iSCSI ブート・ファームウェアをインストールする前に、ご使用のシステムが次の最 小要件を満たしているか確認してください。 次のスロットのタイプのいずれか(ご使用のアダプターによる): 1x、4x、8x、または 16x で稼動している PCI Express スロット (v1.
インテル® PRO/1000 PT デュアルポート・サーバー・アダプター インテル® PRO/1000 PF サーバー・アダプター インテル® ギガビット ET デュアルポート・サーバー・アダプター インテル® ギガビット ET クアッド・ポート・サーバー・アダプター インテル® ギガビット ET クアッド ポート メザニン カード インテル® ギガビット 2P I350-t アダプター インテル® ギガビット 4P I350-t アダプター インテル® ギガビット 4P I350-t rNDC インテル® ギガビット 4P X540/I350 rNDC インテル® ギガビット 4P X520/I350 rNDC インテル® ギガビット 4P I350-t Mezz インテル® ギガビット 2P I350-t LOM インテル® ギガビット 4P I350 rNDC インテル® ギガビット 2P I350 LOM 注:インテル ネットワーク・アダプターで FCoE ブートを使用するときには、システムに Brocade Host Bus Adapter (HBA) がインストー ルされていないことを確認してくだ
RHEL6.
目次に戻る インストールと設定:インテル® イーサネット iSCSI ブート・ユーザーガイド このセクションは、インテル® iSCSI ブート・コンポーネントのインストールおよびセットアップの手順を説明します。ハードウェアを準備した 後に行う最初の手順は、iSCSI ブート対応アダプターでインテル® イーサネット iSCSI ブート・ ファームウェアをプログラムすることです。以下 のファームウェアのインストールのセクションを参照してください。 デフォルトの iSCSI ブート設定は DHCP を使用します。静的 IP を使用する場合は、ファームウェアの設定を静的 IP 設定にする必要がありま す。ファームウェアの設定のセクションを参照してください。 Microsoft Windows 環境では、Microsoft* Windows での設定に記載されている詳細手順に従ってください。 Linux 環境では、Linux セットアップに記載されている詳しい手順に従ってください。 ファームウェアのインストール インテル® イーサネット iSCSI ブート・ を有効にするには、システムで BIOS を起動中にファー
インテル® イーサネット 10G 2P X520-k bNDC インテル® ギガビット 4P X540/I350 rNDC インテル® ギガビット 4P X520/I350 rNDC インテル® ギガビット 4P I350 rNDC 次の操作を行います。 1. [System Setup (システムのセットアップ)] に移動します。 2. ポートを選択して設定に移動します。 3.
注:ファームウェアをバージョン 13.x からアップデートする場合は、ファームウェアのバージョン 14.5.x にする前にまずバージョン 14.0.
目次に戻る ファームウェアの設定:インテル® イーサネット iSCSI ブート・ユーザーガイド インテル® iSCSI Boot Port Selection メニュー インテル® iSCSI Boot Port Specific メニュー インテル® iSCSI Boot Configuration メニュー iSCSI CHAP Configuration インテル® イーサネット iSCSI Bootには、1 つのシステム内の 2 つのネットワーク・ポートを iSCSI ブートデバイスとして有効にすることができ るセットアップ・メニューがあります。インテル® iSCSI ブートを設定するには、システムの電源をオンにするかリセットして、"Press to run setup...
注: 新しく設定されたプライマリ アダプタのあるシステムに、前に設定されたプライマリ アダプタを再度追加すると、2 つのプライ マリ アダプタが設定される可能性があります。いずれかのアダプタを無効にするか、いずれか一方のアダプタをセカンダリ アダ プタに変更してください。 プライマリー・ポートとセカンダリー・ポートを設定する場合、それぞれに異なるターゲット・パラメーターを使用できます。 それにより、iSCSI プライマリー・ポートがそのターゲットへの接続に失敗すると、セカンダリー・ポートがそのターゲットへの 接続を試行します。 インテル® iSCSI Boot Port Specific Setup メニュー ポート特有の iSCSI 設定メニューには、次の 4 つのオプションがあります。 iSCSI Boot Configuration - このオプションを選択すると、インテル® iSCSI Boot Configuration Setup メニューが表示されます。このメ ニューについては以下に詳しく説明されているので、選択されたネットワーク ポートに iSCSI パラメータを設定できます。 CHAP C
Initiator IP - このフィールドで静的 IP 設定としてこのポートで使用するクライアント IP アドレスを入力します。この IP アドレス は、iSCSI セッション全体でそのポートにより使用されます。DHCP が有効でない場合、このオプションは表示されます。 Subnet Mask - このフィールドに IP サブネットマスクを入力します。これは、選択されたポートが iSCSI に接続するネットワークで使用 される IP サブネット マスクでなければなりません。DHCP が有効でない場合、このオプションは表示されます。 Gateway IP - このフィールドに、ネットワーク ゲートウェイの IP アドレスを入力します。iSCSI ターゲットが選択されたインテル iSCSI ブートのポート以外のサブ ネットワークにある場合は、このフィールドは必須になります。DHCP が有効でない場合、このオプション は表示されます。 Use DHCP for iSCSI Target Information - このチェックボックスを選択すると、インテル iSCSI ブートはネットワークの DHCP サーバから
