Administrator Guide

○ UNMAP 機能がアレイでオンになっていない場合
従来のプロビジョニング メソッドによる thin-enabled 仮想ボリュームの作成
従来のメソッドでは、次の 2 通りの方法で thin-enabled 仮想ボリュームを作成できます。
● EZ プロビジョニング：storage-tool compose --thin コマンドを使用して、特定のストレージボリューム上に仮想ボリュ
ームを作成し、必要に応じて、中間のエクステント、ローカル、分散デバイスすべてを構築できます。
● 高度なプロビジョニング：次のタスクを実行できます。
○ メトロ ノードによって検出されたシン ストレージ ボリュームを手動で要求する。
○ extent create コマンドを使用して、thin-capable ストレージ ボリューム上にエクステントを作成する。
○ local-device create コマンドを使用して、thin-capable のローカル デバイスを作成する。
○ virtual-volume create --thin コマンドを使用して、thin-enabled 仮想ボリュームを作成する。
メモ: --thin 属性を指定せずに仮想ボリュームを作成すると、デフォルトでシック ボリュームが作成されます。仮想ボ
リュームは、ローカルの RAID 0 デバイスまたは RAID 1 デバイス上に構築される必要があります。複数の子を持つ RAID
C ローカルデバイス、または複数のエクステントを含むデバイスを作成しようとすると、作成されたローカル デバイス
が thin-capable になりません。
次の例は、（シック エクステント作成制限付き）シン対応ストレージ ボリューム上に 2 個のエクステントを作成する方法を示して
います。
VPlexcli:/clusters/cluster-1/storage-elements/storage-volumes> extent create myVolume --num-
extents 2
You are creating 2 extents on top of 1 thin-capable storage-volume 'myVolume'. The resulting
extents will not be thin-capable.
次の例では、（シック エクステント作成制限付き）対応ストレージ ボリュームよりも小さいエクステントを作成する方法を示して
います。
VPlexcli:/clusters/cluster-1/storage-elements/storage-volumes> extent create myVolume --size
1MB
The new extent will not completely encompass the following thin-capable storage-volume:
myVolume. The resulting extent will not be thin-capable.
次のコマンドを使用して、thin-capable 仮想ボリュームをリスト表示するか、仮想ボリュームを thin-enabled に設定します。
virtual-volume list-thin --enabled
false --capable true --clusters クラス
タ ー
現在 thin-enabled になっていないすべての thin-capable 仮想ボリュームをリ
スト表示します。
virtual-volume list-thin --capable
true --clusters クラスタ ー
すべての thin-capable ボリュームをリスト表示します（thin-enabled かどう
かは問いません）。
virtual-volume set-thin-enabled [true|
false] --virtual-volumes 仮想ボリュ ー ム
仮想ボリュームを thin-enabled に設定します。
例えば、クラスター 1 のすべての仮想ボリュームを thin-enabled に設定するには、次のコマンドを入力します。
virtual-volume set-thin-enabled true --virtual-volumes /clusters/cluster-1/virtual-volumes/*
コマンドとその使用方法の詳細については、
メトロ ノ ー ド向けの CLI ガイド を参照してください。
仮想ボリュームのシン特性の変更
メトロ ノードは、ホスト イニシエーターに対して、thin-enabled オプションが true（enabled）に設定されるまでボリュームをシ
ンとして報告しません。この値は、作成プロセスの中で true に設定することができます。手順については、「シン有効仮想ボリュー
ムの作成」を参照してください。仮想ボリュームの thin-enabled の値を true に設定できるのは、そのボリュームがシンに対応し
ている場合のみです。thin-enabled 属性の値を true または false に変更するには、set コマンドを使用します。値を true に設定
すると thin-enabled 属性が有効になり、値を false に設定すると thin-enabled は無効になります。仮想ボリュームの作動を
変更した後は、ホストで特定のアクション（再スキャンなど）を実行して変更された作動を検出する必要があります。
VPlexcli:/clusters/cluster-2/virtual-volumes/XtremIO_LUN_1_vol> set thin-enabled true
VPlexcli:/clusters/cluster-2/virtual-volumes/XtremIO_LUN_1_vol> ls
26 メトロ ノードにおけるシン サポート