Administrator Guide
Table Of Contents
- Dell EMCストレージ システム metroノード アプライアンス管理者ガイド
- 目次
- はじめに
- CLIワークスペースとユーザー アカウント
- メタ ボリューム
- システム管理
- メトロ ノードにおけるシン サポート
- ストレージのプロビジョニング
- ボリュームの拡張
- データ移行
- WANネットワークの構成
- Cluster Witness
- コンシステンシー グループ
- パフォーマンスおよび監視
- アクティブ-パッシブ ストレージ アレイを使用したメトロ ノード
CAW をシステム デフォルトとして有効化/無効化
/clusters/cluster コンテキストで set コマンドを使用して、クラスター全体の CAW を有効または無効にします。
CAW をクラスター システムのデフォルトとして有効化するには、次のようにします。
VPlexcli:/clusters/cluster-1> set default-caw-template true
CAW をクラスター システムのデフォルトとして無効化するには、次のようにします。
VPlexcli:/clusters/cluster-1> set default-caw-template false
CAW の統計情報
CAW のパフォーマンス統計情報は、フロントエンド ボリューム(fe-lu)、フロントエンド ポート(fe-prt)、フロントエンド ダイ
レクター(fe-director)のターゲットに含まれています。
使用可能な統計情報の一覧については、「統計表 、p. 101」を参照してください。fe-director ターゲットの統計情報は、自動的に作
成された永久モニターの一部として収集されます。
CAW 統計情報を収集するためのモニターを作成できます。これは、特に fe-lu ターゲットに有効です(膨大な数のボリュームが含
まれている可能性があるものの、これらの統計情報は常に収集されるわけではないため)。
WriteSame(16)
WriteSame(16)SCSI コマンドは、メトロ ノードに仮想ディスクの初期化のオフロードを行うメカニズムを提供します。WriteSame
(16)は、アプリケーション クライアントが転送したデータ ブロックを、連続した論理ブロックに書き込むよう複数回サーバーに
要求します。
WriteSame(16)は、メトロ ノードに vSphere にある仮想マシンのプロビジョニングとスナップショットのオフロードをするため
に使用されます。
WriteSame(16)により、アレイはホスト サイクルを使用しなくても、コピー処理を独立して実行できます。アレイでは、コピー
機能をより効率的にスケジュール設定して実行できます。
メトロ ノードによる WriteSame(16)のサポートはデフォルトで有効になっています。
WriteSame(16)の有効化/無効化
注意: メトロ ノードで WriteSame(16)を有効化/無効化することができるのは、Dell EMC テクニカル サポート担当者のみ
です。
VMware サーバーにより、WriteSame(16)SCSI コマンドが使用できるかどうかが検出されます。
● 初回ストレージ スキャン中
● ESX ホスト上の DataMover.HardwareAcceleratedInit の値が有効になっている時(または有効になっている場合に切り替えられ
た時)
WriteSame(16)が有効になっていない場合は、仮想マシンの処理によってパフォーマンスが大幅に低下してしまう可能性があり
ます。
メトロ ノードでは、メトロ ノードに関連付けられているすべてのストレージに対し、単一のコマンドを使用して WriteSame(16)
を有効化/無効化することができます。メトロ ノードで WriteSame(16)が無効になっている場合、ホストからの照会に対するス
トレージ ボリュームの応答には、WriteSame(16)のサポート情報は含まれません。
WriteSame(16)のサポートは、次の 2 個のレベルで有効化または無効化することができます。
● ストレージ ビュー:すべての既存のストレージ ビューに対して有効または無効になります。WriteSame(16)後に作成された
ストレージ ビューは、システムのデフォルト設定を継承したストレージ ビュー レベルで有効/無効になります。Dell EMC は、
メトロ ノードのすべてのストレージ ビューで一様の WriteSame(16)設定を維持することを推奨しています。
特定のストレージ ビューに対して WriteSame(16)を無効にする必要がある場合は、既存および将来のすべてのストレージ ビ
ューに対しても無効にする必要があります。将来のストレージ ビューに新しい設定を反映させるには、システムのデフォルト
を変更します。
システム管理 23