Target Secret - このフィールドに CHAP パスワードを入力します。これは、iSCSI ターゲットに設定された CHAP パスワードと同じであ り、12 文字から 16 文字までの長さで指定する必要があります。このパスワードは Initiator Secret と同じにはできません。 Use Mutual CHAP - このチェックボックスを選択すると、このポートに Mutual CHAP 認証を有効にします。Mutual CHAP は、イニシ エータがターゲットを認証することを許可します。Mutual CHAP 認証を有効にした後、イニシエータのパスワードを入力する必要があり ます。Mutual CHAP は、CHAP が選択されているときにしか選択できません。 Initiator Secret - このフィールドに Mutual CHAP パスワードを入力します。これは、iSCSI ターゲットに設定された CHAP パスワードと 同じであり、12 文字から 16 文字までの長さで指定する必要があります。このパスワードは Target Secret と同じにはできません。 この製品の CH
目次に戻る iSCSI ターゲットの設定:インテル® イーサネット iSCSI ブート・ユーザーガイド iSCSI ターゲットシステムとディスク ボリュームの設定に関する特有の情報は、サードパーティー・ベンダーが提供する手順を参照してくださ い。以下に示すのは、多数の iSCSI ターゲットシステムで機能させるためにインテル® イーサネット iSCSI ブートをセットアップするのに必要な 基本的な手順です。具体的な手順は、ベンダーにより異なります。 注:iSCSI ブートをサポートするには、ターゲットが同一のイニシエータからの複数のセッションをサポートする必要があります。iSCSI ブート・ファームウェア・イニシエータと OS High イニシエータの両方が同時に iSCSI セッションを確立する必要があります。これら のイニシエータの両方が同一のイニシエータ名と IP アドレスを使用して接続し OS ディスクにアクセスしますが、これらの 2 つのイニ シエータは別々の iSCSI セッションを確立します。ターゲットが ISCSI ブートをサポートするためには、ターゲットは複数のセッション とクライアントの
Red Hat* Enterprise Linux* 6.
目次に戻る DHCP サーバー設定:インテル® イーサネット iSCSI ブート・ユーザーガイド DHCP を使用している場合は、DHCP サーバーが iSCSI イニシエーターに iSCSI ブートの設定を提供するように設定されている必要がありま す。iSCSI イニシエータに返す iSCSI ターゲット情報への応答で Root Path option 17 と Host Name option 12 を指定するように DHCP サーバーを 設定する必要があります。DHCP option 3、ルータ リストは、ネットワーク設定によって必須になる場合があります。 注:DHCP サーバーで競合の検出を有効にする必要があります。 DHCP Root Path Option 17: iSCSI ルート パス オプションの設定文字列は、次の形式を使用します。 ISCSI:<サーバー名またはIP アドレス>:<プロトコル>:<ポート>::<ターゲット名> 例: iscsi:192.168.0.20:6:3260:0:iqn.1986-03.com.
制限および免責条項をすべてお読みください。 目次に戻る
目次に戻る インテル® イーサネット iSCSI ブート用 Microsoft* Windows* の設定:インテル® イーサネット iSCSI ブート・ユーザーガイド Microsoft* Windows* インテル iSCSI/DCB のインストールと設定 iSCSI Over DCB インテル® イーサネット iSCSI ブート用の設定 Microsoft* Windows* インテル iSCSI/DCB のインストールと設定 アダプター要件 この機能は X520 および X540 ベースのアダプターでのみサポートされています。 インストール 最初のインテル・ソフトウェア・インストール画面で、[iSCSI/DCB] チェックボックスを選択します。インストール手順によって、関連する DCB サービスおよび iSCSI/DCB アプリケーション TLV がインストールされます。 設定 1.
iSCSI Over Data Center Bridging (DCB) iSCSI のインストールには、iSCSI DCB エージェント (iscsidcb.
要件 1. インストール手順に従って、インテル iSCSI ブート・ファームウェアがサポートされているインテル® イーサネット iSCSI ブート対応アダ プターをインストールします。 2. 使用可能な iSCSI ターゲット システムでディスク ターゲット (LUN) を作成します。起動するホストのアダプタの MAC アドレスにアクセ スできるように、この LUN を設定します。 3. iSCSI イニシエータ システムが iSCSI ブート・ファームウェアを起動することを確認します。このファームウェアが iSCSI ターゲットに接 続でき、起動ディスクを検出できるようにファームウェアを正しく設定する必要があります。 4. 組み込まれたソフトウェアの起動がサポートされる Microsoft* iSCSI ソフトウェア・イニシエーターの最新バージョンを取得するに は、ここをクリックしてください。 5. Windows Server 2008 ブートシステムをセットアップするには、Windows Server 2008 のインストールに記載されている手順に従いま す。 6.
http://www.intel.com/support/network/sb/CS-006120.htm から USB メディアにダウンロードすることもできます。iSCSI LUN がリストさ れている場合は、OS のインストールの完了を続行します。 4. 10 ギガビット・ネットワーク・コントローラーに対しては、上記のステップ 3 を実行後に iSCSI LUN が見つからない場合は、ドライバー の選択ウィンドウで次に進みます。 a. WINPE INF ドライバー・ディレクトリーを作成する。 i. 一時ディレクトリーを作成します (たとえば、USB メディア上で f:\temp\winpe)。 ii. CD の該当するディレクトリーからすべてのファイルを一時ディレクトリーにコピーします。ディレクトリーから INF ファイルを一時ディレクトリーにコピーしないでください。 iii. 上記のステップ 2 と同様に、同ディレクトリーから INF ファイルを一時ディレクトリーに抽出します。 b. shift+F10 を押して Windows PE コマンドラインを起動します。 c.
