Administrator Guide
Table Of Contents
- Dell EMCストレージ システム PowerStoreおよびUnity XTメトロ ノード機能向け管理者ガイド
- CLIワークスペースとユーザー アカウント
- メタ ボリューム
- システム管理
- メトロ ノードにおけるシン サポート
- ストレージのプロビジョニング
- ボリュームの拡張
- データ移行
- WANネットワークの構成
- コンシステンシー グループ
- パフォーマンスおよび監視
- アクティブ-パッシブ ストレージ アレイを使用したメトロ ノード
- 索引
表 11. コンシステンシー グループ フィールドの説明 (続き)
プロパティ 説明
storage-at-clusters コンシステンシー グループに関連付けられている物理ストレージが配置されている
クラスター。
● set コマンドを使用して変更できます。クラスター名がクラスター 1 とクラス
ター 2 の場合に有効な値は次のとおりです。
○ cluster-1 :このコンシステンシー グループに関連付けられているストレ
ージは、クラスター 1 にのみ配置されています。
○ cluster-2 :このコンシステンシー グループに関連付けられているストレ
ージは、クラスター 2 にのみ配置されています。
○ cluster-1,cluster-2 :このコンシステンシー グループに関連付けられ
ているストレージは、クラスター 1 とクラスター 2 の両方に配置されていま
す。
● 変更した場合、この新しい値をすでにコンシステンシー グループに属している
ボリュームに対して非適用にすることはできません。storage-at-clusters
は、コンシステンシー グループにメンバー ボリュームが含まれていない場合に
のみ変更してください。
visibility このコンシステンシー グループが認識されているクラスターのリスト。
● set コマンドを使用して変更できます。クラスター名がクラスター 1 とクラス
ター 2 の場合に有効な値は次のとおりです。
○ cluster-1 :このコンシステンシー グループはクラスター 1 でのみ認識さ
れています。
○ cluster-2 :このコンシステンシー グループはクラスター 2 でのみ認識さ
れています。
○ cluster-1,cluster-2 :このコンシステンシー グループは、クラスター
1 とクラスター 2 の両方で認識されています。
● このプロパティを変更すると、コンシステンシー グループが認識されている場
所が変更されます。また、コンテキスト ツリーにコンテキストが表示されたり、
表示されなくなったりする可能性があります。
virtual-volume コンシステンシー グループのメンバーになっている仮想ボリュームのリストを表示
します。次のコマンドを使用して変更できます。
● consistency-group add-virtual-volumes :1 個以上の仮想ボリューム
をコンシステンシー グループに追加します。
● consistency-group remove-virtual-volumes :コンシステンシー グル
ープから 1 個以上の仮想ボリュームを削除します。
詳細プロパティ
auto-resume-at-loser クラスターとそのピア クラスター間の接続が回復した際に、デタッチされているク
ラスターでコンシステンシー グループ内のボリュームに対する I/O が自動再開され
るかどうかを決定します。
● 分散ボリュームを含むマルチクラスターのコンシステンシー グループにのみ関
係します。
● set コマンドを使用して変更できます。このプロパティを true に設定する
と、ボリュームは(resume-at-loser コマンドを使用する)ユーザー介入なし
で I/O を再開できます。
● true :クラスター間リンクの復元後に、リンクの停止しているクラスター上で
I/O を自動再開します。
● false (デフォルト):クラスター間リンクの復元後に、手動で I/O を再開する
必要があります。
● このプロパティを false に設定したままにすることで、管理者はアプリケーシ
ョンを再起動する時間を得ることができます。そうでないと、ホストのキャッ
シュ内のダーティー データと、優先クラスターがアクティブに書き込みを行って
いたディスク上のイメージに整合性がなくなります。このプロパティを true
に設定することで、リンクの停止しているクラスターのアプリケーションに表示
されるデータ ビューが、突然変更されてしまう可能性があります。ほとんどの
アプリケーションでは、このデータ変更が許容されません。ホストがそうしたダ
ーティー ページのフラッシュを順番どおりに行っていない場合、データ イメージ
が破損している可能性があります。
76 コンシステンシー グループ