Owners Manual

Table Of Contents
コンピュータ内部の作業
トピック
安全に関する注意事項
コンピュータ内部の作業を始める前に
コンピュータ内部の作業を終えた後に
安全に関する注意事項
「安全に関する注意事項」の章では、分解手順に先駆けて実行すべき主な作業について説明します。
次の安全に関する注意事項をよく読んでから、取り付けまたは故障 / 修理手順の分解や再組み立てを実行してください。
システムおよび接続されているすべての周辺機器の電源を切ります。
システムおよび接続されているすべての周辺機器の AC 電源を切ります。
システムからすべてのネットワークケーブル、電話線、または電気通信回線を外します。
静電気放出ESDによる損傷を避けるために、ノートブックの内部を扱うときは、ESD フィールドサービスキットを使用します。
システム部品の取り外し後、静電気防止用マットの上に、取り外したコンポーネントを慎重に配置します。
感電しないように、底が非導電性ゴムでできている靴を履きます。
スタンバイ電源
スタンバイ電源を搭載した Dell 製品では、ケースを開く前にプラグを外しておく必要があります。スタンバイ電源を搭載したシステムは、電源がオフのときも
基本的に給電されています。内蔵電源により、システムをリモートからオンWake on LANにすることや、一時的にスリープモードにすることが可能です。
また、他の高度な電源管理機能を使用することもできます。
電源プラグを抜いて、電源ボタンを 15 秒間押し続けると、システム基板に残っている電力が放電されます。ノートブック
ボンディング
ボンディングとは 2 つ以上の接地線を同じ電位に接続する方法です。この実施には、フィールドサービス ESD静電気放出キットを使用します。ボン
ディングワイヤを接続する際は、必ずベアメタルに接続します。塗装面や非金属面には接続しないでください。リストバンドは安全を確保するために完全
に肌に密着させる必要があります。時計、ブレスレット、指輪などの貴金属類はすべてボンディングの前に身体および機器から取り外してください。
静電気放出ESD保護
電子部品を扱うときには ESD への配慮が必要です。特に、拡張カード、プロセッサ、メモリ DIMM、システム基板などの静電気に敏感なコンポーネントを
扱うときは慎重に行う必要があります。ごくわずかな荷電によって回路が損傷し、そのときは分からなくても、間欠的な不具合や製品寿命の短縮といった
問題が発生する可能性があります。業界は低電力要件で高密度の製品開発を進めていますが、ESD 保護に対する懸念は高まっています。
最近の Dell 製品で使用されている半導体も高密度になっているため、従来の Dell 製品と比較して静電気による損傷の可能性が高くなっています。こ
のため、これまで承認されていた部品の扱い方法の中にも現在では適用できないものがあります。
1
コンピュータ内部の作業
3