4. BIOS 設定メニューに入り、PXE アダプターをプライマリー・ブート・デバイスとして設定します。 5. システムを再起動します。 6. CTRL-D を使用して iSCSI Setup 画面に入り、プライマリー・ポートを有効にします。設定で必要な場合、セカンダリー・ポートを有効に します。DHCP を使用していない場合は、いずれかの静的設定に入ります。iSCSI Setup 画面のオプションの詳細については、ここをク リックしてください。 注:ユーザーが絶対に DHCP を使用したい場合、PXE 用にオプション 60 を有効にして、DHCP サーバで ISCSI 用にオプション 12 とオプション 17 を有効にする必要があります。 7. システムを再起動します。 8. iSCSI オプション ROM が iSCSI LUN に、PXE オプション ROM がWDS サーバーに接続されていることを確認してください。 インストールの実行 1. iSCSI オプション ROM がターゲットに接続されていることを確認したうえで、PXE を使用して WDS サーバにシステムを起動してくださ い。 2.
します。 vii. 更新が完了すると、iSCSI LUN がリストされます。続行してインストールを完了します。 クラッシュ ダンプのサポート フル・メモリー・ダンプを確実にするには: フル・メモリー・ダンプに必要なページ・ファイル・サイズをシステムにインストールされている RAM 以上に設定します。 ハードディスクの空き領域がシステムにインストールされた RAM の容量を処理できることを確認します。 これらの要件が満たされない場合、フル・メモリー・ダンプは生成されません。 Microsoft Windows Server 2008 と Server 2012 クラッシュ・ダンプ・ファイルの生成は、インテル iSCSI クラッシュ・ダンプ・ドライバーによって iSCSI 起動 Windows Server 2008 x86/x64 ま たは Server 2012 x86/x64 用にサポートされています。インテル 10 ギガビット・イーサネットを使用したクラッシュ・ダンプ・ファイル生成の ためのホットフィックスは、http://support.microsoft.
uEFI プラットフォーム上のネットワーク アダプタがレガシー iSCSI オプション ROM を提供していない場合は、DMIX の [Boot Options](起動オ プション)タブで iSCSI クラッシュ・ダンプ・ドライバの設定を行うことができません。この場合は、次のレジストリエントリが作成されま す: HKLM\SYSTEM\CurrentControlSet\Control\Class\{4D36E97B-E325-11CE-BFC1-08002BE10318}\ \Parameters DumpMiniport REG_SZ iscsdump.
目次に戻る インテル® イーサネット iSCSI ブート用 Linux の設定:インテル® イーサネット iSCSI ブート・ユーザーガイド オープン iSCSI イニシエーターのインストール オープン iSCSI イニシエーターの設定 DCBx ソフトウェア構成 インテル® イーサネット iSCSI ブートのインストール オープン iSCSI イニシエーターのインストール 1. オープン iSCSI イニシエーター・ユーティリティーをインストールします。 #yum -y install iscsi-initiator-utils オープン iSCSI イニシエーターの設定 1. www.open-iscsi.org/docs/README を参照してください。 2. アクセスを許可するように iSCSI アレイを設定します。 Linux ホスト・イニシエーター名は /etc/iscsi/initiatorname.iscsi を調べてください このホスト・イニシエーター名を使用してボリュームマネージャーを更新します。 3.
Data Center Bridging Exchange (DCBx) は、FCoE と iSCSI の両方に対してドロップのないイーサネット・ファブリックを確立するためのサービス を提供します。FCoE ネットワークや iSCSI ネットワークの設定では、通常、DCBx のインストールと設定が必要となります。DCBx の設定の説明 はここを参照してください。 インテル® イーサネット iSCSI ブートのインストール ここでは、インテル® iSCSI ブート対応アダプターを使ってディスクを起動できるように Linux をハードドライブにインストールする方法につい て説明します。これには次の 2 通りの方法があります。 iSCSI ストレージアレイのハードドライブに直接インストールする(リモート・インストール)。 ローカル・ディスクドライブにインストールした後、このディスクドライブまたは OS イメージを iSCSI ターゲットに転送する(ローカ ル・インストール)。 SCSI デバイスの列挙の詳細については、このマニュアルの末尾にある付録 A を参照してください。 以下のオペレーティング・システムは
付録 A:デバイスの列挙 iSCSI LU は SCSI デバイス ノードとして検出されます。SCSI デバイスの列挙は動的に行われます。SCSI サブシステムは、/dev/sda から始め、検 出された順にアルファベットの昇順でデバイス ノードを作成します。iSCSI LU の列挙では、ディスクや USB デバイスなどのローカル SCSI がこ のプロセスに影響します。iSCSI が検出される前に USB デバイス用のデバイス ノードが作成された場合、その USB デバイスは /dev/sda とな り、iSCSI LU は /dev/sdb から始まります。ただし、USB デバイスなしでこのシステムを再起動すると、iSCSI LU は /dev/sda から始まりま す。iSCSI ハードドライブから起動するためには、正しいデバイス ノードを正しく指すようにグラブを設定することが重要です。 iSCSI LU をインストールするとき、SCSI サブシステムによって駆動されるデバイスがインストール メディアに使用されることがよくあります。 たとえば、ドライバ更新メディア (DUM) 用に USB フラッシュ
のマニュアルで説明されている概念を完全に理解する必要があります。 付録 C:システムの起動に非常に長い時間がかかる システムの起動に非常に長い時間がかかる場合、/etc/init.
