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セットアップおよび設定の概要
Intel® AMT のセットアップおよび設定に関する重要な用語を以下に示します。
セットアップおよび設定 — Intel AMT によって管理されるコンピュータに、リモート管理を可能にするためのユーザー名、パスワー
ド、ネットワークパラメータを設定するプロセス。
プロビジョニング — Intel AMT をセットアップして設定する操作。
設定サービス — Intel AMT のプロビジョニングを完了するためのサードパーティ製アプリケーション。
Intel AMT WebGUI制限付きでリモートコンピュータの管理を行える Web ブラウザをベースとしたインタフェース。
Intel AMT を使用する前に、コンピュータでセットアップおよび設定を行う必要があります。Intel AMT セットアップでは、コンピュータを
Intel AMT モードで使用する準備をして、ネットワーク接続を有効にします。このセットアップを実行するのは通常、コンピュータの耐用期間
1 回だけです。Intel AMT が有効な場合は、ネットワーク上の管理ソフトウェアによる検出が可能です。
Intel AMT Enterprise(エンタープライズ)モードでセットアップした後は、機能の設定をいつでも独自で開始できます。必要なすべての
ネットワーク要素が使用可能になった時点で、コンピュータを電源とネットワークに接続すると、Intel AMT は自動的に設定を開始します。設
定サービス(サードパーティ製アプリケーション)によって、このプロセスが完了されます。以上で Intel AMT はリモート管理を行う準備が
整います。この設定には、通常 23 秒しかかかりません。Intel AMT セットアップおよび設定が完了した後は、お客様のビジネス環境に応じ
たテクノロジを再設定できます。
Intel AMT SMB モードでセットアップすると、コンピュータはネットワーク全体の設定を行いません。コンピュータは手動で設定し、これ
により、Intel AMT Web GUI で動作する準備が完了します。
Intel AMT のセットアップおよび設定の状態
Intel AMT のセットアップおよび設定操作は、プロビジョニングとも呼ばれます。Intel AMT 対応コンピュータは、次の 3 種類のセットアッ
プおよび設定状態のいずれかの状態になっています。
factory-default (工場出荷時)状態とは、全く設定されていない状態で、セキュリティ信用証明書がまだ設定されておらず、Intel
AMT 機能を管理アプリケーションで使用できません。factory-default(工場出荷時)状態では、Intel AMT は工場出荷時の設定に
なっています。
setup(セットアップ)状態とは、部分的に設定された状態で、Intel AMT に初期ネットワークとトランスポート層セキュリティ
TLS)情報(初期設定の管理者用パスワード、プロビジョニングパスフレーズ(PPS)、プロビジョニング ID PID))が設定され
ています。Intel AMT のセットアップが完了すると、Intel AMT はエンタープライズ設定を設定サービスから受け取る準備が整いま
す。
provisioned(プロビジョン済み)状態とは、完全に設定済みの状態で、Intel Management Engine ME)に電源オプションが設
定されており、Intel AMT に、セキュリティ設定、証明書、Intel AMT 機能の起動設定といった設定が完了しています。Intel AMT
設定が完了すると、Intel AMT の機能は管理アプリケーションとやりとりを行う準備が整います。
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