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交換した部品へのファームウェアと設定のアップデートの適用
交換した部品を設定する前に、次の条件が満たされていることを確認します。
● 再起動時のシステムインベントリ収集 オプションをクリックし、Lifecycle Controller がシステムの起動時に自動で 部品ファーム
ウェアアップデート および 部品設定アップデート を呼び出すようにします。
メモ: Collect System Inventory On Restart(再起動時のシステムインベントリ収集) が無効になっている場合、システ
ムへの電源投入後に Lifecycle Controller を手動で起動することなく新しいコンポーネントが追加されると、システムインベ
ントリ情報のキャッシュが古くなる場合があります。手動モードでは、部品交換後のシステム再起動中に <F10> を押して
ください。
● 部品ファームウェアアップデート および 部品設定アップデート の 無効 オプションがクリアされていることを確認して下さ
い。
● 以前のコンポーネントと新しいデバイスが同じ部品として識別される必要があります。
● システムの現在のアダプタが NPAR 有効で、それが新しいアダプタに交換された場合、ホストサーバへの電源投入後に <F2> を
押して System Setup(セットアップユーティリティ) > Device Settings(デバイス設定) を選択し、NPAR が有効になって
いるようにします。新しいアダプタの NPAR は、Part Replacement(部品交換) 機能を使用する前に有効化する必要がありま
す。
交換した部品に部品ファームウェアと設定を適用するには、以下の手順を行います。
1. Lifecycle Controller を起動します。詳細については、「Lifecycle Controller の起動」を参照してください。
2. 左ペインで、プラットフォーム復元 をクリックします。
3. 右ペインで、部品交換 をクリックします。
部品交換設定 ページが表示されます。
4. 部品ファームウェアアップデートのドロップダウンメニューから、次のいずれかを選択します。
● 無効 — 交換済み部品でのファームウェアのアップデートは実行されません。
● バージョンアップグレードのみ許可 — 新しい部品のファームウェアバージョンが既存の部品より古いバージョンの場合に
のみ、交換済み部品のファームウェアアップデートが行われます。
● 交換済み部品のファームウェアを一致させる - 新しい部品のファームウェアバージョンが元の部品と同じバージョンにアッ
プデートされます。
メモ: 交換済み部品のファームウェアを一致させる はデフォルト設定です。
5. 部品設定アップデートのドロップダウンメニューから、次のいずれかを選択します。
● 無効 — 機能は無効化されており、部品が交換されても現在の設定は適用されません。
● 常に適用 — 機能が有効化されており、部品が交換されると現在の設定が適用されます。
メモ: 常に適用 はデフォルト設定です。
● ファームウェアが一致する場合のみ適用 — 機能が有効になり、現在のファームウェアが交換済み部品のファームウェアに一
致する場合にのみ、現在の設定が適用されます。
対応デバイス
次のデバイスの部品ファームウェアと設定をアップデートすることができます。
● ファイバチャネルカード
● NIC
● PERC シリーズ 9 および 10
● SAS シリーズ 7 および 8
● システム基板
● 電源装置ユニット(PSU)
メモ: PSU がサポートするのはファームウェアアップデートのみであり、部品交換はサポートされていません。
システムの再利用または廃棄
システム情報は、Lifecycle Controller の[システムの再利用または廃棄]オプションを使用して消去することができます。この機能
は、サーバーを再利用または廃棄する前に、サーバーの選択されたコンポーネント上にあるサーバーおよびストレージ関連のデータを
恒久的に削除します。この後、選択されたコンポーネントはデフォルトの状態に戻ります。
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