目次に戻る インテル® ネットワーク コネクション用 Data Center Bridging (DCB) :インテル® イーサネット iSCSI ブート・ユーザーガイド 概要 Linux 用 DCB 概要 Data Center Bridging (データセンター・ブリッジング (DCB)) は、従来のイーサネットへの標準規格に基づいたエクステンションのコレクション です。これは、単一のユニファイド・ファブリック上に LAN と SAN のコンバージェンスを有効にする損失のないデータセンター・トランス ポート・レイヤーを提供します。これは、ビジネス・クリティカル・トラフィックの操作を拡張します。 Data Center Bridging は、スイッチとエンド ポイントがデータ センター ファブリックの一部になるよう機能を備えた柔軟なフレームワークで す。次の機能が含まれます。 優先度に基づくフロー制御 (PFC、IEEE 802.1Qbb) 拡張された送信の選択 (ETS; IEEE 802.
背景 要件 機能 オプション セットアップ 操作 テスト \ u32 match ip dport 5007 0xffff action skbedit queue_mapping 7# tc filter add dev ethX protocol ip parent 1: dcbtool のオプション コマンド よくあるお問い合わせ 確認されている問題点 ライセンス 背景 2.4.x カーネルでは qdiscs が導入されました。QoS をソフトウェアで提供することになった根拠は、ハードウェアが必要なインターフェースを持 たなかったためです。2.6.
ナー、および規格機構とともにインテルのソリューションが予想通りに実行されるように確保します。これらのソリューションが使用可能にな り規格が認可されるにつれ、インテルはエコシステムのパートナー、および規格機構とともにインテルのソリューションが予想通りに実行され るように確保します。 要件 RHEL 6 以降または SLES 11 SP1 以降。 Linux カーネル バージョン 2.6.29 以降。 カーネル 2.6. 29 以降からの Linux ixgbe ドライバ (インテル® 82599 ベース および X540 ベース アダプター用)。 'tc' ユーティリティのマルチキュー対応バージョンを取得するためには、"iproute2" パッケージの 2.6.29 以降のバージョンをダウンロード してインストールする必要があります。 Check for new versions at: http://www.linuxfoundation.org/en/Net:Iproute2 iproute2 をサポートするには、Flex のバージョン 2.5.
dcbtool クライアント インターフェイスを通じて dcbd と交信します。 サポートされる DCB 機能のローカル、操作上およびピア設定の状態をクエリします。 サポートされる DCB 機能の設定をサポートします。 インタラクティブ モードでは複数のコマンドをインタラクティブに入力でき、イベント メッセージを表示できます。 インターフェイスに対して DCB を有効または無効にできます。 オプション lldpad には次のコマンドライン・オプションがあります。 -h -f 使用方法を表示します。 configfile:デフォルトのファイル - /etc/sysconfig/dcbd/dcbd.conf の代わりに指定したファイルを config ファイルを使用しま す。 -d dcbd をデーモンとして実行します。 -v dcbd versionSetup を表示します。 -k 現在実行中の lldpad を終了します。 -s lldpad 状態レコードを削除します。 セットアップ 1. ixgbe モジュールをロードします。 2.
DCBX の操作 選択されたインターフェイスにマルチキュー qdisc を設定します: フロー ids を使用してトラフィックをさまざまなキューにフィルタする方法の例を以下に示します。 DCB 機能を設定後の次の手順は、802.1p 優先、および関連された DCB 機能で識別されるトラフィックを分類することです。これは、'tc' コマン ドを使用して、qdisc をセットアップしてネットワーク トラフィックを別々のキューに送信するようにフィルターして行うことができます。 # tc filter add dev ethX protocol ip parent 1: u32 match ip dport 80 \ 0xffff action skbedit queue_mapping 0 # tc filter add dev ethX protocol ip parent 1: u32 match ip dport 53 \ 0xffff action skbedit queue_mapping 1 # tc filter add dev ethX protocol ip parent 1: u32 match
u32 match ip sport 5006 0xffff action skbedit queue_mapping 6 # tc filter add dev ethX protocol ip parent 1: \ u32 match ip dport 5007 0xffff action skbedit queue_mapping 7 # tc filter add dev ethX protocol ip parent 1: \ u32 match ip sport 5007 0xffff action skbedit queue_mapping 7 \ u32 match ip dport 5007 0xffff action skbedit queue_mapping 7# tc filter add dev ethX protocol ip parent 1: \ u32 match ip sport 5007 0xffff action skbedit queue_mapping 7dcbtool の概要 dcbtool は、DCB 対応イーサネット インターフェイスの DCB 設 定をク
ping テスト コマンド。クライアント インターフェイスが操作できる場合、dcbd デーモンは "PONG" に応答します。 license dcbtool のライセンス情報を表示します。 quit インタラクティブ モードを終了します。 次のコマンドは、DCB 対応インターフェイスでデーモンと DCB 機能を管理するために lldpad デーモンと対話します。 lldpad 一般設定コマンド: DCB capabilities exchange protocol の設定されたバージョン、または操作可能なバージョンを取得します。バージョンが異なる場合 dcbx は、dcbd を再起動後に、操作可能なバージョンが設定されたバージョンで上書きされ、設定されたバージョンが実装されます。 dcbd が次に再起動された後に使用される DCB capabilities exchange protocol のバージョンを設定します。バージョン 1 について sc dcbx は、次に説明されています: v:[1|2] バージョン 2 については、次に説明されています:http://
