Administrator Guide
Table Of Contents
- Dell EMCストレージ システム PowerStoreおよびUnity XTメトロ ノード機能向け管理者ガイド
- CLIワークスペースとユーザー アカウント
- メタ ボリューム
- システム管理
- メトロ ノードにおけるシン サポート
- ストレージのプロビジョニング
- ボリュームの拡張
- データ移行
- WANネットワークの構成
- コンシステンシー グループ
- パフォーマンスおよび監視
- アクティブ-パッシブ ストレージ アレイを使用したメトロ ノード
- 索引
していて、レッグが RAID 1 の最後の冗長レッグである場合、シン プロビジョニングをしたデバイスへの書き込みをさらに行
うと、ボリュームがデバイスにアクセスできなくなります。この問題により、データ欠損が発生する場合があります。
パフォーマンスに関する考慮事項
メトロ ノード全体のパフォーマンスを向上させるには、自動再構築を無効にするか、再構築の転送サイズを変更してください。
● 2 個のクラスターを再接続する際の大量のアクティビティーを回避するには、自動再構築を無効にします。
注意: 自動再構築を無効にすると、分散 RAID 1 が同期されなくなります。子デバイスが古くなると、リモートの読み取り
になる可能性が高くなります。
● 再構築の転送サイズを変更します。詳細については、「転送サイズの概要」を参照してください。
1 回限りのデータ移行
1 回限りのデータ移行では、dm start migration コマンドを使用すると、指定したソースとターゲットの間ですぐにデータを移
動できます。バッチ移行の場合とは異なり、再使用できる移行計画ファイルは作成されません。
1 回限りのデバイス移行の開始
手順
1. 次のように drill down コマンドを使用して、ストレージ ボリューム レベルまでのビュー、仮想ボリューム、またはデバイス
のソース コンポーネントを表示します。
VPlexcli:/clusters/cluster-1> drill-down –o virtual-volumes/Symm1254_7B7_1_vol
virtual-volume: Symm1254_7B7_1_vol (cluster-1)
local-device: Symm1254_7B7_1 (cluster-1)
extent: extent_Symm1254_7B7_1
storage-volume: Symm1254_7B7
2. ソース ストレージ ボリュームで使用されているデバイスを特定します。
3. ll /clusters/cluster-*/devices コマンドを使用して、使用可能なデバイスを表示します。
4. ターゲットになる未使用のデバイスを特定します。
5. 該当する移行コンテキストにアクセスします。
デバイス移行の場合は、次の device-migration コンテキストにアクセスします。
VPlexcli:/> cd data-migrations/device-migrations
6. dm migration start コマンドを使用して、移行を開始します。
デバイス名がグローバル ネームスペース内で一意の場合は、名前に--to device を付けて指定します。それ以外の場合は、フル パ
ス名を指定します。
例:
VPlexcli:/data-migrations/device-migrations> dm migration start --name migrate_012 --from
device_012 --to device_012a --transfer-size 12M
注意: 転送サイズを大きくすると、データ欠損が起こる場合があります。パフォーマンスへの影響を完全に理解している場
合にのみ、デフォルトから変更してください。
ホストの I/O アクティビティーが多い場合に転送サイズを大きくすると、ホストの I/O に影響が出る可能性があります。
「転送サイズの概要」を参照してください。
移行の進行状況のモニタリング
移行のステータスを表示するには、ls コマンドを使用します。
44 データ移行