Users Guide
omconfig preferences snmp setting=rootpwと入力すると、システムは、必須パラメータへの値の入力を求めます。
omconfig preferences snmp と入力する場合、初期コマンドラインのすべてのパラメータを提供する必要があります。 たとえば以下のようになります。
omconfig preferences snmp setting=rootpw oldpw=openmanage newpw=serveradmin confirmnewpw=serveradmin
omconfig preferences useraccess
企業の方針によっては、Server Administrator に対して一部のユーザーが持つアクセスを制限した方がいい場合があります。 omconfig preferences useraccess コマンドを使用すると、
Server Administrator にアクセスできるユーザーまたはパワーユーザーの権利を与えたり差し控えることができます。
表5-18 は、コマンドの有効なパラメータを表示しています。
表 5-18.システム管理者、パワーユーザーおよびユーザー用のユーザーアクセス有効化
omconfig system
omconfig system コマンドを使って、ログのクリア、シャットダウン方法の決定、所有コストの初期値設定および編集、ハング状態にあるオペレーティングシステムの対応方法決定などが実行でき
ます。
omconfig system alertaction
omconfig system alertaction コマンドを使って、コンポーネントに警告またはエラーイベントが発生した場合の対応方法を決定します。
警告処置の定義
警告処置とは、指定した条件が満たされた場合にシステムが実行する操作です。 警告処置は、イントルージョン、ファン、温度、電圧、電源装置、メモリ、および冗長に関し警告またはエラーイベ
ントが発生した場合、どのように対処するかを事前に決定するものです。
たとえば、ファンプローブの最小警告しきい値が 600 RPMである場合、システムのファンプローブがファン 300 RPM を読み取ると、システムはファンプローブ警告を発生します。 警告処置設定に
よって、このイベントの通知方法が決定されます。 警告またはエラー範囲内にある温度、電圧、および電流プローブ読み取り値に対して警告処置を設定することもできます。
警告処置を設定する構文
警告処置を設定するには 2 つの 「名前=値」のペア が必要になります。 最初の「名前=値」のペアはイベントタイプです。 2 番目の「名前=値」のペアはこのイベントで実行する操作です。
たとえば、次のコマンドを参照してください。
omconfig system alertaction event=powersupply broadcast=true
この場合、イベントは電源装置エラーで、操作は全ての Server Administrator ユーザーへのメッセージ送信です。
使用できる警告処置
表5-19 は、警告処置の設定が可能なコンポーネントの警告処置を表示します。
表 5-19.警告イベントとエラーイベントに設定できる警告処置
confirmnewpw=<新しいパスワード>
新しい SNMP ルートパスワードを確認します。
コマンド
結果
説明
omconfig preferences useraccess enable=user
Server Administrator アクセスをユーザー、パワーユーザーおよびシステム管理者に
与えます。
最も制限のないユーザーアクセスです。
omconfig preferences useraccess
enable=poweruser
Server Administrator アクセスをパワーユーザーとシステム管理者に与えます。
ユーザーレベルのアクセスのみを除外し
ます。
omconfig preferences useraccess enable=admin
Server Administrator アクセスをシステム管理者に のみ与えます。
最も制限的なユーザーアクセスです。
警告処置の設定
説明
alert=true | false
true: システムのコンソール警告を有効にします。 有効になると、Server Administrator を実行しているシステムに取り付けられたモニタの画面表示上に警告メ
ッセージが表示されます。