e:<0|1> 制御機能を有効・無効にします。 a:<0|1> 機能が DCBX を通じてピアに通知されるかどうかを制御します。 w:<0|1> ピアから受信したものに基づいて、機能の操作可能な設定を変更するかどうかを制御します。 [機能特有の引数] DCB 機能に特有の引数。 dcb 機能に特有の引数: オン・オフはインターフェイスを有効または無効にします。go と gp コマンドは dcb 機能には不要です。また、enable、advertise、および willing パラメータは不要です。 pg 機能に特有の引数: pgid:xxxxxxxx pgpct:x,x,x,x,x,x,x,x 8 つの優先度を示す優先グループ ID。左から右の順に (優先度 0~7)、x は対応する優先グループ ID の値となり、帯 域幅の割り当てられた優先グループは 0~7、無制限の優先グループは f (優先グループ ID 15) になります。 リンク帯域幅の優先グループの割合です。左から右の順に (優先グループ 0~7)、x は対応する優先グループに割り当 てられたリンク帯域幅の割合になります。合
ll:< subtype> 機能に特有の引数: status:[0|1] テストの目的では論理リンクのステータスは 0 または 1 に設定できます。この設定は、設定ファイルに継続されません。 例 インターフェイス eth2 で DCB を有効にする dcbtool sc eth2 dcb on 優先を割り当てる 優先グループ 0 に優先度 0~3 を、優先グループ 1 に優先度 4~6 を、無制限の優先グループに優先 7 を割り当てます。また、リンク帯域幅の 25% を優先グループ 0 に、75% を優先グループ 1 に割り当てます。 dcbtool sc eth2 pg pgid:0000111f pgpct:25,75,0,0,0,0,0,0 優先フロー制御の送信を有効にする 優先度 3 への優先フロー制御の送信を有効にして、FCoE を優先度 3 に割り当てます。 dcbtool sc eth2 pfc pfcup:00010000 dcbtool sc eth2 app:0 appcfg:08 よくあるお問い合わせ インテルは DCB ソリューションをどのように検証しましたか? 回答 - イン
dcbd および dcbtool - DCB デーモンおよびコマンド・ライン・ユーティリティー DCB 設定 (c) 2007-2013 Intel Corporation. dcbd および dcbtoo の一部 (基本的にプロ フレームワーク) は次に基づいています: hostapd-0.5.7 (c) 2004-2007, Jouni Malinen このプログラムはフリーウェアです。Free Software Foundation が発行する GNU General Public License バージョン 2 の利用規約の下に再配布や 変更を行うことができます。 このプログラムは、役立つことを望んで配布されますが、商品性の保証または特定の保証もなく、その他一切の保証は行われません。詳細 は、GNU General Public License を参照してください。このプログラムとともに、GNU General Public License のコピーを受け取っているはずで す。 そうでない場合は、Free Software Foundation, Inc.
目次に戻る トラブルシューティング:インテル® イーサネット iSCSI ブート・ユーザーガイド 以下の表に、インテル® イーサネット iSCSI ブートを使用するときに発生することがある問題を記載します。各問題の考えられる原因および解決 法が説明されています。 問題 解決法 システムのスタートアップでインテル® システムのスタートアップ中にシステムログオン画面が長く表示され、インテル® イーサネット イーサネット iSCSI ブートが読み取られ iSCSI ブートが POST 中に表示されないことがあります。iSCSI ブートからのメッセージを表示する ず、サインオンバナーが表示されませ ために、システム BIOS 機能を無効にすることが必要となる場合があります。システム BIOS メ ん。 ニューから quiet boot または quick boot オプションをすべて無効にします。さらに、BIOS のスプ ラッシュ画面を無効にします。これらのオプションによって、インテル® イーサネット iSCSI ブー トからの出力が抑止される可能性があります。 インテル® イーサネット iSC
iSCSI ブートがサインオンバナーを表示 す。問題が解決しない場合は、"BootUtil -flashdisable" を使用してインテル® iSCSI ブート した後、または iSCSI ターゲットに接続 を無効にします。 した後、システムが応答しません。 システム BIOS のアップデートで解決することがあります。 システム BIOS のブート・デバイス・メ システム BIOS がインテル® イーサネット iSCSI ブートをサポートしていない可能性があります。シ ニューに "Intel® Ethernet iSCSI ステム ベンダから最新バージョンのシステム BIOS を入手して、システム BIOS を更新してくださ Boot" デバイスが表示されません。 い。 インストールされている他のデバイスと競合が起きている可能性があります。使用していない ディスク コントローラとネットワーク コントローラを無効にします。いくつかの SCSI コントロー ラーと RAID コントローラーは、インテル® iSCSI ブートと互換性の問題を発生させることが知られ ています。 次のエラーメッ
ドレス、およびターゲット ポート番号が 正しく設定されていることを確認します。 次のエラーメッセージが表示されます: インテル® イーサネット iSCSI ブートでサポートされていないディスク・ブロック・サイズを使用 "Unsupported SCSI disk block size! (サ するように iSCSI ターゲット・システムが設定されています。iSCSI ターゲット システムが 512 バ ポートされていない SCSI ディスク・ブ イトのディスク ブロック サイズを使用するように設定します。 ロック・サイズです。)" 次のエラーメッセージが表示されます: インテル® イーサネット iSCSI ブートは iSCSI ターゲットシステムからログイン・リダイレクト・コ "Re-directing login to [IP address] ([IP アド マンドを受け取りました。現在のログインの試行は中断され、リダイレクト コマンドで指定され レス] にログインをリダイレクトします) たターゲットへ 2 度目のログインを試行します。iSCSI ターゲット システムは、別のターゲッ
failed. (establish_session が失敗 しました。) Could not connect to target (ターゲットに接続でき ません) 次のエラーメッセージが表示されます: ターゲット IP アドレスへの TCP/IP 接続を完了しましたが、指定された iSCSI ターゲット名を持つ "ERROR: iSCSI target not found." (エラー: iSCSI ターゲットがターゲット システムに見つかりませんでした。設定した iSCSI ターゲット名と iSCSI ターゲットが見つかりません。) イニシエータ名が iSCSI ターゲットの設定と一致していることを確認します。 次のエラーメッセージが表示されます: iSCSI ターゲットは新しい接続を受け入れられません。このエラーは、iSCSI ターゲットに設定され "ERROR: iSCSI target can not accept any た制限またはリソースの制限 (ディスクを利用できない) により起きることがあります。 more connections.
