Administrator Guide
Table Of Contents
- Dell EMCストレージ システム PowerStoreおよびUnity XTメトロ ノード機能向け管理者ガイド
- CLIワークスペースとユーザー アカウント
- メタ ボリューム
- システム管理
- メトロ ノードにおけるシン サポート
- ストレージのプロビジョニング
- ボリュームの拡張
- データ移行
- WANネットワークの構成
- コンシステンシー グループ
- パフォーマンスおよび監視
- アクティブ-パッシブ ストレージ アレイを使用したメトロ ノード
- 索引
Auto-resume-at-loser
クラスター間リンクが障害後に修復されたときに、劣勢クラスターが I/O を自動的に再開するかどうかを決定します。
リンクが復元されると、劣勢クラスターは、優先クラスター上のデータが異なることを検出します。劣勢クラスターでは、優先クラ
スターのデータを突然変更するか、I/O の中断を続けるかを決定する必要があります。
デフォルトでは、auto-resume は有効になっています。
通常、このプロパティを false に設定しておくことで、管理者は休止してアプリケーションを再起動する時間を得ることができま
す。そうでないと、ホストのキャッシュ内のダーティー データと、優先クラスターが書き込みを行っていたディスク上のイメージに
整合性がなくなる可能性があります。ホストがダーティー ページのフラッシュを順番どおりに行っていない場合、データ イメージ
が破損している可能性があります。
クラスター相互接続で使用されるコンシステンシー グループに対して、このプロパティを true に設定します。この場合、優先ク
ラスターは常にホストに接続されており、シーケンスのデリバリーを回避するため、データ ロスのリスクはありません。
true (デフォルト):クラスター間リンクの復元後に、劣勢クラスター上で I/O を自動再開します。
劣勢クラスターが、Web ページのサービスなどの読み取り専用アプリケーションを処理している場合にのみ、auto-resume-at-
loser を true に設定します。
false :クラスター間リンクの復元後に、劣勢クラスター上で I/O は一時停止したままになります。I/O を手動で再開する必要が
あります。
データの突然の変更を許容できないすべてのアプリケーションに対して、auto-resume-at-loser を false に設定します。
注意: 自動再開プロパティを true に設定した場合、クラスター間リンクが復元されると、劣勢クラスターのアプリケーション
に表示されるデータ ビューが突然変更される可能性があります。アプリケーションに障害が発生していない場合、データ ビュ
ーの突然の変更を許容できず、データが破損する可能性があります。この問題を許容できるアプリケーションと、相互接続さ
れたホストの場合を除き、プロパティを false に設定します。
高度なコンテキストで set コマンドを使用して、コンシステンシー グループの自動再開プロパティを構成します。
VPlexcli:/clusters/cluster-1/consistency-groups/TestCG/advanced> set auto-resume-at-loser true
仮想ボリューム
管理者は、コンシステンシー グループに仮想ボリュームを追加したり、削除したりすることができます。コンシステンシー グルー
プに仮想ボリュームを追加するには、次の条件を満たす必要があります。
● ログ ボリュームであってはならない
● ターゲット コンシステンシー グループの storage-at-clusters プロパティのすべてのクラスターにストレージがある必要
がある
● 他のコンシステンシー グループのメンバーであってはならない
● コンシステンシー グループと競合するすべてのプロパティ(デタッチ ルールや自動再開など)は、コンシステンシー グループの
ものと一致するように自動的に変更される
メモ: プロパティの異なる仮想ボリュームをコンシステンシー グループに含めることができますが、コンシステンシー グループ
のプロパティが継承されます。
consistency-group list-eligible-virtual-volumes コマンドを使用して、コンシステンシー グループに追加できる仮想
ボリュームを表示します。
consistency-group add-virtual-volumes コマンドを使用して、コンシステンシー グループに 1 個以上の仮想ボリュームを
追加します。
ll /clusters/cluster-*/consistency-groups/consistency-group/コマンドを使用して、特定のコンシステンシー グループ
の仮想ボリュームを表示します。
consistency-group remove-virtual-volumes コマンドを使用して、コンシステンシー グループから 1 個以上の仮想ボリュ
ームを削除します。
66 コンシステンシー グループ