Administrator Guide

目次に戻る
設定サービス
本項では、USB ストレージデバイスを使用した Intel® AMT のセットアップおよび設定について説明します。USB ドライブキーを使用し
て、セットアップ、ローカルでのパスワード、プロビジョニング IDPID)、プロビジョニングパスフレーズ(PPS)情報の設定を行えます。
この操作は、USB プロビジョニングとも呼ばれます。USB プロビジョニングでは、コンピュータを手動でセットアップおよび設定でき、エン
トリでの手動入力に関連する問題も発生しません。
USB プロビジョニングは、MEBx パスワードが工場出荷時のデフォルトである admin に設定されている場合にのみ実行できます。パスワー
ドが変更されている場合は、CMOS をクリアしてパスワードを工場出荷時のデフォルトにリセットしてください。
USB ドライブキーを使用した標準的なセットアップおよび設定手順を以降に示します。Altiris® Dell™ Client ManagerDCM)の使用に関
する一連の詳しい手順については、USBのセットアップおよび設定ページを参照してください。
111 IT テクニカルスタッフが、管理コンソールを備えたコンピュータに USB ドライブキーを挿入します。
111 IT テクニカルスタッフは、コンソールからセットアップおよび設定用サーバー(SCS)にローカルセットアップおよび設定記録を要求
します。
111 SCS は以下を実行します。
111 適切なパスワード、PIDPPS のセットの生成
111 上記情報のデータベースへの保存
111 上記情報の管理コンソールへの返送
111 管理コンソールは、USB ドライブキーの setup.bin ファイルにパスワード、PIDPPS のセットを書き込みます。
111 IT テクニカルスタッフは、新しい Intel AMT 対応コンピュータが配置されているステージングの場所に USB ドライブキーを持って行
きます。次に以下を行います。
111 必要に応じてコンピュータを開梱して接続します。
111 コンピュータに USB ドライブキーを挿入します。
111 コンピュータの電源を入れます。
111 コンピュータの BIOS USB ドライブキーを検出します。
検出された場合、BIOS はドライブキーの先頭にある setup.bin ファイルを検索します。手順 7 に進みます。
USB ドライブキーまたは setup.bin ファイルが検出されない場合は、コンピュータを再起動します。以降の手順は無視してく
ださい。
111 コンピュータの BIOS に、自動セットアップおよび設定が実行されることを知らせるメッセージが表示されます。
111 setup.bin ファイルで最初に使用可能な記録がメモリに読み込まれます。このプロセスにより以下が実行されます。
ファイルのヘッダー記録の検証
次に使用可能な記録の検索
この手順が正常に実行された場合、現在の記録が再使用されないよう無効にされます。
111 このプロセスにより、メモリのアドレスが MEBx パラメータブロックに配置されます。
111 このプロセスにより、MEBx が呼び出されます。
111 MEBx により、記録が処理されます。
111 MEBx により、処理が完了したことを示すメッセージが表示されます。
11
11 IT テクニカルスタッフがコンピュータの電源を切ります。以上の手順により、コンピュータはセットアップ状態とな
り、Enterprise(エンタープライズ)モード環境のユーザーへ配布する準備が整います。
11
11 複数のコンピュータがある場合は、手順 5 を繰り返します。
USB ドライブキーのセットアップおよび設定の詳細については、管理コンソールのサプライやにお問い合わせください。
USB ドライブキー要件
Intel AMT をセットアップおよび設定するには、USB ドライブキーは次の要件を満たす必要があります。
容量が 16 MB 以上であること。
FAT16 ファイルシステムでフォーマットされていること。
セクタサイズが 1 KB であること。
起動可能でないこと。
USB ドライブキーで最初に検出されるファイルが setup.bin ファイルであること。USB キーには、隠しファイル、削除されたファイ
ル、またはその他のファイルのいずれのファイルも含まれていないことが必要です。
目次に戻る