ドレスを再使用すると、システム エラー 期限が切れた後に DHCP がそれらの IP アドレスを再使用すると、システム障害が発生する可能性 が起きる可能性があります。 があります。この問題を防ぐには、静的 IP または DHCP 予約 IP アドレスを使用することをお勧め します。 目次に戻る
目次に戻る 確認されている問題点:インテル® イーサネット iSCSI ブート・ユーザーガイド Windows の確認されている問題点 Linux の確認されている問題点 iSCSI/DCB で確認されている問題点 確認されている問題点 次の項目は、一般的な既知の問題と注意点です。 イニシエータまたはターゲットの IP 設定に DHCP を使用している場合は、IP アドレスのリースの期限が切れた後に DHCP がそれらの IP アドレスを再使用すると、システム障害が発生する可能性があります。この問題を防ぐには、静的 IP または DHCP 予約 IP アドレスを使 用することをお勧めします。 iSCSI ブート・インターフェイスでは、ホットプラグ、ホット置換、ホット追加機能はサポートされていません。iSCSI ブート・インター フェイスでホットプラグまたはホット置換を試行しないでください。iSCSI ブート・インターフェイスを停止しようとすると、エラー メッセージが返されます。 iSCSI ブート・インターフェイスでは、休止モードとスタンバイ モードでの WOL はサポートされていません。 iSCSI ブ
サーバでローカル ハード ドライブなしに iSCSI ブートを使用する場合は、ページ ファイルを無効にする必要があります。Windows Server 2008 でページ ファイルを無効にするには: 1. [スタート] メニューから [コンピュータ] を右クリックして、[プロパティ] に移動します。 2. [タスク] リストで [システムの詳細設定] をクリックします。 3. [詳細設定] タブで [パフォーマンス] のセクションに移動して [設定] をクリックします。 4. [詳細設定] タブをクリックします。 5. [仮想メモリ] セクションで [変更] をクリックします。 6. [すべてのドライブのページング ファイルのサイズを自動的に管理する] を選択解除します。 7.
Windows* のインストールで、ドライバと Microsoft iSCSI Boot Initiator がインストールされていたときに使用されていた PCI スロット以外の PCI スロットに iSCSI アダプタを移動すると、Windows のスプラッシュ画面の途中でシステム エラーが発生しブルースクリーンが表示されます。エ ラー コードは 0x0000007B です。アダプタを元の PCI スロットに戻すと、この問題はなくなります。iSCSI ターゲットが確立されたら、アダプタ を別のスロットに移動しないことをお勧めします。これは、OS の確認されている問題点です。 アダプターを別のスロットに移動する必要がある場合は、次の作業を実行してください。 1. OS ブートを実行して、以前のアダプターを削除します。 2. 別のスロットに新しいアダプターをインストールします。 3. 新しいアダプターを ISCSI ブート用にセットアップします。 4. 元のアダプターを通じて OS に ISCSI ブートを実行します。 5. 新しいアダプターを OS に iSCSI ブート可能にします。 6.
iSCSI ブートでは Microsoft Windows でのハイバーネーション (休止) はサポートされていません。iSCSI により起動した Windows を実行している システムは、休止状態にできません。この場合に休止を試行すると、エラーコード 0xC0000010 が表示されます。 F6 ドライバはスタンバイ モードをサポートしていない ローカル ディスクなしで F6 Windows を実行するときは、スタンバイ モードを使用しないでください。 無効な CHAP 設定により Windows Server 2008 でブルースクリーンが表示されることがある iSCSI ブートポート CHAP のユーザー名および秘密情報が、ターゲット CHAP のユーザー名および秘密情報と一致しない場合、Windows Server 2008 のインストールまたは起動時にブルースクリーンが表示されたり、再起動したりすることがあります。CHAP 設定がすべてターゲットの設 定に一致していることを確認してください。 WDS インストール時の Windows Server 2008 のインストール WDS のインスト
ます。インテル iSCSI エージェントは、Windows Server 2008 R2 以降について、これらのトラフィック・フィルターを必要に応じて動的に作成 します。 Microsoft* Windows Server* 2012 を使用した iSCSI over DCB iSCSI over DCB (優先度をタグ付け) は、VMSwitch が作成されているポート上では実行できません。これは、Microsoft* Windows Server* 2012 の 設計によるものです。 Linux の確認されている問題点 SLES 11 SP3 において、X540 Adapter によるリモート起動が断続的に失敗する SuSE11 SP3 および x540 アダプターを使用してのリモート起動が、断続的に完了できない場合があります。これは、特定のハードウェア設定に おいて、DCB が関連するタイミングの問題に起因しています。 この問題の修正は、SuSE FCoE Bootable Driver Kit に含まれています。 チャネル ボンディング Linux のチャネル・ボンディングは iSCSI ブート
目次に戻る サポート:インテル® イーサネット iSCSI ブート・ユーザーガイド Web およびインターネット・サイト http://www.support.dell.com カスタマ サポート技術担当者 トラブルシューティングの手順に従っても問題が解決しない場合は、Dell Inc. のカスタマーサポートにご連絡ください。Dell カスタマーサポー トの電話番号は、ご使用のシステムのマニュアルを参照してください。 電話でお問い合わせの前に...
