Administrator Guide
Table Of Contents
- Dell EMCストレージ システム metroノード アプライアンス管理者ガイド
- 目次
- はじめに
- CLIワークスペースとユーザー アカウント
- メタ ボリューム
- システム管理
- メトロ ノードにおけるシン サポート
- ストレージのプロビジョニング
- ボリュームの拡張
- データ移行
- WANネットワークの構成
- Cluster Witness
- コンシステンシー グループ
- パフォーマンスおよび監視
- アクティブ-パッシブ ストレージ アレイを使用したメトロ ノード
● 1 個のクラスターにストレージを持ち、グローバルな可視性を持つボリュームのみを含むようにコンシステンシー グループを構
成する。
● 両方のクラスターで、レッグで分散されたボリュームのみを含むようにコンシステンシー グループを構成する。
コンシステンシー グループの可視性がクラスターに設定されている場合、コンシステンシー グループはクラスターの/
clusters/cluster-n/consistency-groups コンテキストの下に表示されます。
メモ: 指定したコンシステンシー グループのコンテキストは、コンシステンシー グループの可視性プロパティにそのクラスタ
ーが含まれている場合にのみ、クラスターのコンシステンシー グループの CLI コンテキストに表示されます。
通常のオペレーションでは、可視性プロパティを変更して 1 個のクラスターから両方のクラスターに拡張できます。
可視性プロパティを変更するには、 /clusters/cluster/consistency-groups/consistency-group コンテキストで set
コマンドを使用します。コンシステンシー グループの「TestCG」がクラスター 1 でのみ表示されている場合は、set コマンドを使
用して、クラスター 1 とクラスター 2 で表示されるようにします。
VPlexcli:/clusters/cluster-1/consistency-groups/TestCG> set visibility cluster-1,cluster-2
特定の可視性を持つ仮想ボリュームがコンシステンシー グループに含まれている場合(メンバー ボリュームの可視性が local で
ある場合など)、コンシステンシー グループの可視性プロパティを、メンバー仮想ボリュームの可視性プロパティと競合するよう
に変更することはできません。
たとえば、コンシステンシー グループの「TestCG」はクラスター 1 でのみ表示され、デバイスがクラスター 1 にありローカルの可
視性があるボリューム「V」が含まれています。ボリューム「V」はクラスター 2 では表示されないため、次のコマンドはどちらも
失敗します。
VPlexcli:/clusters/cluster-1/consistency-groups/TestCG> set visibility cluster-1,cluster-2
VPlexcli:/clusters/cluster-1/consistency-groups/TestCG> set visibility cluster-2
Storage-at-clusters
Storage-at-clusters では、コンシステンシー グループに関連付けられた物理ストレージが存在するクラスターをメトロ ノードに示
します。
コンシステンシー グループの storage-at-clusters プロパティは、コンシステンシー グループの visibility プロパティを
空にしていないサブセットにする必要があります。
● visibility が 1 個のクラスターに対して設定されている場合、storage-at-clusters は visibility と完全に同じにする必要
があります。
● visibility が 2 個のクラスター(1 と 2)に対して設定されている場合、storage-at-clusters は次のいずれかになります。
○ クラスター 1
○ クラスター 2
○ クラスター 1 とクラスター 2
コンシステンシー グループの storage-at-clusters プロパティで指定した各クラスターにローカル ストレージを持たないボ
リュームは、コンシステンシー グループに追加できません。
例えば、ボリュームのストレージがクラスター 1 のみにある場合、storage-at-cluster プロパティをクラスター 1 とクラスタ
ー 2 に対して設定しているコンシステンシー グループにはそのボリュームを追加できません。
コンシステンシー グループの storage-at-clusters プロパティで指定した数よりも多いクラスターにローカル ストレージを
持つボリュームは、コンシステンシー グループに追加できません。
例えば、ボリュームのストレージがクラスター 1 とクラスター 2 にある場合、storage-at-cluster プロパティをクラスター 1
対して設定しているコンシステンシー グループにそのボリュームを追加することはできません。
この storage-at-clusters プロパティがコンシステンシー グループ内に現在あるボリュームのトポロジーと競合してしまう
場合は、このプロパティを変更できません。
storage-at-clusters プロパティを変更するには、/clusters/cluster/consistency-groups/consistency-group コ
ンテキストで、set コマンドを使用します。例えば、storage-at-clusters プロパティを両方のクラスターに設定するには、
次のようにします。
VPlexcli:/clusters/cluster-1/consistency-groups/TestCG> set storage-at-clusters
cluster-1,cluster-2
メモ: コンシステンシー グループが空の場合は、storage-at-clusters プロパティを設定することをお勧めします。
68 コンシステンシー グループ