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omconfig システム回復
omconfig system recovery コマンドを使って、オペレーティングシステムがハング状態またはクラッシュした場合に実行する操作を設定します。 システムのオペレーティングシステムがハング
状態にあると判断される前に、何秒間経過する必要があるかを設定することもできます。 表5-27 は、コマンドの有効なパラメータを表示しています。
表 5-27.回復パラメータ
回復コマンド例
オペレーティングシステムのハング状態を検出してからパワーサイクルに移行させるには、次のように入力します。
omconfig system recovery action=powercycle
ハング状態が 120 秒継続してから回復操作を開始するよう設定するには、次のように入力します。
omconfig system recovery timer=120
omconfig system shutdown
omconfig system shutdown コマンドを使って、システムのシャットダウン方法を決定します。 デフォルト設定では、システムのシャットダウン時、電源をオフにする前にオペレーティングシステ
ムをシャットダウンします。 オペレーティングシステムをシャットダウンするとまず、システムの電源をオフにする前にファイルシステムを終了します。 オペレーティングシステムを最初にシャットダウン
したくない場合は、パラメータ osfirst=false を使うことができます。 表5-28 は、コマンドの有効なパラメータを表示しています。
表 5-28.シャットダウンパラメータ
シャットダウンコマンド例
シャットダウン後再起動するように設定するには、次のように入力します。
omconfig system shutdown action=reboot
システムの電源をオフにする前に、オペレーティングシステムのシャットダウンを省略するには、次のように入力します。
omconfig system shutdown action=reboot osfirst=false
omconfig system thrmshutdown
omconfig system thrmshutdown コマンドを使って、サーマルシャットダウン操作を設定します。 温度プローブが温度プローブ警告またはエラーイベントを検出する場合に、温度シャットダウ
action=stop
Web Server を停止します。
action=restart
Web Server を再起動します。
メモ: タイマーの上限と下限はシステムのモデルと構成によって異なります。
「名前=値」 のペア
説明
action=none
オペレーティングシステムがハングまたはクラッシュした場合に、何もしません。
action=reboot
オペレーティングシステムをシャットダウン後、システムを起動し、BIOS チェックを実行してオペレーティングシステムを再ロードします。
action=poweroff
システムの電源をオフにします。
action=powercycle
システムの電源をオフにしてから、一時停止し、再度電源をオンにして、システムを再起動します。 パワーサイクルはハードドライブのようなシステム部品を再初期化する
場合に役立ちます。
timer=<n>
システムでオペレーティングシステムがハングの状態にあると判断される前に経過する必要がある秒数(20 秒から 480 秒)
「名前=値」 のペア
説明
action=reboot
オペレーティングシステムをシャットダウン後、システムを起動し、BIOS チェックを実行してオペレーティングシステムを再ロードします。
action=poweroff
システムの電源をオフにします。
action=powercycle
システムの電源をオフにしてから、一時停止し、再度電源をオンにして、システムを再起動します。 パワーサイクルはハードドライブのようなシステム部品を再初期化する
場合に役立ちます。
osfirst=true | false
true: システムをシャットダウンする前にファイルシステムを終了して、オペレーティングシステムを終了します。
false: システムをシャットダウンする前に、オペレーティングシステムをシャットダウンしたりファイルシステムを閉じません。