Administrator Guide
Always Open(常にオープン)は、オーバーライドカウンタを認可し、ローカル ME ファームウェアアップデートを許可します。オーバーライドカウンタは工場出荷時にデフォルト設定されている値であ
り、これを使用してローカル ME ファームウェアアップデートを実行できます。Never Open(オープンしない)および Restricted(限定的)の各オプションはオーバーライドカウンタの認可を解除し、
Intel ME Firmware Local Update(Intel ME ファームウェアアップデート)オプションで明示的に許可しない限り、ローカル ME ファームウェアアップデートを許可しません。Never Open(オ
ープンしない)または Restricted(限定的)を選択すると、Intel ME Firmware Local Update(Intel ME ファームウェアアップデート)オプションが追加され、これを Enable(有効)または
Disable(無効)に設定することができます。デフォルトでは無効になっています。
LAN Controller(LAN コントローラ)
多くの OEM のプラットフォームは、内蔵 LAN コントローラを有効または無効にする BIOS セットアップオプションを提供しています。AMT または ASF(Alert Standard Format)機能のある ME オ
ペレーティングシステムでは、LAN コントローラは ME とホストで共有されており、正しく動作するためには AMT で有効になっている必要があります。コントローラが無効になっていると、意図せずに
ME のサブシステム機能に影響を及ぼす可能性があります。そのため、ME が AMT または ASF を提供するために LAN コントローラを使用している間は、LAN コントローラを無効にしないようにしま
す。ただし、プラットフォームの内蔵 LAN コントローラ BIOS オプションが None(なし)に設定されている場合に、ME Platform Configuration(ME プラットフォーム設定)メニューの LAN
Controller(LAN コントローラ)オプションに、Enabled(有効)および Disabled (無効)オプションがあります。
ME 機能(Intel AMT または Intel QST)が選択されていて、ME Platform Configuration(ME プラットフォーム設定)メニューの LAN Controller(LAN コントローラ)オプションを選択する
と、次のメッセージが表示されます。Please set Manageability Feature to None before changing this option(このオプションを変更する前に管理機能をなしに設定してください)。ME
プラットフォームクライアントでは、LAN Controller(LAN コントローラ)のデフォルト設定は Enabled(有効)です。
ME Firmware Local Update(ME ファームウェアローカルアップデート)オプション
オプション
説明
Always Open(常に
オープン)
ME ファームウェアローカルアップデートチャネルが常に有効になります。起動サイクルで有効から無効に変更されることはありませ
ん。ME FW Local Update(ME ファームウェアローカルアップデート)オプションを無視することができます。
Never(なし)
ME ファームウェアローカルアップデートチャネルは ME FW Local Update(ME ファームウェアローカルアップデート)オプション
を使用してコントロールされ、有効または無効を切り替えることができます。起動サイクルで有効から無効に変更されます。
Restricted(限定的)
ME ファームウェアローカルアップデートチャネルは、Intel AMT がプロビジョニングが解除された状態の場合にのみ、常に有効にな
っています。起動サイクルで有効から無効に変更されることはありません。