目次に戻る 用語集:インテル® イーサネット iSCSI ブート・ユーザーガイド この用語集は、インテル iSCSI ブートに直接該当する用語、略語、および頭字語について説明しています。 用語 定義 BIOS Basic Input/Output System。パソコンのマイクロ プロセッサが、起動後にシステムを開始するために使うプログラム。 CHAP Challenge Handshake Authentication Protocol (CHAP) は iSCSI SAN ネットワークで使用される標準認証プロトコル。 CLP Command Line Protocol。 Dynamic Host Configuration Protocol。IETF により規定されたインターネット プロトコルの工業規格。DHCP は起動時の DHCP ネットワーク アドレスからネットワーク クライアント コンピュータまで、通信関連の設定値を動的に提供するために 定義されている。DHCP は IETF RFC の 1534、2131、および 2132 により定義されている。 ファームウェア、 フラッ
制限および免責条項をすべてお読みください。 目次に戻る
インテル® Ethernet Flash Firmware Utility 概要 BootUtil の実行 コマンド ライン パラメータ 例 DOS 終了コード 概要 インテル® Ethernet Flash Firmware Utility (BootUtil) は、サポートされているインテル PCI Express ベースのネットワーク アダプタのフラッシュ メ モリで PCI オプション ROM をプログラムできるユーティリティです。BootUtil は既存のユーティリティを置き換えて、以前の IBAUTIL、ISCSIUTL、LANUTIL、および FLAUTIL の機能を提供します。このユーティリティは、以前のユーティリティをサポートします。 注: BootUtil を使用してアダプタのフラッシュ メモリを更新すると、フラッシュ メモリからすべての既存のファームウェアのイメー ジが消去されます。 ファームウェアをバージョン 13.x からアップデートする場合は、ファームウェアのバージョン 14.5.x にする前にまずバージョン 14.0.
す。さらに BootUtil はサポートされているアダプタに必要なコンボイメージを構築して、それらのイメージをフラッシュにプログラムします。 個別のイメージとコンボイメージの両方がサポートされるため、-BOOTENABLE コマンドは、コンボイメージでのみ機能します。 マスター FLB ファイル (BOOTIMG.
2. 「install」およびご使用のプラットフォームに適切な iqvlinux.tar.gz ファイルを一時ディレクトリーにコピーします。サポートされている Linux のバージョンは、Linux 32 (x86) および Linux64e (x64) です。適切な iqvlinux.tar.gz ファイルは、ご使用のプラットフォームの該当 するディレクトリーにあります。 3. 一時ディレクトリーに移動して、次のコマンドを実行します:'./install' qv ドライバがインストールされたので、一時ディレクトリー内のファイルは削除できます。 4.
ます。 -NIC オプションを使用する場合、リソースイメージはアダプターフラッシュにあります。 -FILE オプションを使用する場合、リソースイメージは FLB ファイルにあります。 -E システム内のすべてのサポートされているネットワーク ポートを列挙します。 -O=[ファイル名] 指定されたファイル名にすべてのテキストの出力をリダイレクトします。-E または -NIC オプショ ンを使用する必要があります。 -E オプションを使用する場合は、指定されたファイルにすべての NIC とそれらの MAC アドレス の一覧が保存されます。 -NIC オプションを使用すると、指定された NIC に対するすべての iSCSI Boot 設定オプションが ファイルに保存されます。 -I=[ファイル名] 指定したスクリプトファイルから iSCSI Boot 設定オプションと、選択されたポートのプログラム 設定を読み取ります。 -FILE=[ファイル名] -SAVEIMAGE、-RESTOREIMAGE、-SAVECONFIG、および -RESTORECONFIG オプションにファイル 名を指定します。 -
節電オプション パラメータ 説明 -WOLDISABLE または -WOLD 選択されたポートで Wake On LAN 機能を無効にします。 -WOLENABLE または -WOLE 選択されたポートで Wake On LAN 機能を有効にします。 アダプタのフラッシュ有効/無効オプション パラメータ -FLASHENABLE または -FE 説明 選択したアダプタでフラッシュ ファームウェアを実行する機能を有効にします。 注:このパラメーターは、コンボオプション ROM を使用するアダプターではサポートさ れません。 注:このパラメーターは、次のアダプターではサポートされません。 インテル® ギガビット ET クアッド ポート メザニン カード インテル® ギガビット 4P I350-t Mezz インテル® イーサネット X520 10GbE デュアルポート KX4 Mezz インテル® イーサネット X520 10GbE デュアルポート KX4-KR Mezz インテル® イーサネット 10G 2P X520-k bNDC インテル® イーサネット 10G 2P X540-t アダプター
-BOOTENABLE=[iSCSIPRIMARY | iSCSISECONDARY | PXE | FCoE | disabled] 選択したポートで有効または無効にするフラッシュ・ファームウェアのタイプを選択します。コ ンボオプション ROM はすべての機能を持つことができます。モノリシック・オプション ROM は、PXE、iSCSI、または FCoE のいずれかの機能を持ちますが、すべての機能は持ちません。この コマンドは、モノリシック・オプション ROM では機能しません。 注:このマニュアルのコマンドは UEFI ネットワーク・ドライバーには適用されません。 ネットワーク・ポートが別のフラッシュ・ファームウェアによってすでに使用されている 場合を除き、UEFI ネットワーク・ドライバーはデフォルトで有効にされて自動的に読み込 まれます。 BOOTENABLE=DISABLED レガシー BIOS に対して FCoE、iSCSI、および PXE 機能を無効にします。 BOOTENABLE=ISCSIPRIMARY レガシー BIOS に対して iSCSI プライマリーを有効にして PXE と FCo
