Users Guide
休止状態
休止状態では、メモリにあるすべての内容をハードドライブにコピーしてから、コンピュータへのすべての電源を切ります。通常の操作を再開すると、休
止状態を有効にする前にロードされたプログラムがそのまま実行され、同じファイルが開きます。
注意:休止状態中に、デバイスを取り外したり、ドッキングを解除することはできません。
バッテリ充電レベルが極端に低くなった場合や、電源ボタンの省電力のキーの組み合わせ(スリープボタン)<Fn><Esc>、あるいは電源オプションのプ
ロパティウィンドウで休止状態モードを有効にするようにディスプレイがプログラムされている場合は、コンピュータは休止状態モードを起動します。
休止状態から復帰するには、電源ボタンを押してください。 コンピュータは、数秒で通常の操作状態に戻ります。
長期間コンピュータを保管する場合、コンピュータを休止状態にしておいてください。休止状態では、NVRAMに格納されている設定情報が保持されま
す。
休止状態に関する詳細については、次のものを参照してください。
l 「電源オプションのプロパティ 」
l 「休止状態を有効にする」
l オペレーティングシステムのマニュアル
サスペンドモード
サスペンドモードは、マイクロプロセッサクロック、ディスプレイ、ハードディスクドライブ、CDドライブモジュールなどのリムーバブル大容量ストレージデバ
イス、外付けモニタコネクタ、外付けキーボード(接続されている場合)、パラレルポート、シリアルポート、タッチパッド、およびディスケットドライブへの電
源を停止します。
コンピュータがサスペンドモードに入っていると、電源インジケータは点灯しません。
サスペンドモードを有効にする手順については、「サスペンドモードを有効にする」を参照してください。
Suspend-to-Disk モード
S2Dモードにより、全システムデータがハードドライブの予約エリア(S2Dパーティション)にコピーされてから、コンピュータの電源が切れます。この機能に
より、通常動作を再開したときに、このモードを起動する前にロードしたプログラムがそのまま実行され、同じファイルが開かれている状態に戻ることが
できます。バッテリがきれそうな場合にS2Dモードを使うと、システム情報をすぐにハードドライブへ保存できます。
長期間コンピュータを保管する場合は、コンピュータをS2Dモードにしておいてください。S2DモードはNVRAM(不揮発性ランダムメモリ)に保存されている
設定情報を保持します。リザーブバッテリもこの情報を保持しますが、40日を超えるとバッテリが切れるおそれがあります。
PCカードによっては、S2Dモードから復帰した後、正常に動作しないものがあります。カードで問題が発生した場合は、そのカードをいったん取り外して
から入れ直してください。
S2Dモードを有効にするには、「Suspend-to-Diskモードを有効にする」を参照してください。
電源オプションのプロパティ
電源オプションのプロパティまたは電源の管理のプロパティウィンドウでは、電源ボタンを押す、省電力のキーの組み合わせ(スリープボタン)の
<Fn><Esc>を押す、あるいはディスプレイを閉じるといつでもコンピュータがスタンバイあるいは休止状態モードを起動するようになっています。
1. スタートボタンをクリックし、設定からコントロールパネルをダブルクリックします。
2. 電源オプションアイコンをダブルクリックします。
電源オプションのプロパティまたは電源の管理のプロパティウィンドウは、以下のようなタブを含みます。
l 電源設定 — 電源モード設定のいずれかを選択できます。
スタンバイモード中、バッテリの寿命が長くなるよう、電源設定でポータブル/ラップトップ設定を選択してください。常にオンが
選択されていると、スタンドバイモード中、バッテリの寿命がかなり短くなることがあります。
メモ:PCカードによっては、休止状態から復帰した後、正常に動作しないものがあります。カードで問題が発生した場合は、そのカード
をいったん取り外してから入れ直してください。
メモ: サスペンドモードから復帰する際のパスワードが設定されている場合は、パスワード入力画面が表示されます。2分以内にパスワ
ードを入力しない場合は、再びサスペンドモードに戻ります。
メモ: 出荷前に適切な大きさのS2Dパーティションがあらかじめ作成されています。ファイルを削除したり、ファイルのサイズを大きくした
り、すでに削除したS2Dファイルを再び作成する場合は、Suspend-to-diskユーティリティを使用してください。S2Dファイルの変更また
は作成の詳細は、ご使用のコンピュータのハードディスクドライブまたは付属のDrivers and Utilities CDの[Dell Utilities]フォルダにあ
る[readme.S2D]ファイルを参照してください。