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Intel
®
AMT のセットアップと構成の概要
Dell™ システム管理アドミニストレータガイド
用語
セットアップと構成の状態
用語
次のリストは、Intel
®
AMT のセットアップと構成に関する重要な用語です。
l セットアップと構成 — Intel AMT 管理コンピュータに、ユーザー名、パスワード、およびネットワークパラメーターを追加して、コンピュータをリモートで管理できるようにするプロセス。
l プロビジョニング — Intel AMT をセットアップして、完全に設定を行う行為。
l 構成サービス — エンタープライズ動作モードでの Intel AMT のプロビジョニングを完了するサードパーティのアプリケーション。
l Intel AMT WebGUI — Web ブラウザベースのインタフェースで、これにより限定的にリモートでコンピュータを管理することができます。
l
動作モード — Intel
®
AMT を、Enterprise mode(エンタープライズモード)(大企業向け)または Small and Medium Business(SMB) mode(中小規模企業(SMB)モード)(プロ
ビジョニングモデルとも呼ばれます)のいずれかにセットアップすることができます。Enterprise mode(エンタープライズモード)では、プロビジョニングを完了するための構成サービスが必要
です。SMB mode(SMB モード)は手動でセットアップするのでそれほどインフラストラクチャを必要とせず、Intel ME BIOS Extension(MEBx)を介してプロビジョニングを完了します。
l Enterprise mode(エンタープライズモード)— Intel AMT を Enterprise mode(エンタープライズモード)に設定すると、独自の機能の設定を開始することができます。必要なネットワー
ク要素がすべて揃ったら、コンピュータを電源およびネットワークに接続するだけで、Intel AMT で自動的に独自の設定が開始されます。構成サービス(サードパーティのアプリケーション)によ
って、プロセスが完了されます。これで Intel AMT でリモート管理ができます。この設定には、通常は 2、3 秒しかかかりません。Intel AMT がセットアップして設定されている場合は、ビジネ
ス環境に応じてこのテクノロジを再設定することができます。
l SMB mode(SMB モード)— Intel AMT を SMB mode(SMB モード)に設定すると、コンピュータがネットワーク全域の設定を開始する必要はありません。手動でセットアップし、Intel AMT
WebGUI で使用することができます。
Intel AMT を使用する前に、コンピュータにセットアップして設定する必要があります。Intel AMT の設定は、コンピュータを Intel AMT モード用に準備して、ネットワーク接続を有効にします。通常
は、この設定はコンピュータの耐用年限中に 1 回だけ実行します。Intel AMT が有効になっているときには、ネットワーク上で管理ソフトウェアによって検出されます。
セットアップと構成の状態
Intel AMT が機能するコンピュータは、3 種類のセットアップと構成の状態のいずれかになります。
l Factory-default state(工場出荷時のデフォルト状態)— 工場出荷時のデフォルト状態とは、何も設定されていない状態のことで、セキュリティ認証がまだ確立されておらず、Intel AMT
の機能も、管理アプリケーションに対してまだ使用可能になっていません。工場出荷時のデフォルト状態では、Intel AMT は工場出荷時用の設定になっています。
l Setup state(セットアップ状態)— セットアップ状態とは、部分的に設定済みの状態のことで、Intel AMT は、初期のネットワーク情報およびトランスポート層セキュリティ(TLS)情報を使用し
てセットアップされています。それらには、初期の システム管理者パスワード、プロビジョニングパスフレーズ(PPS)、およびプロビジョニング ID(PID)が含まれています。Intel AMT のセッ
トアップが済むと、Intel AMT は構成サービスから Enterprise mode(エンタープライズモード)設定を受け取ることができます。
l Provisioned state(プロビジョニング状態)— プロビジョニング状態とは完全に設定済みの状態のことで、Intel Management Engine(ME)では電源オプションが設定され、Intel AMT
ではセキュリティ設定、証明書、および Intel AMT の機能を有効にする設定が設定されています。Intel AMT の設定が済むと、その機能は管理アプリケーションと相互通信することができま
す。
プロビジョニングプロセスを完了する方法
Intel AMT の機能が管理アプリケーションと相互通信できるようになる前に、コンピュータを設定しておく必要があります。プロビジョニングプロセスを完了するには、次の 2 とおりの方法があります(簡
単な方法から複雑な方法の順)。
l 構成サービス — 構成サービスを使用すると、サーバーの GUI コンソールからワンタッチで Intel AMT の機能を備えた各コンピュータのプロビジョニングプロセスを完了することができます。
PPS および PID のフィールドは、USB デバイスに保存された構成サービスによって作成されたファイルを使用して入力します。
l MEBx インタフェース — IT 管理者が、Intel AMT の準備ができた各コンピュータに、Management Engine BIOS Extension(MEBx)の設定を手動で設定します。PPS および PID
のフィールドは、構成サービスで作成された 32 文字および 8 文字の英数字キーを MEBx インタフェースに入力します。
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