ていません。 FCoE リモート起動オプション FCoE リモート起動設定オプション FCoE 一般設定オプション -[OPTION]=[VALUE] -WWPNPREFIX 説明 これらのオプションは -NIC=XX オプションとともに使用される必要があります。-ALL オプション とともに使用することはできません。 WWPN を使用するように接頭辞を指定します。4 桁の 16 進数の接頭辞です。区切り文字、"-" ま たは ":" を使用できますが、それらはオプションです。たとえば、BOOTUTIL -NIC=1 WWPNPREFIX=20-00。 -WWNNPREFIX WWNN を使用するように接頭辞を指定します。4 桁の 16 進数の接頭辞です。区切り文字、"-" ま たは ":" を使用できますが、それらはオプションです。たとえば、BOOTUTIL -NIC=1 WWNNPREFIX=10-00。 -SHOWFCOE 選択された NIC の FCoE ターゲット設定を表示します。 FCoE ターゲット設定オプション -[OPTION]=[VALUE] -WWPN 説明 こ
-BOOTORDER 選択したターゲットに起動順を指定します。有効な範囲は 1 から 4 です。0 の値を指定する場合 は、このターゲットは起動順から除外されます。1 から 4 の起動順序の値は、FCoE 起動を有効に したすべてのポートに一度のみ割り当てられます。 注:これらのコマンドは、同一のコマンドラインで使用して、ターゲット全体を一度に設 定することができます。 例: BOOTUTIL -NIC=1 -TARGET=2 -WWPN=0011223344556677 -FCOELUN=0 -FCOEVLAN=1 BOOTORDER=2 例 次の例は通常の BootUtil のコマンドラインの入力方法を示しています。 例 1: 最初のネットワーク・アダプターでフラッシュ・ファームウェアを有効にして、システムがフラッシュ・ファームウェアを実行可能にするに は、次のコマンドを入力します。 BootUtil -NIC=1 -FLASHENABLE 例 2: すべてのネットワーク・アダプターでフラッシュ・ファームウェアを無効にするには、次のコマンドを入力します。 BootUtil -ALL -FD 例
例 5: ヘルプを表示するには、次を入力します。 BootUtil -? DOS 終了コード BootUtil は、DOS 環境に終了コードを返します。可能な終了コードの一覧は以下の通りです。 コード名 値 All BootUtil operations completed successfully (すべての BootUtil 操作が正常に完了しました) 0 Bad command line parameter (不正なコマンドライン・パラメーター) 1 No supported network adapters detected (サポートされているネットワーク アダプタが検出されませんでした) 2 Invalid network port selected (無効なネットワーク ポートが選択されました) 3 Flash operation failed (フラッシュの操作が失敗しました) 4 EEPROM read operation failed (EEPROM の読み取りに失敗しました) 5 EEPROM write operation failed (EEPROM
Dell Update Package for Intel Adapter Firmware Dell Update Package (DUP) for Intel Adapter Firmware は、Dell により提供されています。これには、すべてのサポートファイルと EEPROM、お よびファームウェアをサイレント・アップデートする自動解凍ファイルに必要な、フラッシュイメージが含まれます。 このパッケージを Linux システムで使用するには、次の要件を満たす必要があります: DKMS がインストールされていること。 Dell がサポートしているカーネルまたはカーネル ソースがインストールされていること。 注:カーネルが Dell によりサポートされていないカーネルの場合は、コンパイルおよび make 用パッケージも含まれている必要 があります。 注:この DUP は、ESX および Citrix XenServer ではサポートされていません。ただし、Lifecycle Controller からこのアップデート・パッ ケージを使って、これらのオペレーティング・システムをアップデートすることができ
目次に戻る ソフトウェア使用許諾契約書:インテル® ネットワーク アダプターユーザー ガイ ド インテル ソフトウェア使用許諾書契約 (最終、使用許諾書契約) 重要 - コピー、インストール、または使用の前にお読みください。 ソフトウェアおよび関連資料 (以下、総称して 「本ソフトウェア」 といいます) を使用またはロードする前に、以下の条件を注意深くお読みく ださい。ソフトウェアをロードされますと、お客様は本契約の条件に同意されたことになります。同意されない場合は、本ソフトウェアをイン ストールまたは使用しないでください。 使用許諾 注意事項: ネットワーク管理者には、以下の 「サイト使用許諾書契約」 が該当します。 エンドユーザーには、「シングル ユーザー使用許諾書契約」 が該当します。 サイト使用許諾書契約。 お客様は、本ソフトウェアをお客様の組織が使用するためにその組織のコンピュータに本ソフトウェアをコピーするこ とができ、ソフトウェアのバックアップとして妥当な数のコピーを作成することができます。ただし、以下の条件に従うこととします。 1.
3. ソフトウェアをリバース エンジニア、逆コンパイル、逆アセンブルすることを禁じます。 4. ソフトウェアの使用許諾を第三者に与えたり、複数ユーザーによるソフトウェアの同時使用を許可することはできません。 5.